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便利な活用方法 よく見かけるパターンと 技術サポートで

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今回の話で お伝えしたいこと 技術サポートでよく見かける使い方 実際の事例を見ながらエンジニア目線と経営者目線で解説。 うまく活用している会社の共通点 活用している会社の取組内容を個人的見解を交えてご紹介。 事前準備・ざっくりシナリオ作成はメリットあり 初心者でも事前準備や分かる範囲でのシナリオ作成が可能。 なるべく負担が少ない方法を実践しながらご提案。

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目 次 1. 技術サポートとは 2. 技術サポートでよく見かけるパターン 3. 技術サポートを便利に活用するには 4. 実践:事前準備~シナリオの起動と終了 5. まとめ

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1.技術サポートとは

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前回お伝えしたこと 身に付けるためには「行動し続ける」必要がある 自走 を阻む5つ の 壁 知 識 の 壁 行 動 の 壁 気 づ き の 壁 技 術 の 壁 習 慣 の 壁 知 ら な い 知 る や っ て み る わ か る で き る し て い る 自信 行動 経験 自信 をつける「型」

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自分のレベルに合った 軽めのトレーニング 自信 行動 経験 レベル感 に気付く レベルを 調整する 客観的に内省して行動を起こす……のは意外と難しい 継続が難しい 時は 技術サポート を使うのもアリ!

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1.技術サポートとは テクニカルなサポート WinActorの操作やライブラリの使い方などを説明 伴走してくれるサポート 作りたいシナリオについて一緒に考えて作っていき 分からない部分についてはすぐに解説

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1.技術サポートとは メリット ⚫ シナリオ作成で分からない部分がすぐ解消できる ⚫ 最短ルートでシナリオ作成が可能 ⚫ 利用者のペースに合わせて技術者がすぐに解説 デメリット ⚫ 費用がかかる ⚫ 必ず時間内に完成するとは限らない ⚫ 技術者に頼りがちになると自力で作る力が育たない 利点・欠点のバランスを考えて活用いただくことをおすすめいたします!

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2.技術サポートでよく見かけるパターン

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2.技術サポートでよく見かけるパターン ① 研修からかなり日が経ってから復習なしで利用 ② 自動化したい作業は見つけたが説明の準備をしていない ③ 自動化したい業務内容が他の部署とかぶっている ④ つい技術者に頼ってしまい自分で考える機会を失いがち ⑤ 他の部署に気を使って技術サポートの利用を控える 具体的な事例を紹介!

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2.技術サポートでよく見かけるパターン ① 研修からかなり日が経ってから復習なしで利用 3か月前ぐらいに研修は受けたんですけどね。 使い方を忘れちゃったんで教えてもらいながら 自動化したいシナリオを今日中に作りたいです。 そうなると、WinActorの使い方とシナリオ作成の 説明の時間をバランスよく使ってお伝えしないと。 理解度によっては今日中に作り切るのは厳しいかも しれないな……作業前にいろいろ確認しておこう。

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2.技術サポートでよく見かけるパターン ② 自動化したい作業は見つけたが説明の準備をしていない 自動化したい作業は見つけたんです。 でもその作業に関する引き継ぎ書とか作ってなくて。 相談しながら業務整理とシナリオ作成したいです。 …この作業の意味?言われたことをやっているだけ なのでよく分かっていません。 シナリオを作る前に業務の整理をしておかないと、 WinActorのシナリオが複雑化しがちなんだよな。 あとで保守管理する後任のことを考えると ここで時間を使ってでも整理しておかないと。

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2.技術サポートでよく見かけるパターン 在庫管理システムにログインしてデータ入力をする 部分を自動化したいんですけど、うまくいかなくて。 作り方を教えていただけますか? そういえばこの間、同じようなシナリオを別の部署 の方が作っていたなぁ……。 RPA担当の方がサポート内容を切り分けて 社内の人に聞くかサービスを利用するかを 判断してくれると無駄がないかもしれないなぁ。 ③ 自動化したい業務内容が他の部署とかぶっている

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2.技術サポートでよく見かけるパターン ④ つい技術者に頼ってしまい自分で考える機会を失いがち シナリオの作り方が全然分からなくて~。 作りたいシナリオはポイントごとにお伝えするので 作ってもらっていいですか? あ、作っているところを見て勉強するので大丈夫! ……技術サポートとは? 見て学ぶのもアリだけど、サービスの意味が……。 出来ることならば、ご自分で考えて手を動かして 頂かないと、身に付かないと思うけどなぁ。

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2.技術サポートでよく見かけるパターン 結局、時間が余ってしまいましたね。 今は繁忙期でみんな使わないみたいですし。 利用に時間も限られているので他部署との兼ね合い も考えながら使ったりしてたからかな? そうですよねぇ……。 ある程度の管理は必要ですが、利用に制限があると 皆さん遠慮しがちになりますよねぇ。 シナリオ作成も、想定より早く完成したり説明に 時間がかかったり……進捗が読めないんですよ。 ⑤ 他の部署に気を使って技術サポートの利用を控える RPA担当

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3.技術サポートでよく見かけるパターン ① 研修からかなり日が経ってから復習なしで利用 ツール操作を思い出すところから開始となり利用時間が削られる ② 自動化したい作業は見つけたが説明の準備をしていない ヒアリングから開始となり要件定義に時間が削られる 口頭説明のみだと聞いている側はイメージがつかないことが多い 作業への共通認識が少ない状態での説明は認識の齟齬が起こりやすい ③ 自動化したい業務内容が他の部署とかぶっている 同じ内容を何度も説明するのでサービスが有効活用できない ④ つい技術者に頼ってしまい自分で考える機会を失いがち 自分の手を動かさないと記憶に残りづらい 完成したシナリオの処理内容を忘れてしまう 修正時にどの部分を改修すればいいか見当がつかない ⑤ 他の部署に気を使って技術サポートの利用を控える 遠慮し合っているうちに技術サポートの期限切れが発生してしまう場合がある できることならば…… みんなで上手に活用して スキルアップしてほしい!

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3.技術サポートを便利に活用するには

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3.技術サポートを便利に活用するには ① 研修からかなり日が経ってから復習なしで利用 ツール操作を思い出すところから開始となり利用時間が削られる ② 自動化したい作業は見つけたが説明の準備をしていない ヒアリングから開始となり要件定義に時間が削られる 口頭説明のみだと聞いている側はイメージがつかないことが多い 作業への共通認識が少ない状態での説明は認識の齟齬が起こりやすい ③ 自動化したい業務内容が他の部署とかぶっている 同じ内容を何度も説明するのでサービスが有効活用できない ④ つい技術者に頼ってしまい自分で考える機会を失いがち 自分の手を動かさないと記憶に残りづらい 完成したシナリオの処理内容を忘れてしまう 修正時にどの部分を改修すればいいか見当がつかない ⑤ 他の部署に気を使って技術サポートの利用を控える 遠慮し合っているうちに技術サポートの期限切れが発生してしまう場合がある 課題(赤字部分)に対して 自分たちで出来るところは 自己解決できるようになる とさらに良いよね!

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3.技術サポートを便利に活用するには RPA活用に成功している会社は どう乗り越えているか? 自己学習と 練習用の環境が 整えてあり 行動できる状態 RPA担当者が 最低限のルール を設定しており 管理している 社内事例紹介 社内勉強会 技術サポートで きっかけ作り 1 2 3

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3.技術サポートを便利に活用するには 行動を促す環境 最低限の管理 きっかけ作り • 利用端末の増設 • フローティングライセンスの活用 • 基本操作研修の実施 • eラーニングの購入 • 書籍の購入 • シナリオ作成動画の視聴 • RPA社内ポータルサイトの利用 • 最低限のRPA運用ルール • 技術サポートの利用管理 • 作成シナリオの管理 • RPA社内ポータルサイトの管理 • RPAイベントの周知 • 技術ナレッジの整備 • 人財育成のための目標設定 • 社内事例紹介の開催(年1回) • 社内勉強会の開催(定期開催) • 技術サポートの活用 • シナリオ作成相談窓口 • シナリオ作成のための時間確保 • もくもく会 • ハッカソン 土台を作った上で技術サポートを活用すると乗り越えやすい 具体的にはどんな取り組みをしている?

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3.技術サポートを便利に活用するには ① 研修からかなり日が経ってから復習なしで利用 ツール操作を思い出すところから開始となり利用時間が削られる ② 自動化したい作業は見つけたが説明の準備をしていない ヒアリングから開始となり要件定義に時間が削られる 口頭説明のみだと聞いている側はイメージがつかないことが多い 作業への共通認識が少ない状態での説明は認識の齟齬が起こりやすい ③ 自動化したい業務内容が他の部署とかぶっている 同じ内容を何度も説明するのでサービスが有効活用できない ④ つい技術者に頼ってしまい自分で考える機会を失いがち 自分の手を動かさないと記憶に残りづらい 完成したシナリオの処理内容を忘れてしまう 修正時にどの部分を改修すればいいか見当がつかない ⑤ 他の部署に気を使って技術サポートの利用を控える 遠慮し合っているうちに技術サポートの期限切れが発生してしまう場合がある 時間に制約がある作業は 事前準備を行っておく 可能ならRPA担当を決めて 最低限の管理を実施する ・WinActorの基本操作の復習 ・自動化したい作業の動画を撮影 ・できるところまでシナリオを作る ・シナリオの引継資料の作成 ・利用内容の重複・優先順位の管理 ・サービスの利用期限の管理 ・シナリオの引継資料の管理 自分の手で作成することで 脳に少しずつ負荷をかけて 知識と記憶の定着を促す

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4.実践:事前準備~シナリオの起動と終了

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4.実践:事前準備~シナリオの起動と終了 時間に制約がある作業は 事前準備を行っておく 可能ならRPA担当を決めて 最低限の管理を実施する ・WinActorの基本操作の復習 ・自動化したい作業の動画を撮影 ・できるところまでシナリオを作る ・シナリオの引継資料の作成 ・利用内容の重複・優先順位の管理 ・サービスの利用期限の管理 ・シナリオの引継資料の管理 自分の手で作成することで 脳に少しずつ負荷をかけて 知識と記憶の定着を促す ◆ WinActorの基本操作の復習 • 研修の資料などを見返して練習 • WinActorシナリオ作成動画 v7 で真似してみる • 人が作ったシナリオを写経する • 書籍やeラーニングやマニュアルにて復習する ◆ 自動化したい作業の動画を撮影 • Snipping Tool の画面録画機能 • Zoom の録画機能 • PowerPoint の録画機能 • Xbox Game Bar の録画機能 この部分を実践的に考えてみる

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4.実践:事前準備~シナリオの起動と終了 ◆ できるところまでシナリオを作る ◆ シナリオの引継資料の作成 ノード[グループ]に処理内容を記載する ドキュメント生成機能を利用する

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4.実践:事前準備~シナリオの起動と終了 Excel操作 ブラウザ操作 アプリ操作 起 動 終 了 シナリオの主な操作と起動・終了 〇〇〇〇 ※ 必ずこれらのライブラリを使わなければならないわけではありません。状況に応じて使用してください。

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4.実践:事前準備~起動と終了 <例>以下のような処理について ざっくりと準備してみる PDF データ転記 PDF変換後 目視確認 勤怠管理システム 勤怠一覧表 勤怠一覧表 ① 勤怠管理システムを起動する。 ② 勤怠管理システムからExcelの勤怠一覧表にデータを転記して、つど保存する。 ③ 転記が終わったらExcelの勤怠一覧表をPDFの勤怠一覧表に変換して保存する。 ④ PDFの勤怠一覧表を開いて目視確認を行い、問題なければ終了する。 Excel ブラウザ

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4.実践:事前準備~起動と終了 とにかく手を動かしてみれば、ある程度の 事前準備が可能であることは実感できるはず!

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5.まとめ

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まとめ 技術サポート は 可能な範囲で効率よく活用 が 吉 ちょっとだけ仲間を想って行動してみるといいかも。 事前準備 は コミュニケーションコストを下げる 説明時の認識のズレが減るのでおススメ。 ざっくりシナリオ作成 は 理解度を可視化できる 作成途中のシナリオから読み取れる情報がある。 シナリオ作成の理解度向上をめざすなら是非アウトプットを!

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ご清聴 ありがとうございました WinActor しようぜ!