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1つのHOWに固執しない 場面に応じた最適な選択 とは? 土橋展之 ourly株式会社

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インターン時代からourlyに参画。 “組織改善”という、市場がまだ出来上がってい ない領域にチャレンジできるフェーズに魅力に 感じjoin。 現在はバックエンドエンジニアとして働き、 Ruby/Rails, AWSを業務中によく扱う。 #サウナ #シーシャ #サッカー観戦 #ドライブ 自己紹介 土橋展之(つちはしのぶゆき) @nobuo_tsuchi

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新しいことに挑戦し、外部にアウトプットする量 を増やすために登壇を決めました。 人生初の登壇 内容自体に新規性は少ないが、誰でも直面する可 能性のあることをお話しします。 自分と同じ轍を踏む人を減らしたいという思いで す。 自分と同じ失敗をする人を減らしたい 今日の発表の中でいいなと思ったことは、そのま まにせず自分の行動まで落とし込みましょう。 ぜひ行動まで移してほしい はじめに

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今回のしくじりポイント 1つの手段に固執し、その手段でいかにうまくやるかを考えてしまったこと 実装前に戦略と戦術の観点から最適解を考えよう

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背景 複雑な仕様 大量のデータ APIのリクエストを受け付けるたびに作成→返却 CSVファイル

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背景 初期実装が完了。 しかし大量のデータの場合、実行にかなりの時間(数十秒ほど)が かかることが確認された。 このままではユーザー体験が悪いのでパフォーマンス改善が必 須であることが実装後に判明。

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結果、何とか改善はできた N+1問題の改善やメモリ負荷の軽減などのパフォーマンスチュー ニングを行い、機能として何とかリリースできる状態にはでき ました。 しかし、もっと複雑な仕様 or もっと大量のデータの場合には限 界があるかもしれません。

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ゴール 振り返ってみて 今回の実装が本当に最適解だったのか? 非同期処理(API実行中ユーザーは他の操作が可能) バッチ処理(APIではファイル返却のみ) 差分更新(変更が入った箇所のみ更新する) 代替案 手段 “リクエスト→ファイル返却” という機能はどの手法でも実現できる

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他の場面でも同じ

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他の場面でも同じ

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Why What How Why What Strategy Tactics 手段は分解できる

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Strategy 戦略 (実現のための方向性や作戦) 非同期処理やバッチ処理 隠しルートを使いボスの背後に 回る テニスラケットを使う Tactics 戦術 (作戦実行のために必要とな る動き) APIのパフォーマンスチューニ ング ボスに正面から立ち向かう バットの振り方を練習する

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Strategy 戦略 (実現のための方向性や作戦) 非同期処理やバッチ処理 隠しルートを使いボスの背後に 回る テニスラケットを使う Tactics 戦術 (作戦実行のために必要とな る動き) APIのパフォーマンスチューニ ング ボスに正面から立ち向かう バットの振り方を練習する 適切な手段選択をすることが大事

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結論: 今回のしくじりポイント 1つの手段に固執し、その手段でいかにうまくやるかを考えてしまったこと 実装前に戦略と戦術の観点から最適解を考えよう

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まとめ 1つの手段でうまくいかない場合の選 択肢も考えるべき。 1つの手段にこだわるのは危険 手段のどのレイヤーで考えるべきかを 明確にする。 手段を考える際には “戦略”と“戦術”に分解する

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Thank Thank Thank you! you! you!