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入り口から考えるソフトウェアテスト エンジニアのキャリア 別々のスタート地点と、それを乗り越える学びの力 2025/07/30 QAの理想を語らNight! shimashima35

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2 自己紹介 ● @shimashima35 ● リーガルテック企業でQA/SETを担当 ● 元サーバサイドJavaエンジニア(経験年数15年くら い)だったけれど最近現役復帰 ● 2019年 Selenium Conf Tokyo 実行委員 ● 「エキスパートが教えるSelenium最前線」を共著 ● JSTQB-AL TA/TM 保有 ● 2012年からJaSST Tokyo実行委員 ● (New) 2025年からテスト設計コンテスト実行委員

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発表にあたっての注意事項 ● この発表はshimashima35個人の意見です。所属する組織 団体とは関係ありません。 ● 傾向として話が中心で個別具体的にこれを違う事例はある かと思いますがご承知ください。

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自分が考える理想のキャリアパス 最初は全員ジュニアソフトウェアエンジニアとして広く浅く学ぶ。 その後に、専門性としてのテストエンジニアなどへ派生してい く。相互に行き来はある程度は可能。

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自分の周りの現実 そもそも入り口が別で、その後も基本的には交わらない。また、 キャリア初期で広く学ぶ機会がない。 デベロッパーは単体レベル以外のテストを学ぶ機会がないし、 テストエンジニアは開発スキルを学ぶ機会がない。

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● SI以外の選択肢(自社プロダクト開発企業)が増えた ○ 昔は自社プロダクト開発企業が今ほど多くなかった。ソフトウェアエ ンジニアとして就職 ≒ SIだった。 ○ SIでは比較的広く経験できる。 ● ソフトウェアエンジニアの入り口としての第三者検証企業が 増えた ○ ソフトウェア技術者の入り口の時点でテストエンジニアという選択肢 が増えた。 ○ 選択肢が増えたことは良いことだが、入り口から分断された。 なぜこうなった?

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● 大手SI、派遣プログラマ、中小SIと自社プロダクト開発ではな く受託開発中心だった。 ● SIだと要求・要件から設計・実装・テストまで原則自社で行 う。自分もそこに関わるため、一通り経験することができた。 ● ただし、特に要件やテストは専門家が不在だったため、仕事 の中で深めていくことはできなかった。 自分の場合

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SWEBOK V4をみてみる 1. Software Requirements 2. Software Architecture 3. Software Design 4. Software Construction 5. Software Testing 6. Software Engineering Operations 7. Software Maintenance 8. Software Configuration Management 9. Software Engineering Management 10. Software Engineering Process Foundation 11. Software Engineering Models and Methods 12. Software Quality 13. Software Security 14. Software Engineering Professional Practice 15. Software Engineering Economics 16. Computing Foundations 17. Mathematical Foundations 18. Engineering

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それぞれのコアスキルはこの辺り 1. Software Requirements 2. Software Architecture 3. Software Design 4. Software Construction 5. Software Testing 6. Software Engineering Operations 7. Software Maintenance 8. Software Configuration Management 9. Software Engineering Management 10. Software Engineering Process Foundation 11. Software Engineering Models and Methods 12. Software Quality 13. Software Security 14. Software Engineering Professional Practice 15. Software Engineering Economics 16. Computing Foundations 17. Mathematical Foundations 18. Engineering 赤字はデベロッパー、青字がテストエンジニアのコアスキルで全体から見ると限定的。 コアなので、これ以外を学んでいる人も居る。

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入り口が違ったらどうすればいいの? そんなこと言ったって、入り口からやり直 すことなんでできないよ!

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● 学んでこなかったことは改めて学ぶ以外に手段はないで す。 ● 昔に比べて学習資料や無料で豊富にあります。開発環境も 手に入ります。あとはやる気だけ。 解決策:勉強する

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● とはいえ最初の一歩は辛いです。 ● そこでLLM/AIに頼りましょう。環境構築やプログラムの書き 方まで色々教えてくれます。 ● プログラムならば公式サイトにチュートリアルがあるのでそ こを見ながら手を動かして、わからないことはLLM/AIに聞い てみましょう。 ● サンプル通りに書いたつもりで動かない場合も、エラー内容 をLLM/AIに投げると原因を教えてれます。 解決策:LLM/AIに頼る

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● Webアプリについてであれば、一度なんでもいいのでWebア プリを作ってみる。LLMの力を活用するのは前提。 ● その過程で、通信プロトコル、UNIX/Linux、プログラミング、 ビルドスクリプト、DBなど一通り触ることができます。深掘り したいときはLLMに相談。 ● そしてもちろんテストも!自分で作ったアプリを自分でテスト してみる。それも、UIから以外で。今までとは違ったテストが できるはずです! もうちょっと具体的に

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ソフトウェア開発のプログラミング以外のこと (要求、開発プロセス、見積もり、人)について 知りたいのであれば、「ラピッドデベロップメ ント」もお勧め。 広く網羅している上に参考文献が多いので、 原典にあたることができます。 プログラマーもぜひ! ちょっと宣伝

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● 受託開発中心の時代と比較すると、プログラマとテストエン ジニアで入り口時点で違うようになってきた。 ● お互いに入り口で学んでいない分野が多数ある。 ● 入り口に戻ることはできないので、今のキャリアのまま学ぶ 以外に方法はない。 ● 幸い情報は多数あるしLLM/AIも使えるので、以前よりつま ずくことは少なくなってきている。使えるものは使っていきま しょう。 ● まずは自分の手を動かしましょう! まとめ