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可用性No.1へ! 「カラーミーショップ」の リ・アーキテクティング GMOペパボ株式会社 技術責任者 兼 EC事業部シニアエンジニアリングリード 高橋 健一 (@kenchan)

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今日のおはなし 「カラーミーショップ byGMOペパボ」では2020年より可用性 の向上に取り組んできました。 その結果、2022年1月から9月までの間、商品の閲覧から購入 完了までのフローにおける稼働率99.98%を達成しました。 本発表では、これを達成するために取り組んだシステムの改善 を4つ紹介します。

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アジェンダ 1. 「カラーミーショップ by GMOペパボ」について 2. ECプラットフォームにおける可用性の重要性 3. 可用性向上のために取り組んだこと4選 4. 今後の展望

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カラーミーショップについて

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サービス開始は2005年 であり今年で18年目 カラーミーショップについて 利用いただいている店舗 は約40,000店舗 全店舗の流通合計額は 年間で約2070億円 ※ 数字は2021年末時点

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アジェンダ 1. 「カラーミーショップ by GMOペパボ」について 2. ECプラットフォームの可用性の重要性 3. 可用性向上のために取り組んだこと4選 4. 今後の展望

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ECプラットフォームとしての特性 マルチテナント ユーザのビジネス基盤 👨‍💼 🧑🏼‍💼 👩‍💼 👩🏾‍💼 リソースは共有する一方で、 テナント単位で論理的に独立 している。 ユーザにとってはビジネスの 場でありミッションクリティ カルなシステムである。

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ECプラットフォームにおける障害の意味 システムの稼働率がビジネスに直結 • 1時間全停止すると約2300万の流通損失 • 年間流通2070億円 / 365日 / 24時間 ≒ 2300万💸💸💸 • システム障害は3者にとっての不利益 • 消費者は欲しいものが手に入らない • ショップオーナーは商売ができない • GMOペパボは信頼を失なう

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高い稼働率には価値がある ECビジネスを支える 技術的なチャレンジ マルチテナントアーキキテクチャでは リソースの共有と隔離の設計が肝。 全てを共有するのも、完全に隔離する のも、コストパフォーマンスが良いと は言えない。 稼働率の高さはお客様のビジネスを 支えるシステムの前提であると共に、 一般消費者・EC事業者・私達の3者 を笑顔にする武器でもある。

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稼働率を定義して改善する • 改善の一歩目は指標を決めて計測すること • 「推測するな計測せよ」 • ECサイトで重要なのは商品の購入ができること • アプリケーション、データベース、決済システムなど実は複雑 商品ページの閲覧から購入完了までが 完了できること を改善するメトリクスと決定

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アジェンダ 1. 「カラーミーショップ by GMOペパボ」について 2. ECプラットフォームの可用性の重要性 3. 可用性向上のために取り組んだこと4選 4. 今後の展望

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アジェンダ 1. データベースサーバの可用性向上 2. アプリケーションのパフォーマンス改善 3. フィーチャートグルの導入 4. 待合室によるシステムの保護 可用性向上のために取り組んだこと

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1. データベースの可用性向上 カラーミーショップの単一障害点 • カラーミーショップはDBで結合する複数のサブシステムで構成 • 2019年時点ではプライベートクラウド基盤上で運用 • 深夜にPrimary DBの障害が発生し数時間のシステムダウン

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1. データベースの可用性向上 Amazon RDSへの移行を決断 AWS Direct Connectを利用した多段レプリケーションによる移行 ※「Amazon RDS移行のための 性能検証でわかった2つのこと」より

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1. データベースの可用性向上 Amzon RDSへの移行の狙い • 高い可用性 • Multi-AZ環境ではSLA 99.95% • オペレーションの構造化が可能 • 柔軟性は減るがトラブルや障害の対応手順を一般化可能

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2. アプリケーションのパフォーマンス改善 パフォーマンス計測と改善 • 商品ページの表示から購入完了までに関わるアプリ ケーション全てにAPMを導入 • 「可用性向上プロジェクト」を立ち上げ、専任のメ ンバーでパフォーマンス改善を推進

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2. アプリケーションのパフォーマンス改善 「レガシーWebアプリケーションの性能とコードの健全性をインクリメンタルに改善する」より

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3. フィーチャートグルの導入 Testing in Productionの実践 • システムの規模が大きく複雑性が高いシステムでは、本番環境 でしか起こらない問題が発生する • データ量の違い • サービス間の連携 • ハードウェア、ネットワークの違い • 本番環境において、ユーザに影響を出さずにテストすることで 安全にリリースする

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3. フィーチャートグルの導入 「切り取り方を工夫してアプリケーションを漸進的に改善する」より

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4. 待合室によるシステムの保護 システムの限界を超えるアクセスの発生 • 限定・予告販売等でのアクセスの急増 • 自動購入BOTによる大量のアクセス • 時期などをプラットフォーム側がコントロールするのが困難 • スケールアウトが間に合わない場合が多い 対応が困難な場合が多い

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4. 待合室によるシステムの保護 https://ten-snapon.com/archives/2701 https://shop-pro.jp/news/release-waiting-room/ システムを守りつつ機会損失を減らす

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まとめ 私たちが可用性向上のために取り組んできたこと 1. Amazon RDS移行によるデータベースサーバの可用性向上 2. アプリケーションのパフォーマンス改善 3. フィーチャートグルによる安全なリリースフローの確立 4. 突発的なアクセス急増からシステムを守るWaiting Roomの導入

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アジェンダ 1. 「カラーミーショップbyGMOペパボ」について 2. ECプラットフォームの可用性の重要性 3. 可用性向上のために取り組んだこと4選 4. 今後の展望

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今後の展望 SREのプラクティスを取り入れた開発 • エラーバジェットの運用 • 高い可用性を確保したまま、魅力的な機能の開発・技術的な チャレンジを行う より柔軟にリソースを管理できるアーキテクチャへ • Shopsetアーキテクチャの本番投入

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今日のおはなし 「カラーミーショップ byGMOペパボ」では2020年より可用性 の向上に取り組んできました。 その結果、2022年1月から9月までの間、商品の閲覧から購入 完了までのフローにおける稼働率99.98%を達成しました。 本発表では、これを達成するために取り組んだシステムの改善 を4つ紹介しました。

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