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1 OSSのメンテナーになってみた ~Maintainer Month 2023に寄せて~ おおいし (bicstone) © 2023 Oishi Takanori

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2 自己紹介 おおいし (bicstone) • Webエンジニア (フロントエンドメイン) • 認定スクラムマスター (CSM®) • 情報処理安全確保支援士 前世では機械設計をしていました Certified ScrumMaster® is a certification mark of Scrum Alliance, Inc. Any unauthorized use is strictly prohibited.

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3 ゴール OSSのメンテナーを通じた学習を理解する 最強の学習「OSS開発」においてメンテナー になったことによる効果をご紹介します Twemoji by © 2020 Twitter, Inc and other contributors is licensed under CC-BY 4.0

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4 OSS開発の携わり方 • メンテナー プロジェクトのマネジメントをする人 • コミッター リポジトリへのプッシュ権限がある人 • コントリビューター プロジェクトに貢献するすべての人 参考: オープンソースにコントリビュートする方法 | Open Source Guides https://opensource.guide/ja/how-to-contribute/ OSSの携わり方として代表的な役割は主に3つあります。そのうち、メンテナーという役割についてご紹介します。

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5 私がメンテナーをしているプロジェクトは4つあります。1つ目はNulabさんのBacklogとGitHubを連携するGitHub Actionsであるbacklog- notify。2つ目はReact adminを日本語化するライブラリであるra-language-japanese。3つ目はGatsbyのプラグインであるgatsby- plugin-fix-fouc。4つ目は個人ブログを兼ねたポートフォリオサイトであるportfolioです。 私がメンテナーをしているプロジェクト 引用元: https://github.com/bicstone

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6 OSSのメンテナーになるメリット 学習の効果がアウトプットになる好循環 • アウトプットを使ってもらえる • ポートフォリオとして活用できる • 名前を認知してくださることがある → 学習の効果がそのまま実績になる

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7 OSSのメンテナーになるメリット 業務ではできない自由がある • 管理者として好きなだけ設定を変更可能 • 気になっていた新しいツールを導入可能 • プロジェクト構築や省力化の知見が増える → さらなる学習に繋がる

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8 OSSのメンテナーになるデメリット 基本的には無報酬での活動になる →モチベを維持する工夫が必要 • 業務で使うツールをOSSにして開発する • HacktoberfestなどOSSイベントに参加する → Tシャツなどのノベルティがもらえる

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9 OSSのメンテナーになるデメリット メンテナーとしての責任がのしかかる • サプライチェーン攻撃の踏み台になるかも… → セキュリティ学習のきっかけに繋げる • Issueが増えていく → タスクの分解を行い毎週少しずつ着手 公開しているnpmライブラリは2ライブラリ合計でのべ月間9800回ダウンロードされています。

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10 さいごに メンテナーを通じた学習方法 • スキルを活用したい時、メンテナーはおすすめ • 広い視野が必要なので、さらなる学習に繋がる • 業務改善のOSS化から始めるのがオススメ