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クラウドネイティブ時代を乗り越えるための オブザーバビリティことはじめ 2025年1月30日18:00~19:00 オンライン開催 Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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写真撮影 動画撮影 資料公開 SNS拡散 ◯ ◯ ◯ ◯ #IBMDojo セッション受講における注意事項 セッション中に迷惑行為が発覚した場合は、強制退出、セッション中止などの措置を講じます Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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• オープニング(5分) 18:00-18:05 • オブザーバビリティとは(10分) 18:05-18:15 • クラウドネイティブとオブザーバビリティ(5分) 18:15-18:20 • オブザーバビリティツールの活用(5分) 18:20-18:25 • オブザーバビリティ実践デモ(25分) 18:25-18:50 • オブザーバビリティ実践のためのネクストアクション(5分) 18:50-18:55 • クロージング(5分) 18:55-19:00 アジェンダ Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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アンケート https://app.sli.do/event/gaxbxqSs85qkc7HHcxMPWK QRコードを読み取るか、 チャットのリンクからアクセスいただいて記入をお願いします Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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オープニング Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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当イベントは日本IBMおよび日鉄ソリューションズの有志エンジニアによって企画された勉強会です。 クラウドネイティブやマイクロサービスなどのテーマを中心に、今後も色々な勉強会・イベントを開催する予定です。 本勉強会の内容は、エンジニア個人の見解であり、所属する企業の公式見解ではありません。 セッション中はマイクミュートでの参加にご協力お願いします。 本イベントは録画してアーカイブ公開する予定ですので、その点ご了承ください。 本発表で利用している製品の名称およびロゴは下記の個人、組織または企業の商標となります。 • IBM、IBM Instana®は、 世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品 名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、 www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。 • NS(ロゴ)、NSSOL、NS Solutions、CloudHarbor、absonne、absonne(ロゴ)は、日鉄ソリューションズ株式会社の商 標または登録商標です。 • CNCF、Kubernetes は The Linux Foundationの登録商標です。 • Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録 商標です。 • NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。 • その他本⽂記載の会社名及び製品名は、それぞれ各社の商標⼜は登録商標です。 はじめに Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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目的 • オブザーバビリティの世界観を理解する。 • クラウドネイティブとの連関について明確になる。 • オブザーバビリティに踏み込むためのネクストアクションを理解する。 対象者 • オブザーバビリティの基本的な概念を理解したい方。 • クラウドネイティブ時代における、オブザーバビリティの重要性を理解し たい方。 このセッションについて Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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井平 竣也(いひら しゅんや) [email protected] <所属> 日鉄ソリューションズ株式会社 ITサービス&エンジニアリング事業本部 <経歴> 2019年 日鉄ソリューションズ株式会社に入社。 自社プライベートクラウドサービスの運用、社内開発向けCaaS基盤の設計構築、 AWSのクラウドネイティブ案件等を経験し、 現在はクラウドネイティブ領域の自社新規サービスの企画推進に従事。 <趣味> 謎解き・リアル脱出ゲーム(たまに作る方もやります) 自己紹介 Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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オブザーバビリティとは Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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オブザーバビリティとは、システムを構成するあらゆるデータを収集し、 データを関連付けて可視化することで、システム内部での挙動を推察可能 とする性質のこと。 オブザーバビリティの概要 Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. システム内で起きる通信の例 どの通信に問題があるか推察しにくい オブザーバビリティの可視化の一例 データを関連付けて処理のタイムラインを表示 :アプリケーション :通信経路

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テレメトリーとは、収集するデータ形式の種類のこと。 テレメトリーの種類は、トレース、メトリック、ログが挙げられる。 オブザーバビリティにおける主要なデータ: テレメトリー データに関連性/コンテキストを持たせ、「どこで」「何が」起きているかだけでなく、 「なぜ」不具合が発生したかを理解できる。 Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. 出典: tag-observability/whitepaper.md at main · cncf/tag-observability

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クラウドネイティブとオブザーバビリティ Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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クラウドネイティブとは、「動的なクラウド環境上で、アジリティと信頼性を両立し、 スケーラブルなアプリケーションを構築・実行することを目的とした方法論・考え方」のこと。 クラウドネイティブの概念 ■CNCF(Cloud Native Computing Foundation)の定義 クラウドネイティブは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドなどの近代的でダイナミッ クな環境において、スケーラブルなアプリケーションを構築および実行するための能力を組織にもたらします。 このアプローチの代表例に、コンテナ、サービスメッシュ、マイクロサービス、イミュータブルインフラストラクチャ、 宣言型APIがあります。 これらの手法により、回復性、管理力、可観測性のある疎結合システムが実現します。 これらを堅牢な自動化と組み合わせることで、エンジニアはインパクトのある変更を最小限の労力で頻繁 かつ予測どおりに行うことができます。 Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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クラウドネイティブなシステムは、構成要素が多く、変化が当たり前であり、 推進が進むほどより複雑化し、信頼性を維持するのが難しくなる。 クラウドネイティブなシステムの課題 システムの構成要素が 多く複雑 動的で常に変化していく Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. VM API GW OS Docker・Kubernetes MQ OS MW AP OS SM 分散した業務AP 水平分散 レイヤ 増加 ServiceMesh Sidecar クラウドネイティブシステム OS MW AP OS SM OS MW AP OS SM

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前頁のような特徴を持つクラウドネイティブなシステムは、 従来から続けてきた「監視」だけでは管理・運用しきれなくなってくる。 なぜオブザーバビリティが重要になるのか 監視 オブザーバビリティ あらかじめ見るものを決め、それに合わせてデータを 収集するため、個々のデータは独立 全てのデータを収集し、データの関連付けと可視化を 自動でおこないシステムの全容を把握できる Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. オブザーバビリティは、クラウドネイティブなシステムの全容を正確に把握して、 信頼性を維持するために重要となる。

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オブザーバビリティツールの活用 Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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テレメトリーの収集・分析・可視化を行う。 システムの全容を把握するためには、ツールの活用が不可欠。 オブザーバビリティツールとは 収集 分析 可視化 Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. 出典: tag-observability/whitepaper.md at main · cncf/tag-observability

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オブザーバビリティ実践デモ Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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デモ環境 Play With Instana: https://www.instana.com/getting-started-with-apm/ メールアドレスの登録だけで利用できます。 実際のInstana環境と同じUIですが、設定の変更ができないなど、一部制約があります。 デモ内容 クラウドネイティブなシステムの課題をどう解消するか体験する。 オブザーバビリティ実践デモ Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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オブザーバビリティ実践のための ネクストアクション Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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オブザーバビリティ実現のために実施すべき全体像 監視を実装 • 解析に必要な情報を含めたログを実装する • HTTPヘッダにタグ情報を埋め込み伝搬させることで処理を追い やすくする • アプリケーション固有のメトリクスを取得するコードを実装する • サービスごとにヘルスチェックAPIを実装する ツールを活用 • 分散トレーシングを自動取得可能なツールを選択する • DevOps共通の監視プラットフォームを利用する • 高時間分解能、ストリーミング処理が備わっている • システム変更・作業イベントを合わせて取得する • データ収集は完全に自動化にする プロセスを策定 • ソフトウェアに精通し自動化ツールを実装できる • コンピュータサイエンスの素養を持っており定量的な情報から 判断する • パフォーマンス分析ツールに精通している • サービスレベル目標(SLO)を設定する • 俯瞰性が高く分析動線をガイド可能なダッシュボードを作成する • ゴールデンシグナルに基づいたアラートと初動アクションの提示 • デバッグツールの利用できるコンテナイメージを提供する • 問題対応時の履歴を記録する(ポストモーテム) 人(SRE)が実行 推奨プラクティスの例 業務 IT Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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ツールの選定だけでなく、エンジニアリングの要素も重要。 オブザーバビリティ設計の流れ Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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『CloudHarbor』は、クラウドネイティブ化で必要となるあらゆる支援を包括的に提供するサービスです。 オブザーバビリティツールを備えたプラットフォームの提供のみならず、 それを最大限に活用するための専門的なコンサルティングサービスもご提供しています。 【包括的クラウドネイティブ化支援サービス】CloudHarborのご紹介 クラウドネイティブプラットフォーム クラウドネイティブ統合運用 クラウドネイティブ ガイドライン作成 コンサルティング 伴走型要員支援 ・ 開発ガイドライン ・ 活用ガイドライン ・ 運用ガイドライン ・ 活用戦略アセスメント ・ モダナイ戦略アセスメント ・ 組織&プロセス変革 ・ CNCoE運営支援 オプションメニュー 標準メニュー Microsoft Azure 教育・育成 ・ クラウド入門 ・ クラウド応用 ・ クラウドネイティブ ・ DX・業務効率化 ※記載コンポーネントは構成の一例となります クラウドリソース クラウドネイティブ ・ リポジトリ ・ ビルド ・ デプロイ ・ 解析 ・ 自動構築 CI/CD基盤 クラウドネイティブ開発基盤 ・ オーケストレーション ・ コンテナレジストリ ・ コンテナセキュリティ コンテナ稼働基盤 クラウドネイティブ開発基盤 ・ 各種カタログ, 技術資料 ・ ゴールデンテンプレート 開発者ポータル クラウドネイティブ開発 ・ オブザーバビリティ ・ インシデント管理 ・ ITSM ・ コミュニケーション 統合運用基盤 Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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クロージング Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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・オブザーバビリティとは システムを構成するあらゆるコンポーネントの稼働データを収集し、 データを関連付けて可視化し、システム内部での挙動を推察可能とする性質。 ・オブザーバビリティの重要性 オブザーバビリティは、クラウドネイティブなシステムにおいて、 信頼性を維持し、向上させるために不可欠。 ・オブザーバビリティの実現 ツールの選定だけでなく、エンジニアリングの要素も重要。 まとめ Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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アンケート https://app.sli.do/event/gaxbxqSs85qkc7HHcxMPWK QRコードを読み取るか、 チャットのリンクからアクセスいただいて記入をお願いします Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.

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本セミナー開催にあたり、ご協力いただいた 日本IBMおよび日鉄ソリューションズ関係者の皆様に感謝申し上げます。 謝辞 Copyright ©2025 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.