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株式会社デイトナ・インターナショナル ECサイトのサーバ監視: コード化の取り組みとメリット DX本部 システムソリューション部 WEB APPLICATION Sec ⾦⼦ 誉万 AWS 秋の Observability 祭り

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⾃⼰紹介 Page:2 • ⾦⼦ 誉万(Takakazu Kaneko) • 株式会社デイトナ・インターナショナル(2022年4⽉〜) • インフラ担当(主にAWS環境の管理・構築) • 過去の仕事(インフラ⾯) • VagrantとDockerを⽤いた開発環境構築 • ECサイトのデータセンター移転 • ECサイトのGCPへサーバ移管(Terraformを⽤いたインフラ構築)

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会社紹介 Page:3 会社名 株式会社デイトナ・インターナ ショナル 設⽴ 1990年4⽉(創業1986年10⽉) 事業内容 ⾐・⾷・住におけるライフスタイ ル事業全般 ファッション・⼩物雑貨・家具の 企画・製造・販売、海外ブランド の企画・仕⼊・卸 弊社ECサイト https://www.daytona-park.com/

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今⽇の話の流れ Page:4 1.現状の監視運⽤について 2.現状の監視運⽤の問題点 3.コード化による改善 4.コード化構成 5.デモンストレーション 6.まとめ(Observability Codeをやってみて)

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現状の監視運⽤について Page:5 1.cdk deployでAWSにリ ソースをデプロイ 2.AWSのコンソール画⾯に アクセスし、デプロイし たリソース情報を調べる 3.調べたリソース情報を元 に、リソース毎にZabbix 設定画⾯で監視設定 1.cdk deploy 3.⼿動設定 2.コンソール 画⾯アクセス

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現状の監視運⽤の問題点 • リソース再作成時にZabbixの設定を都度実施する必要がある • リソースの数だけ繰り返しZabbixで登録作業を実施する必要があり、 ⾮常に⼿間がかかる • ⼿作業による監視設定であるため、設定ミス・設定漏れが発⽣しや すい Page:6

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コード化による改善 Observability Codeの推進によって以下のように改善できた。 • リソース再作成時にZabbixの設定を都度実施する必要がある ⇨リソースが変わってもZabbixの設定を⾃動的に再適⽤することが可能になる ⇨再設定のようなことを⾏う必要がなくなる • リソースの数だけ繰り返しZabbixで登録作業を実施する必要があり、 ⾮常に⼿間がかかる ⇨ 監視をコードで管理することにより、⼀度設定すれば類似設定を追加する場合はコピー& ペーストで設定が書けてしまう • ⼿作業による監視設定であるため、設定ミス・設定漏れが発⽣しや すい ⇨監視設定をコードで管理することで、環境間での設定の⼀貫性や、再利⽤性が向上する ⇨これにより、設定漏れや設定ミスのリスクが⼤幅に低減することができる ⇨さらに、コードのレビュープロセスを通じて、設定の品質を確保することができる Page:7

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コード化構成 Page:8 1.cdk deploy 2.cdktf deploy 1.cdk deployでAWSにリ ソースをデプロイ 2.cdktf deployでDatadog に監視設定をデプロイ ※cdk deploy 及び cdktf deploy をCI/CDで実現することでデプ ロイを完全⾃動化することも可 能 ZabbixからDatadogへの移⾏を考えているため、ここではDatadogを⽤いた構成を記す (Zabbixでも同様の構成で実現可能) Terraform

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CDK for TerraformでのAWS CDKリソース読み込み Page:9 new CfnOutput(this, "ec2-output", { exportName: "ec2", value: instances.join(', ') }) JSON 出 ⼒ 読込 const configData = this.readJsonFile('../aws/output.jsonʼ); q: `avg:aws.ec2.cpuutilization{host:${configData.Ec2CdkStac k.ec2output}} by {instance_id}`, Terraform

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デモンストレーション(EC2デプロイ) Page:10 cdk deployコマンド実⾏ 作成されたEC2インスタンス

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デモンストレーション(Datadogデプロイ) Page:11 cdktf deployコマンド実⾏ 作成されたダッシュボード

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まとめ(Observability Codeをやってみて) メリットに感じること • コピー&ペーストを活⽤した設定の記述ができるため、設定する⼯ 数を⼤幅に削減することができる • 設定をTypeScriptで表現することでバージョン管理ができるため、 設定内容のレビューもできるようになった • 再利⽤性が⾼いため、他システムで導⼊する際も容易に使いまわし ができ、監視ルールの統制も取りやすい印象 デメリットに感じること • Terraform for CDKの学習コストがやや⾼いと感じた • コードを書く際に、Terraformのドキュメントを参照する必要があり、 Terraformの知識が必要 Page:12

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まとめ(Observability Codeをやってみて) 将来の展望 • 標準化 • 複数のサービスやアプリケーションに対して共通の監視・モニタリングポリ シーを適⽤することで、統⼀感のあるオブザーバビリティを提供 • フルオートメーション • 監視やモニタリングの設定を⾃動化し、新しいサービスやインフラの変更に 迅速に対応できるようにする。 Page:13

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積極採⽤中 です! • サーバーサイドエンジニア • フロントエンドエンジニア • SRE • UXデザイナー • テックリード Page:14

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Page:15 ご静聴いただきありがとうございました