noteが目指す創作をつづけるためのエモーショナルデザイン
by
松下ゆき
Link
Embed
Share
Beginning
This slide
Copy link URL
Copy link URL
Copy iframe embed code
Copy iframe embed code
Copy javascript embed code
Copy javascript embed code
Share
Tweet
Share
Tweet
Slide 1
Slide 1 text
1
Slide 2
Slide 2 text
note inc. 2 松下ゆき @yuki_doro note株式会社 デザイナー 2014-2018 Yahoo! Japan 2018.11- note
Slide 3
Slide 3 text
note inc. 本日の内容 noteにあげています! 3
Slide 4
Slide 4 text
4
Slide 5
Slide 5 text
どんなサービス? どんなイメージ?
Slide 6
Slide 6 text
6 デザイナーがよく記事書いてる… 白くてシンプル… 「クリエイティブ系」っぽい?… 手軽に文章を発信するなら…
Slide 7
Slide 7 text
note inc. エモーショナルデザイン 7
Slide 8
Slide 8 text
note inc. なぜ、エモーショナルデザイン? noteとエモーショナルデザイン 8 1 2
Slide 9
Slide 9 text
note inc. なぜ、エモーショナルデザイン? 9 1
Slide 10
Slide 10 text
10 80% なぜ、エモーショナルデザイン?
Slide 11
Slide 11 text
11 80% DLされた後使われなくなるAPP なぜ、エモーショナルデザイン?
Slide 12
Slide 12 text
12 「使えるから使う」の時代は終わった。 なぜならどのサービスも「使える」から
Slide 13
Slide 13 text
note inc. なぜ、エモーショナルデザイン? 「使える」 「使い続けたい」 13 プロダクトの魅力も必要になった
Slide 14
Slide 14 text
誰のためのデザイン? 「使いやすいデザイン」の重要さを 説いた エモーショナル・デザイン 使いやすさだけでなく「情動」のUX もプロダクトの魅力には必要 14 ノーマンにも変遷 なぜ、エモーショナルデザイン?
Slide 15
Slide 15 text
note inc. なぜ、エモーショナルデザイン? エモーショナルデザイン 15 =トーンと使い心地を通しポジティブな感情をもたらす デザインを行う
Slide 16
Slide 16 text
note inc. プロダクトは いかに「お気に入り」になるか? 16 なぜ、エモーショナルデザイン?
Slide 17
Slide 17 text
なぜ、エモーショナルデザイン? 17 おしゃれなあの人 が推してたペン、 気になる… わ〜かっこい い!!まさに欲し かったやつ!!! 使い心地も機能もよ くて気持ちいい! いっぱい使っちゃう ライフスタイルに合っ てる!もっとカッコい い自分になれそう!
Slide 18
Slide 18 text
なぜ、エモーショナルデザイン? 18 本能レベル 人間の認知と情動に関する三つの処理 参照: ドナルド・A・ノーマン「エモーショナル・デザイン」 五感で感じるトーン 色・形のフィーリング 行動レベル 実際の使い心地 機能設計 内省レベル 総合的にもたらされる 感情・状態
Slide 19
Slide 19 text
なぜ、エモーショナルデザイン? 19 おしゃれなあの人 が推してたペン、 気になる… わ〜かっこい い!!まさに欲し かったやつ!!! 使い心地も機能もよ くて気持ちいい! いっぱい使っちゃう ライフスタイルに合っ てる!もっとカッコい い自分になれそう! 本能レベル 行動レベル 内省レベル 内省レベル
Slide 20
Slide 20 text
なぜ、エモーショナルデザイン? 20 いい内省=「こうありたい」自分に重なる
Slide 21
Slide 21 text
なぜ、エモーショナルデザイン? 21 本能レベル Airbnbのエモーショナルデザイン事例 五感で感じるトーン 色・形のフィーリング 行動レベル 実際の使い心地 機能設計 内省レベル 総合的にもたらされる 感情・状態 クオリティの高い写真 画像が大きく旅の イメージが膨らむ 宿泊先を適切に条件絞 り込みが可能、ホスト ともクイックにチャッ トで連絡がとれる 魅力的な宿泊先が選べそう! 素敵な旅になるんだろうな! ワクワク感
Slide 22
Slide 22 text
note inc. 実は…デザイナーが潜在的に やってきたこと 愛せるプロダクトの理由は、合理性や機能性だけではない 22 なぜ、エモーショナルデザイン?
Slide 23
Slide 23 text
note inc. 愛は数値で説明しづらかった でも 愛せるプロダクトには理由がある 23
Slide 24
Slide 24 text
note inc. 24 なぜ、エモーショナルデザイン? 数値で目指す 「使いやすさ」 「感情」 を見越した設計 どっちも大事
Slide 25
Slide 25 text
note inc. 25 ● 「使い続けたい」にはプロダクトの魅力も必要になった ● エモーショナルデザインはそのアプローチのひとつ ● 「本能(トーン)」「行動(使い心地)」から「内省(総合的な印象)」がもたら される なぜ、エモーショナルデザイン? まとめ
Slide 26
Slide 26 text
note inc. noteとエモーショナルデザイン 26 2
Slide 27
Slide 27 text
note inc. エモーショナルデザインの必然性 27
Slide 28
Slide 28 text
28 noteとエモーショナルデザイン エモーショナルデザインは必須か? →NO。圧倒的な機能差や生活必須度で勝負できるのなら不要。 noteは強みのひとつに、エモーショナルデザインを選んできた。
Slide 29
Slide 29 text
note inc. noteのミッション だれもが創作をはじめ、 続けられるようにする。 29 noteとエモーショナルデザイン
Slide 30
Slide 30 text
note inc. 人はポジティブな感情にあると、 好奇心が高まり、より創造的になる 30 noteとエモーショナルデザイン
Slide 31
Slide 31 text
31 noteとエモーショナルデザイン ポジティブな感情が創作につながるはず 創作をミッションに掲げている以上、感情は避けて通れない要素
Slide 32
Slide 32 text
note inc. エモーショナルデザインの実践 32
Slide 33
Slide 33 text
エモーショナルデザインの実践 33 本能レベル もたらしたい内省を定義し、一貫して設計 五感で感じるトーン 色・形のフィーリング 行動レベル 実際の使い心地 機能設計 内省レベル 総合的にもたらされる 感情・状態 設計に反映していく
Slide 34
Slide 34 text
エモーショナルデザインの実践 34 本能レベル noteの目指すエモーショナルデザイン 五感で感じるトーン 色・形のフィーリング 行動レベル 実際の使い心地 機能設計 内省レベル 総合的にもたらされる 感情・状態 プレーンかつ柔らかく 優しい、使う人を選ば ないトーン 相対評価に寄りすぎな い機能設計 歩みを振り返れる 創作をつづけてる自分って なんだかいい感じ 作っている自分のことが好き
Slide 35
Slide 35 text
note inc. 内省の定義 35
Slide 36
Slide 36 text
36 noteとエモーショナルデザイン めざす内省(感情・状態)の言語化
Slide 37
Slide 37 text
37 noteとエモーショナルデザイン 創作をつづけてる自分って、なんだかいい感じ 作っている自分のこと、ちょっと好き 💞 もたらしたい内省
Slide 38
Slide 38 text
38 noteとエモーショナルデザイン 周りに比べて自分は全然ダメだ… ツールとしてイケてなくてテンション下がる… 💔 こんな内省はいやだ
Slide 39
Slide 39 text
note inc. 内省をふまえ トーンと使い心地を設計 39
Slide 40
Slide 40 text
エモーショナルデザインの実践 40 本能レベル noteの目指すエモーショナルデザイン 五感で感じるトーン 色・形のフィーリング 行動レベル 実際の使い心地 機能設計 内省レベル 総合的にもたらされる 感情・状態 プレーンかつ柔らかく 優しい、使う人を選ば ないトーン 相対評価に寄りすぎな い機能設計 歩みを振り返れる 創作をつづけてる自分って なんだかいい感じ 作っている自分のことが好き 設計に反映していく
Slide 41
Slide 41 text
41 noteとエモーショナルデザイン 目指す設計方針の言語化 誰でも「自分のための創作の場」と思える 自分の作品に集中できる 創作するほどに、自分を肯定できる
Slide 42
Slide 42 text
42 noteとエモーショナルデザイン 目指す設計方針の言語化 誰でも「自分のための創作の場」と思える 自分の作品に集中できる 創作するほどに、自分を肯定できる
Slide 43
Slide 43 text
43 noteとエモーショナルデザイン 誰でも「自分のための創作の場」と思えるには? →エッジも、強いキャラも「ない」のが「いい」
Slide 44
Slide 44 text
44 視覚的なノイズの少なさによる、心地よさ 要素を絞っているからこそ、 どんな表現でも受け皿になる noteとエモーショナルデザイン
Slide 45
Slide 45 text
45 プレーン、でもやさしいビジュアルトーンとライティング イラストも、個性を立てすぎず心地よくなじむ トーンに 無機質すぎず、かつカジュアルすぎないライ ティング noteとエモーショナルデザイン
Slide 46
Slide 46 text
46 noteとエモーショナルデザイン 目指す設計方針の言語化 誰でも「自分のための創作の場」と思える 自分の作品に集中できる 創作するほどに、自分を肯定できる
Slide 47
Slide 47 text
47 noteとエモーショナルデザイン 自分の作品に集中するためには? →「周りと比べる」が目的にならないほうがいい
Slide 48
Slide 48 text
48 数字上の「人気記事」をフューチャーしすぎない noteとエモーショナルデザイン PVやスキ数上位ではなく、実際 に目を通して記事をピックアッ プ 「ランキング」UIはあえて不在に している
Slide 49
Slide 49 text
49 自分が取り組みたいジャンルで活動できる noteとエモーショナルデザイン 各ジャンルを明示し、さまざまなクリエイ ター自身が活動したい領域を発見できる ジャンルごとでの活動で挑戦できる取り組み
Slide 50
Slide 50 text
50 noteとエモーショナルデザイン 目指す設計方針の言語化 誰でも「自分のための創作の場」と思える 自分の作品に集中できる 創作するほどに、自分を肯定できる
Slide 51
Slide 51 text
51 noteとエモーショナルデザイン 創作するほどに、自分を肯定するためには? →反響は諸刃の剣なので取り扱いに注意。特に、否定的な反響は…
Slide 52
Slide 52 text
52 リアクションの機能バランス 明示的にサクッとできるリアクションは「ス キ」に絞っている コメントはあえて上に置きすぎず、さらにコメ ント時の「深呼吸」モーダルを表示 noteとエモーショナルデザイン
Slide 53
Slide 53 text
53 自身の歩みを振り返れる工夫 クリエイターそれぞれ、どれだけ の歩みがあったかを絶対評価で振 り返ることができる noteとエモーショナルデザイン
Slide 54
Slide 54 text
エモーショナルデザインの実践 54 本能レベル noteの目指すエモーショナルデザイン 五感で感じるトーン 色・形のフィーリング 行動レベル 実際の使い心地 機能設計 内省レベル 総合的にもたらされる 感情・状態 プレーンかつ柔らかく 優しい、使う人を選ば ないトーン 相対評価に寄りすぎな い機能設計 歩みを振り返れる 創作をつづけてる自分って なんだかいい感じ 作っている自分のことが好き 設計に反映していく
Slide 55
Slide 55 text
note inc. エモーショナルデザインの結果観測 55
Slide 56
Slide 56 text
note inc. エモーショナルデザインの 結果観測ってできるの? →選択肢はある 56 noteとエモーショナルデザイン
Slide 57
Slide 57 text
57 noteで行っている結果観測手法 定期アンケートでどういうイメージ・感情を得 ている人が多いのかを調査 インタビューによる定性的な反響分析 noteとエモーショナルデザイン
Slide 58
Slide 58 text
得られた成果① 「場としての雰囲気」が価値としてあげられ、 情緒的な項目への当てはまりが大きいほど、NPSも高くなった 58 noteとエモーショナルデザイン
Slide 59
Slide 59 text
得られた成果② インタビューでnoteについて 「やさしい反応が多く、治安が良い」「手軽に取り組めるし、書くこと の楽しさに目覚めた」という声が。設計が実感値に結びついている 59 noteとエモーショナルデザイン
Slide 60
Slide 60 text
note inc. 一歩一歩 積み上げている💪 60 noteとエモーショナルデザイン
Slide 61
Slide 61 text
note inc. まとめ 61
Slide 62
Slide 62 text
note inc. 62 ● noteがエモーショナルデザインを選んでいる理由→プロダクトの強み作 り、「創作」での必須性 ● どう実践してるか→「内省」を定義し、一貫した設計を各要素に取り入れ ていく ● 結果観測は→アンケートやインタビューで「感情・イメージ」を定点観測 している noteとエモーショナルデザイン noteとエモーショナルデザイン
Slide 63
Slide 63 text
note inc. 「使いやすい」だけでは辿り着けない、 魅力あるプロダクト設計を 目指しています 63
Slide 64
Slide 64 text
note inc. 魅力あるプロダクトを 作るための学びに 少しでもなっていますように😌 ご静聴ありがとうございました‼ 64
Slide 65
Slide 65 text
note inc. いろんな角度で デザイナーが活躍している会社です💪 全力で募集中!!! 65 採用ページ https://open.talentio.com/r/1/c/note/pages/34186