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経験 や センス に頼らずに 成果を出すための チームマネジメント実践ガイド 今福 正雲(@happy_imafuku) 2024/12/05 pmconf 2024

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はじめに PM(プロダクトマネージャー)の仕事とは? 2

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はじめに PMの仕事 ● プロダクトを育てること ● チームを率いること 3 出典:及川 卓也, 曽根原 春樹, 小城 久美子 著『プロダクトマネジメントのすべて』

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はじめに PMの仕事 ● プロダクトを育てること ● チームを率いること(本セッションのテーマ) 4 出典:及川 卓也, 曽根原 春樹, 小城 久美子 著『プロダクトマネジメントのすべて』

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はじめに ● プロダクトは個人ではなくチームで創られる ● よほど成熟したチームでない限り、チームを統率してマ ネジメントする人が必要で、その役割をPMが担う 5

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はじめに ただ 「プロダクトを育てること」に比べると 「チームを率いること」に関するノウハウやコンテンツは 少ない(ように感じる) 6

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はじめに 7 ゆえに体系的な知識をインプットする機会が少なく、チーム をうまくマネジメントするには 「経験を積まないといけない、、」 「センスが必要、、」 と思いがち

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はじめに ただ、チームマネジメントにも「型」がある 8

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はじめに 「型」に沿ってやるべきことをやれば、成果は必ず出る 9

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はじめに 経験やセンスに頼らない チームマネジメント実践ガイド! 10

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Agenda 11 1. 自己紹介・プロダクト紹介 2. 当時のチーム状況 3. チームマネジメントの型・実践例 4. 成果 5. まとめ

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Agenda 12 1. 自己紹介・プロダクト紹介 2. 当時のチーム状況 3. チームマネジメントの型・実践例 4. 成果 5. まとめ

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いまふく しょううん 今福 正雲 株式会社リンケージ PM @happy_imafuku 新卒でリンケージに入社 新規事業開発を2年経験した後、PMに転向(PM歴1年半) 自己紹介 13 13

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株式会社リンケージ 人が最後まで自分らしく健康に生きられる社会を目指し、 「テクノロジーとつながりで健康意識の温度をあげる」を ミッションとする予防医療テックカンパニー 14

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株式会社リンケージ 15 喫煙・ 生活習慣病 婦人科 メンタル ヘルス等 オンライン禁煙プログラム オンライン特定保健指導プログラム(担当) オンライン糖尿病・高血圧重症化予防プログラム 法人向け女性ヘルスケアサービス 法人向け保健相談サービス 医療保険者/企業負担で、 働く人々の健康を支援する座組み 働く人々に多い疾患領域をカバー 健康保険組合や企業を顧客として、その所属者に予防医療サービ スを提供することで、健康意識が高くない層にも健康支援を実施

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担当プロダクト「オンライン特定保健指導」 健康保険組合の加入者に対して特定保健指導(生活習慣改善支援)を 完全オンラインで提供 16

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担当プロダクト「オンライン特定保健指導」 PMの役割範囲は 指導スタッフとユーザー(加入者)を遠隔で繋ぐソフトウェア (狭義の「プロダクト」)だけでなく、 ユーザーに対する健康支援やオペレーション、顧客に対する サポートも含まれる (広義の「プロダクト」) 17

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※狭義/広義の「プロダクト」の使い分け参考図 出典:及川 卓也, 曽根原 春樹, 小城 久美子 著『プロダクトマネジメントのすべて』 p.13の図をもとに筆者作成 18 事業 開発部署がつくるプロダクト ● 営業 ● PR ● カスタマーサポート ● マーケティング 広義のプロダクト 狭義のプロダクト ● ソフトウェア

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Agenda 19 1. 自己紹介・プロダクト紹介 2. 当時のチーム状況 3. チームマネジメントの型・実践例 4. 成果 5. まとめ

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当時のチーム構成 ● PM:1名(自分) ● CS:5名 ● エンジニア:4名(事業横断) 20

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当時のチーム構成 ● PM:1名(自分) ● CS:5名 ○ ユーザーへの健康支援やオペレーション、顧客対応を 担当 ○ 広義の「プロダクト」におけるコアな価値提供を担う ○ メンバーのパフォーマンスがプロダクトの品質や顧客 満足度に大きな影響を与える ● エンジニア:4名(事業横断) 21

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当時の「CS」メンバーの状態 22

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当時の「CS」メンバーの状態 ● 落ちているボールはお見合い ● 固定業務以外は指示待ち ● 閉鎖的なコミュニケーション(DM等)が横行 ● 会議は殺伐 or 発言がない ● 何をやっているかが不透明 23

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● 指導・オペレーション・顧客対応の品質が顧客に求めら れる域に達していないことによる顧客満足度の低下、収 益の減少 ● メンバーとPMとの間の情報格差が大きく、PMが状況改 善のために何をすべきか分からない その結果、起きていたこと 24

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● 指導・オペレーション・顧客対応の品質が顧客に求めら れる域に達していないことによる顧客満足度の低下、収 益の減少 ● メンバーとPMとの間の情報格差が大きく、PMが状況改 善のために何をすべきか分からない その結果、起きていたこと 25

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● 指導・オペレーション・顧客対応の品質が顧客に求めら れる域に達していないことによる顧客満足度の低下、収 益の減少 ● メンバーとPMとの間の情報格差が大きく、PMが状況改 善のために何をすべきか分からない その結果、起きていたこと 26

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27 PM(自分)が「プロダクトを育てる」ことにしか意識が向い ておらず、チームのことを後回しにしていた結果起こってし まった

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28 メンバーではなく、PMの役割を果たせてない自分の問題

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29 PMである自分がやるしかない

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30 ただ、「やるぞ」ってなってから、あることに気付く

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31 「チームマネジメントやった経験がない...!」

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32 「チームマネジメントやった経験がない...!」 「具体的に何をやればいいか分からん...!」

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33 「チームマネジメントやった経験がない...!」 「具体的に何をやればいいか分からん...!」 「そもそもここまでの状態作っててセンスないのでは...!?」

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34 →こんな状況でもなんとかしてくれる コンテンツがないか探した 「チームマネジメントやった経験がない...!」 「具体的に何をやればいいか分からん...!」 「そもそもここまでの状態作っててセンスないのでは...!?」

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35 この書籍にたどり着く 出典:長村 禎庸 著『急成長を導くマネージャーの型 ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン"なマネジメント』(https://amzn.asia/d/hMBoFuZ)

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参考書籍『急成長を導くマネージャーの型』 ● 変化の激しいベンチャー企業のマネー ジャーに求められる思考と行動のノウハ ウが詰まっている ● 型(フレームワーク)に沿って、やるべきこと を遂行することで、誰でも成果を出せる ことを謳っている 36 出典:長村 禎庸 著『急成長を導くマネージャーの型 ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン"なマネジメント』(https://amzn.asia/d/hMBoFuZ)

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Agenda 37 1. 自己紹介・プロダクト紹介 2. 当時のチーム状況 3. チームマネジメントの型・実践例 4. 成果 5. まとめ

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「マネジメントの地図」を軸にしたノウハウ 38 1. 役割 2. 基本動作 3. ピープルマネジメントの技術 4. 立ち位置と心得 現状把握 役割/目 標/意義 の再定義 方針 /KPI/重 点施策の 策定 チーム体 制構築 システム 構築 初期の成 果/モメ ンタム 個人目標 設定/評 価 結果 学習 出典:長村 禎庸 著『急成長を導くマネージャーの型 ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン"なマネジメント』p.34の図をもとに筆者作成

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「マネジメントの地図」を軸にしたノウハウ 39 1. 役割 2. 基本動作 3. ピープルマネジメントの技術 4. 立ち位置と心得 現状把握 役割/目 標/意義 の再定義 方針 /KPI/重 点施策の 策定 チーム体 制構築 システム 構築 初期の成 果/モメ ンタム 個人目標 設定/評 価 結果 学習 特に参考にした範囲 出典:長村 禎庸 著『急成長を導くマネージャーの型 ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン"なマネジメント』p.34の図をもとに筆者作成

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チームマネジメントの型 実践の流れ 1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 40

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チームマネジメントの型 実践の流れ 1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 41

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PMの役割の定義 ● PMは組織化する上で、都度の介入や監視を必要としな い、自己持続的な仕組みを作らなければならない ● 行動指針「自らを不要にせよ」 42 出典:Matt LeMay 著, 永瀬 美穂, 吉羽 龍太郎, 原田 騎郎, 高橋 一貴 翻訳『プロダクトマネージャーのしごと 第2版 ―1日目から使える実践ガイド』 1. 自身の役割を定義して理解する

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PMの役割の定義 43 →PMは自律したチームをつくる必要がある 1. 自身の役割を定義して理解する 出典:Matt LeMay 著, 永瀬 美穂, 吉羽 龍太郎, 原田 騎郎, 高橋 一貴 翻訳『プロダクトマネージャーのしごと 第2版 ―1日目から使える実践ガイド』 ● PMは組織化する上で、都度の介入や監視を必要としな い、自己持続的な仕組みを作らなければならない ● 行動指針「自らを不要にせよ」

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自律したチームの定義 そもそも自律しているチームとは? 44 1. 自身の役割を定義して理解する

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自律したチームの定義 自律したチームとは、 ● どこを目指していて ● 何を達成するために ● 何をすればいいのか をメンバー一人ひとりが分かっている状態(と考えた) 45 1. 自身の役割を定義して理解する

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どうやったら自律したチームになるのか プロダクト開発の文脈だと ● どこを目指していて → ● 何を達成するために → ● 何をすればいいのか → 46 1. 自身の役割を定義して理解する

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どうやったら自律したチームになるのか プロダクト開発の文脈だと ● どこを目指していて → プロダクトビジョン ● 何を達成するために → ● 何をすればいいのか → 47 1. 自身の役割を定義して理解する

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どうやったら自律したチームになるのか プロダクト開発の文脈だと ● どこを目指していて → プロダクトビジョン ● 何を達成するために → プロダクトロードマップ ● 何をすればいいのか → 48 1. 自身の役割を定義して理解する

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どうやったら自律したチームになるのか プロダクト開発の文脈だと ● どこを目指していて → プロダクトビジョン ● 何を達成するために → プロダクトロードマップ ● 何をすればいいのか → プロダクトバックログ 49 1. 自身の役割を定義して理解する

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どうやったら自律したチームになるのか プロダクト開発の文脈だと ● どこを目指していて → プロダクトビジョン ● 何を達成するために → プロダクトロードマップ ● 何をすればいいのか → プロダクトバックログ 50 1. 自身の役割を定義して理解する →狭義の「プロダクト」の開発に直接関わる人に限っては この基本を徹底することで自律したチームになる

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どうやったら自律したチームになるのか ● ただCSメンバーは、狭義の「プロダクト」開発に直接関 与しているわけではなく、業務内容や前提知識が異なる ● CSメンバーに適した形(=マネジメントの型)で、統率の仕組 みを構築していくことにした 51 1. 自身の役割を定義して理解する

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チームマネジメントの型 実践の流れ 1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 52

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1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 2.1. 現状把握 2.2. 役割/目標/意義の定義 2.3. 方針/KPI/アクションの策定 2.4. アクションの遂行・記録 2.5. 体制構築 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 53 基本動作の流れ 2. 基本動作を理解して実行する

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1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 2.1. 現状把握 2.2. 役割/目標/意義の定義 2.3. 方針/KPI/アクションの策定 2.4. アクションの遂行・記録 2.5. 体制構築 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 54 基本動作の流れ 2. 基本動作を理解して実行する → どこを目指していて → 何を達成するために   何をすればいいのか

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1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 2.1. 現状把握 2.2. 役割/目標/意義の定義 2.3. 方針/KPI/アクションの策定 2.4. アクションの遂行・記録 2.5. 体制構築 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 55 基本動作の流れ 2. 基本動作を理解して実行する

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2.1. 現状把握 まずは現状を把握しないことには、目指す先もやるべきこと も考えることはできない 56 2. 基本動作を理解して実行する

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2.1. 現状把握|ポイント 現状把握のポイント2つ 1. 素早く 2. 正確に 57 2. 基本動作を理解して実行する

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2.1. 現状把握|ポイント 現状把握のポイント2つ 1. 素早く → 森を見て木を見る 2. 正確に → 一次情報を押さえる 58 2. 基本動作を理解して実行する

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2.1. 現状把握|ポイント 現状把握のポイント2つ 1. 素早く → 森を見て木を見る 2. 正確に → 一次情報を押さえる 59 2. 基本動作を理解して実行する

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2.1. 現状把握|ポイント1「森を見て木を見る」 現状把握は無限に時間が溶けるため、全体感を素早く掴むこ とが重要 60 2. 基本動作を理解して実行する

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2.1. 現状把握|ポイント1「森を見て木を見る」 意識したこと2つ 1. 概要を把握してから、詳細を見に行く ○ チームの情報→メンバーの情報 という順番 2. 自分なりの仮説をもって詳細を把握しにいく ○ 闇雲にあたらない 61 2. 基本動作を理解して実行する

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2.1. 現状把握|ポイント 現状把握のポイント2つ 1. 素早く → 森を見て木を見る 2. 正確に → 一次情報を押さえる 62 2. 基本動作を理解して実行する

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2.1. 現状把握|ポイント2「一次情報を押さえる」 63 2. 基本動作を理解して実行する ● 一次情報:自身が直接体験、または調査や実験をするこ とで得られた情報 ● 二次情報:他人から聞いたり、書いたものを読んだりす ることで得られた情報 出典:coevo「一次情報や二次情報とは?それぞれの特徴について詳しく解説」( https://stockmark.co.jp/coevo/primary-source)

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2.1. 現状把握|ポイント2「一次情報を押さえる」 64 2. 基本動作を理解して実行する ● 一次情報:自身が直接体験、または調査や実験をするこ とで得られた情報 ○ メリット:信頼性や独自性の高い ○ デメリット:取得にコストがかかりやすい ● 二次情報:他人から聞いたり、書いたものを読んだりす ることで得られた情報 ○ メリット:取得にコストがかかりにくい ○ デメリット:信頼性や独自性の低い 出典:coevo「一次情報や二次情報とは?それぞれの特徴について詳しく解説」( https://stockmark.co.jp/coevo/primary-source)

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一次情報が重要な理由2つ 1. 示唆の質を高めるため ○ 一次情報に触れてない示唆は机上の空論になりがち 2. メンバーの納得度を高めるため ○ 人は一次情報に触れてない人からの指示を聞く気にな れない 2.1. 現状把握|ポイント2「一次情報を押さえる」 65 2. 基本動作を理解して実行する

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→当事者(メンバー、顧客)と対話を繰り返して解像度を高めた 一次情報が重要な理由2つ 1. 示唆の質を高めるため ○ 一次情報に触れてない示唆は机上の空論になりがち 2. メンバーの納得度を高めるため ○ 人は一次情報に触れてない人からの指示を聞く気にな れない 2.1. 現状把握|ポイント2「一次情報を押さえる」 66 2. 基本動作を理解して実行する

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一次情報を得るために意識したこと2つ 1. 当事者に対するリスペクト ○ これまで積み上げてきた苦労と功績を忘れない (批判絶対NG) 2. 思わず話したくなる愛嬌 ○ 笑顔 ○ 相手に対する興味・関心 ○ 弟子入りするくらいの姿勢 2.1. 現状把握|ポイント2「一次情報を押さえる」 67 2. 基本動作を理解して実行する

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1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 2.1. 現状把握 2.2. 役割/目標/意義の定義 2.3. 方針/KPI/アクションの策定 2.4. アクションの遂行・記録 2.5. 体制構築 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 68 基本動作の流れ 2. 基本動作を理解して実行する

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2.2. 役割/目標/意義の定義 チームは「どこを目指しているのか」を明確にするために、 ● 役割:チームがなぜ存在しているのか ● 目標:何を達成するべきなのか ● 意義:達成することにどんな意味があるのか を言語化する 69 2. 基本動作を理解して実行する

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2.2. 役割/目標/意義の定義|「役割」の定義 チームが存在しているのは「役割」があるからで、 まずは会社からチームに期待された役割を言語化する 70 2. 基本動作を理解して実行する

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2.2. 役割/目標/意義の定義|「役割」の定義 チームの役割は 会社の目標・課題 × チームの現状 で決まる 71 2. 基本動作を理解して実行する

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→  2.2. 役割/目標/意義の定義|「役割」の定義 72 2. 基本動作を理解して実行する 会社の目標・課題 × CSの現状 → 

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2.2. 役割/目標/意義の定義|「役割」の定義 73 2. 基本動作を理解して実行する 会社の目標・課題 × CSの現状 → FY20xxまでに当期純利益xx円 → プロダクトのコアな価値を提供しているが、   顧客満足度の低下、収益の減少を引き起こす

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2.2. 役割/目標/意義の定義|「役割」の定義 74 2. 基本動作を理解して実行する 会社の目標・課題 × CSの現状 = → 営業利益で会社に寄与するために顧客満足度   を向上させつつ、効率的な体制を構築する CSの役割 → FY20xxまでに当期純利益xx円 → プロダクトのコアな価値を提供しているが、   顧客満足度の低下、収益の減少を引き起こす

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2.2. 役割/目標/意義の定義|「目標」の定義 役割が決まったら、その役割に基づいて野心的な「目標」を 決める 75 2. 基本動作を理解して実行する

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2.2. 役割/目標/意義の定義|「目標」の定義 76 2. 基本動作を理解して実行する 野心的な目標とは ● 手が届くギリギリのライン ● 70%は達成方法の想像はつくが、30%は達成イメージが つかない程度 ● 達成イメージがつかない部分が創意工夫に繋がる

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2.2. 役割/目標/意義の定義|「目標」の定義 77 2. 基本動作を理解して実行する 野心的な目標とは ● 手が届くギリギリのライン ● 70%は達成方法の想像はつくが、30%は達成イメージが つかない程度 ● 達成イメージがつかない部分が創意工夫に繋がる →FY20xxまでに営業利益率をxx%にするという目標を立てた

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※目標設定の参考記事 SmartHRのCOO倉橋さんの目標設定についてのお話がとて も参考になる (先日の ALL STAR SAAS CONFERENCE 2024 では「達成可能性70%と言って いたが、1つの数値では表せず、チームによる」とおっしゃってましたが、、) 78 出典:ALL STAR SAAS BLOG『ストレッチ目標を実現する鍵は「達成可能性70%」にある』 (https://blog.allstarsaas.com/posts/smarthr-coo-70percent) 2. 基本動作を理解して実行する

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2.2. 役割/目標/意義の定義|「意義」の定義 目標が決まったら、同時に「意義」も決める 79 2. 基本動作を理解して実行する

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2.2. 役割/目標/意義の定義|「意義」の定義 意義を決める理由2つ 1. 人間は目標数値だけを追い求めて疲弊してしまうのを防 ぐため 2. その数値を達成することにどんな意味があるのかを理解 することで、目標に対する納得度が高まるため 80 2. 基本動作を理解して実行する

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2.2. 役割/目標/意義の定義|「意義」の定義 どのメンバーにも刺さるように、3つの軸で意義を決める ● 社会軸:どういう貢献をするのか ○ 例:xxな社会を実現する ● 市場軸:市場においてどのような存在になるのか ○ 例:xx市場でNo.1になる ● 自社軸:社内においてどのような存在になるのか ○ 例:xxができるようなチームになる 81 2. 基本動作を理解して実行する

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2.2. 役割/目標/意義の定義|「意義」の定義 ● 社会軸:健康的に長く働ける人を増やすことで、持続可 能な社会保障制度の実現に寄与する ● 市場軸:コラボヘルスを前提とした保健指導を実施する 上で、最も効率的に・効果的に運営する事業を提供する ● 自社軸:安定したキャッシュを生む 82 2. 基本動作を理解して実行する

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1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 2.1. 現状把握 2.2. 役割/目標/意義の定義 2.3. 方針/KPI/アクションの策定 2.4. アクションの遂行・記録 2.5. 体制構築 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 83 基本動作の流れ 2. 基本動作を理解して実行する

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2.3. 方針/KPI/アクションの策定 84 「どこを目指しているのか」が決まったら、「何を達成する ために」「何をすればいいのか」を明確にするために、 ● 方針 ● KPI ● アクション を決める 2. 基本動作を理解して実行する

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2.3. 方針/KPI/アクションの策定|「方針」の策定 目標を達成するためのアクションを考えていく上で、まずは 「方針」を決める(目安:3〜5つ) 85 2. 基本動作を理解して実行する

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2.3. 方針/KPI/アクションの策定|「方針」の策定 方針を決める理由2つ 1. リソースが限られている中で、重要なアクションに集中 して成果を出すため 2. アクションの目的を見失わないようにするため 86 2. 基本動作を理解して実行する

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2.3. 方針/KPI/アクションの策定|「方針」の策定 方針を決める際のポイント2つ 1. 「何をするか」が分かりつつ、「どうやってするか」は メンバーの試行錯誤の余地があるようにしてアイデアを 生まれやすくする ○ ✕ たくさん画像を入れたマニュアルを作成する ○ ○ 新入社員が読んで理解できるマニュアルを作成する 2. 「工数(小さい)× インパクト(大きい)」を基準に優 先順位を決める 87 2. 基本動作を理解して実行する

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方針が決まったら、その方針が実現できているのかをチェッ クするために「KPI」を設定する(目安:方針1つあたり1〜2つ) 2.3. 方針/KPI/アクションの策定|「KPI」の策定 88 2. 基本動作を理解して実行する

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方針を決める際のポイント ● 「無理やりKPIを改善しようとすると、どんなことが起き うるか」を考えながら慎重に決める ○ メンバーが数値をよく見せるために、意図しない・望 ましくないアクションを取る可能性もある ○ 例:運用インシデント数をKPIにしようとしたが、発生したインシデン トを隠す誘因になるためボツに 2.3. 方針/KPI/アクションの策定|「KPI」の策定 89 2. 基本動作を理解して実行する

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方針とKPIが決まったら、それを達成するための 「アクション」を洗い出す(目安:KPI1つあたり1〜3つ) 2.3. 方針/KPI/アクションの策定|「アクション」の策定 90 2. 基本動作を理解して実行する

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お見合いを防ぐためにアクションには必ず担当者を設定する 2.3. 方針/KPI/アクションの策定|「アクション」の策定 91 2. 基本動作を理解して実行する

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1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 2.1. 現状把握 2.2. 役割/目標/意義の定義 2.3. 方針/KPI/アクションの策定 2.4. アクションの遂行・記録 2.5. 体制構築 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 92 基本動作の流れ 2. 基本動作を理解して実行する

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2.4. アクションの遂行・記録|可視化の仕組みを作る 93 2. 基本動作を理解して実行する 3~5個 程度 1~2個 程度 1~3個 程度 毎週の進捗状況につい て担当者がコメント 必要ならmtgを実施 方針・KPI・重要アクションともに、変 えるべきだと思ったら、新しいものを追 加して、古いものは躊躇なくグレーアウ トする 出典:長村 禎庸 著『急成長を導くマネージャーの型 ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン"なマネジメント』p.112の図をもとに筆者作成

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2.4. アクションの遂行・記録|可視化の仕組みを作る 94 2. 基本動作を理解して実行する シートにまとめることのメリット2つ 1. 誰が何をやっていて、どこで詰まっているかが一目で分 かるので、打ち手が必要なところがすぐ分かる 2. チームにおいて何をすべきかを、メンバー自身で考える ことできる

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2.4. アクションの遂行・記録|可視化の仕組みを作る 95 2. 基本動作を理解して実行する スプレッドシートで管理し、アクション担当者に週次で進捗 を記録してもらった ※実際に使用している記録シート

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2.4. アクションの遂行・記録|可視化の仕組みを作る 96 2. 基本動作を理解して実行する 記録シートを管理するポイント3つ 1. 方針/KPI/アクションは、筋がよくないと感じたら、すぐ 変える 2. 変わる可能性があることをあらかじめメンバーに伝えて おき心構えをしてもらう 3. 変える際は必ず理由を伝えて納得度を高める

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● アクションの担当者を決めても、ボールが浮きがち →記録シートに「期限」の列を追加 ● 全員にヌケモレなく進捗を記録してもらうのは難しい →MTGでリマンドして、率先してPM(自分)が書く →MTGの中で書く時間を設ける →MTGで担当者にヒアリングしながらPM(自分)が書く ● 定例がある日まで困りごとを抱えてしまう  →毎朝Slackに困りごとを投稿してもらい、朝会で聞く 2.4. アクションの遂行・記録|やってみての課題 97 2. 基本動作を理解して実行する

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● アクションの担当者を決めても、ボールが浮きがち →記録シートに「期限」の列を追加 ● 全員にヌケモレなく進捗を記録してもらうのは難しい →MTGでリマンドして、率先してPM(自分)が書く →MTGの中で書く時間を設ける →MTGで担当者にヒアリングしながらPM(自分)が書く ● 定例がある日まで困りごとを抱えてしまう  →毎朝Slackに困りごとを投稿してもらい、朝会で聞く 2.4. アクションの遂行・記録|やってみての課題 98 2. 基本動作を理解して実行する

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2.4. アクションの遂行・記録|やってみての課題 99 2. 基本動作を理解して実行する ● アクションの担当者を決めても、ボールが浮きがち →記録シートに「期限」の列を追加 ● 全員にヌケモレなく進捗を記録してもらうのは難しい →MTGでリマンドして、率先してPM(自分)が書く →MTGの中で書く時間を設ける →MTGで担当者にヒアリングしながらPM(自分)が書く ● 定例がある日まで困りごとを抱えてしまう  →毎朝Slackに困りごとを投稿してもらい、朝会で聞く

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2.4. アクションの遂行・記録|やってみての課題 100 2. 基本動作を理解して実行する ● アクションの担当者を決めても、ボールが浮きがち →記録シートに「期限」の列を追加 ● 全員にヌケモレなく進捗を記録してもらうのは難しい →MTGでリマンドして、率先してPM(自分)が書く →MTGの中で書く時間を設ける →MTGで担当者にヒアリングしながらPM(自分)が書く ● 定例がある日まで困りごとを抱えてしまう  →毎朝Slackに困りごとを投稿してもらい、朝会で聞く

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1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 2.1. 現状把握 2.2. 役割/目標/意義の定義 2.3. 方針/KPI/アクションの策定 2.4. アクションの遂行・記録 2.5. 体制構築 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 101 基本動作の流れ 2. 基本動作を理解して実行する

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2.5. 体制構築 PM(自分)には人員配置について意思決定する権限がなかっ たので、統括役員に主導してもらい ● アサインの見直し ● DRI(最終意思決定者)の設置 を進めた 102 2. 基本動作を理解して実行する 統括役員(@soudai1025) DBと組織改善のエキスパート

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これまでは、メンバーの思考性やスキルに沿わないアサイン がされていた 2.5. 体制構築|アサインの見直し 103 2. 基本動作を理解して実行する

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CSの役回りを ● 変化に柔軟に対応しながら、業務を構築する役回り ● 基盤となる業務を安定的に遂行する役回り に分割して、バリューを出しやすいところにアサインしなお した 2.5. 体制構築|アサインの見直し 104 2. 基本動作を理解して実行する

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アサインしなおしたら、その役回りごとにDRI(最終意思決 定者)を決め、権限を渡す 2.5. 体制構築|DRI(最終意思決定者)を決める 105 2. 基本動作を理解して実行する

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DRIを決める理由2つ 1. 特定の人物(PMなど)がボトルネックにならないようにし て、チーム全体のスピードを高めるため 2. 現場にいる人が最も現場に詳しいため、その人に特定の 権限を与えて意思決定してもらう方が的確であるケース がほとんどのため 2.5. 体制構築|DRI(最終意思決定者)を決める 106 2. 基本動作を理解して実行する

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2.5. 体制構築|DRI(最終意思決定者)を決める 107 2. 基本動作を理解して実行する 権限委譲は不安が伴いやすいが、「意外と大丈夫」 ● 方針/KPI/アクションが決まっているので、メンバーは 「何をすべきか分からない」という状態にならずに行動 ができる ● 進捗状況がシートで可視化されているので、PMにとって も安心感がある

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チームマネジメントの型 実践の流れ 1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 108

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成果を出すためには、チーム全員で定期的に立ち止まって、 日々の業務から何を学んで、より良いやり方にしていくには どうすればいいのかを見つけていくことが重要 ふりかえり 109 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 出典:森 一樹 著『アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット』 (https://amzn.asia/d/fBdvgDw)

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ふりかえり YWT※の手法で週次でふりかえりを実施して、業務プロセス や役割分担などを改善していった(型より雰囲気を重視) ※YWT:「やったこと」「わかったこと」「次やること」をメンバーで出し合うふりかえり手法 110 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す ※実際にふりかえりで使用しているホワイトボード(Miro)

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1. 自身の役割を定義して理解する 2. 基本動作を理解して実行する 3. 実行した結果をふりかえり、改善するサイクルを回す 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む チームマネジメントの型 実践の流れ 111

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● 野心的な目標を達成するためには、 モメンタム(自分たちは成功できるという「勢い」)が欠かせない ● モメンタムを上げるには、目標に近づいているという実 感が必要 4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 成果がモメンタムを生む 112

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4. 初期の成果を出してモメンタムを生む 成果がモメンタムを生み、さらなる成果が生まれる ● 初期フェーズでは、成果の出やすい方針/KPI/アクション を優先させ、その成果を記録シートで可視化すること で、意図的にモメンタムを生んだ ● そこで生まれたモメンタムによってさらに成果が出やす くなるという好循環が生まれる 113

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Agenda 114 1. 自己紹介・プロダクト紹介 2. 当時のチーム状況 3. チームマネジメントの型・実践例 4. 成果 5. まとめ

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マネジメントの型を実践した結果 115

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● 「どこを目指していて、何を達成するために、何をすれ ばいいのか」が明確になり、適材適所な配置になったこ とで、メンバーの不安な感情が払拭され、業務に対して 前向きな気持ちで取り組むようになった ● DRIを明確にしたことで、メンバー自ら考えて行動するよ うになった ● 情報の透明性が高まったことで、課題が発見しやすくな り、すぐにチームで改善策を検討できるようになった 実践した結果|定性的な成果 116

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● 「どこを目指していて、何を達成するために、何をすれ ばいいのか」が明確になり、適材適所な配置になったこ とで、メンバーの不安な感情が払拭され、業務に対して 前向きな気持ちで取り組むようになった ● DRIを明確にしたことで、メンバー自ら考えて行動するよ うになった ● 情報の透明性が高まったことで、課題が発見しやすくな り、すぐにチームで改善策を検討できるようになった 実践した結果|定性的な成果 117

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● 「どこを目指していて、何を達成するために、何をすれ ばいいのか」が明確になり、適材適所な配置になったこ とで、メンバーの不安な感情が払拭され、業務に対して 前向きな気持ちで取り組むようになった ● DRIを明確にしたことで、メンバー自ら考えて行動するよ うになった ● 情報の透明性が高まったことで、課題が発見しやすくな り、すぐにチームで改善策を検討できるようになった 実践した結果|定性的な成果 118

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実践した結果|定性的な成果 119 ● 「どこを目指していて、何を達成するために、何をすれ ばいいのか」が明確になり、適材適所な配置になったこ とで、メンバーの不安な感情が払拭され、業務に対して 前向きな気持ちで取り組むようになった ● DRIを明確にしたことで、メンバー自ら考えて行動するよ うになった ● 情報の透明性が高まったことで、課題が発見しやすくな り、すぐにチームで改善策を検討できるようになった

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顧客満足度が向上し、オペレーションが洗練されたことで、 営業利益率が2桁%改善し、着実に目標に近づいている 実践した結果|定量的な成果 120

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Agenda 121 1. 自己紹介・プロダクト紹介 2. 当時のチーム状況 3. チームマネジメントの型・実践例 4. 成果 5. まとめ

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まとめ ● PMは自律したチームをつくることが仕事 ● 自律したチームは ○ どこを目指していて ○ 何を達成するために ○ 何をすればいいのか が明確になっている ● 「マネジメントの型」を学ぶことで、経験やセンスがな くても自律したチームをつくって、成果を出せる 122

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123 ご清聴ありがとうございました! 登壇資料は Speaker Deck で公開済みです! @happy_imafuku