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品質よもやま話 #18:ARIのDNA LOVE会スピーチ 2020年11月19日 中野康雄
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突然ですが 百獣の王こと武井壮さんの 『大人の育て方』という動画が好きで たまに見ています
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彼の人生と成功哲学を話されている 30分ほどの動画です
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ご存じの方も多いかと思いますが 彼は日の目を見るまで 長く苦労されていたみたいです
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スポーツでプロとして生きていくことの難しさ お金を稼ぐとはどういうことなのか? など色々と勉強になります
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自分の子供がいたら インドに行かせるという話が出てきます。 英語と数学、ITという武器が 手に入るというのです。
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そしてスポーツは クリケットをさせたいそうです
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その理由として クリケットのプロ選手の年棒の話になります 最高年棒 27億円(動画撮影当時) だそうです 日本のプロ野球選手の比ではないですね
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なぜか?
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それはクリケットが 世界で2番目に競技人口が多いスポーツ だからです
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インド人は12億います もっと多いかもしれません その国の国技なんですよね
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日本の10倍です 日本のプロ野球とは マーケットの規模が違うのです
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そこから その商品の価値はクオリティではなく どれだけの人を喜ばせたかどうかだ という話になります
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スポーツマン/アスリートとしての完成度と プロとしての経済的成功は 全く別物であることに気づいたそうです
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そして、そこから 人を喜ばせることができるようになりたい ということで 芸能の道を志した という話に繋がっていきます
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アスリートとしての 完成度や美学にこだわりすぎることが 経済的な成功に直結するわけではない
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残酷な現実を真正面から捉えることは キャリアの考え方として参考になると同時に 事業経営を考える意味でも 色々とヒントを教えてくれます
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最近社外の経営に近い人にARIを紹介すると 10年で400人、70億の会社になったことを 褒めてくれることが多いです
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まだ大手SIerとの協業も多いとか、 足りていないところが沢山あると 若干自虐的になっているのは自分達だけで そんな話は外部の方ほど気にしていません (どの会社も内情はみんな・・・)
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それ以上に、 なぜそんなに組織として成長できたのか? というシンプルな理由に 敬意と関心をもって質問してくれます
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社長の経営の手腕だとか 東西の営業チームの力がすごいとか 早くから採用に力をいれたからとか みんな実直な人が多いとか 色々理由はあるでしょう どれも正解だと思います
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ただある方の評価は違う視点でした それは…
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「10年前、まだ未知数だった クラウドという市場を選んだから」
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なるほどと思いました。 自分のことほど 客観的に見れないと言いますが まさにそう思いました
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キャリアが古い方はご存じだと思いますが 2010年代前半は クラウドはまだおもちゃだと思われていました
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AWSの東京リージョンの開設が2011年です。 クラウドはエンタープライズのど真ん中で使える かどうかはわからない そんな風潮でした
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また古くからいる方はご存じだと思いますが 実はARIもクラウドの仕事ばかりでは ありませんでした 創業当時はオンプレの仕事の方が 当然多かったでしょう
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でもずっと「クラウド」と言い続けてきました
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そして高林さんや井出さん、 そして今の幹部陣が仲間として加わるたびに 背伸びで言ってきたことが 少しづつ具現化出来るようになりました 時に失敗もしながら、 結果として会社は成長していきました
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これは社長の先見の明や 多くの方の努力の成果と言えるでしょう
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この「クラウド」という 看板を掲げていたおかげで 会社全体の価値は 実力以上に引き上げてもらったと 思っています
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おかげで優秀な人たちも 集まってきてくれました 初めてのお客様にも 比較的スムーズに 話を聞いてもらうことができました
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この当時の「クラウド」という価値は 一体なんだったのでしょうか?
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それは 「インパクトの大きいちょっと先の新しさ」 という価値だったと思います。
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SFDCやAWSをはじめとする クラウドベンダーの進化と普及のスピードは 多くの予想以上でした
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オンプレ技術の 熟練のエンジニアの方々と同様に、 1年生でもいいからAWSを 触れるエンジニアが欲しい というニーズが出てきました
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SEとしての地力が優秀であるということと 市場で求められること(つまり単価)は 必ずしも相関しませんでした
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クリケット選手の最高年棒の選手と 日本のプロ野球選手の間で 運動選手として完成度に それほど大きな差があったとは思えません
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技術者としての完成度と 市場価値は必ずしも比例しないのです
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事業ドメインをクラウドに選んだことだけが ARIをこのステージまで運んできてくれた というわけではないですが 1つの重要な要因であったという見方が 多くの気付きを与えてくれると思います
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「インパクトの大きいちょっと先の新しさ」 を信じることが 我々の成長の源泉であったとすれば それは今の我々に 何を示してくれるのでしょうか?
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これからARIは第二次創業期とも言える 変革を迎えようとしていると思っています
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「クラウド」という看板で培ったものを 前向きに再統合し これまでやってきた点と点をつなぎ 新たなストーリーを紡ぎなおすタイミングに きていると思っています
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クラウドはシステム開発における 「選択肢の1つ」から もはや「前提」になりました
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「クラウド」の次に我々がコミットすべき 「インパクトの大きなちょっと先の未来」とは いったい何なのでしょうか?
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ビックデータ? AI? xR? ブロックチェーン? 量子コンピューティング? それ以外? これから是非皆さんと ディスカッションをしていきたいと思います
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誤解があるといけないのですが、 技術は何でもカンでも新しければそれでよい とか 短期的に売れる技術だけやればよい とか 地道に基礎スキルを積むことが無意味 とか 今あるビジネスを捨て何かに全ハリする ということを言っているわけではありません!
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ビジネスは継続性が最も重要であり 常にゾーンディフェンスです それぞれに大事な持ち場があることは 言うまでもありません
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ただ実力を実力以上に見せてくれる レバレッジ(掛け算)の要素は 絶対に忘れてはなりません
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クラウドへの強みは もはやスポーツにおける「体幹力」と 言ってもよいでしょう
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ベースとなる体幹は引き続き鍛えつつ より可能性の広がる 新しい競技への挑戦に備えよう というのが私の提案です
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そして
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「インパクトの大きいちょっと先の新しさ」を 信じることが我々ARIのDNAであるならば 新しい技術への興味と関心は 我々の生命線であるはずです
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新しい技術を勉強すべきなのは 何も若手だけではありません むしろ我々幹部陣の方が その重要性は高いと言えるでしょう
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技術幹部陣への期待は 今の部下のメンバーの適正を踏まえ どのドメインが最も価値にレバレッジを 掛けられるのか?を考えて頂くことです
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一方で若手陣は 世間の動向をウォッチし 貪欲に自らの市場価値を高める努力を してください
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自分は今46歳ですが 50の手習いとはよく言ったものです
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実は今 2年前にとったAWSの資格が 年末で失効するため こっそり更新の勉強中です #新卒達には負けてられません
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きっかけは 資格でも、案件でも、単に面白そうでも 何でもいいと思います
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オンラインを活用して多くの人と出会い 新しいことに興味を持って頂きたい
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ネットには有益なリソースが溢れています とにかく触れて、手を動かしてみましょう
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そしてそれをアウトプットして シェアしてみましょう きっと理解が深まるはずです
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是非共に学びましょう! 顧客の問題解決と社員の幸せを創造し 社会の未来発展に貢献する方法は それしかないと信じています
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早く行きたいなら、一人で行け 遠くまでいきたいなら、みんなで行け by アフリカのことわざ
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品質よもやま話 #18:ARIのDNA LOVE会スピーチ 2020年11月19日 中野康雄 今日の感想など 遠慮なく気軽に ChatWorkもらえたら うれしいです