忠実度という概念と開発手法 / Fidelity

Slide 1

Slide 1 text

忠実度という概念と開発手法ブロッコリー

Slide 2

Slide 2 text

このスライドの主旨 ● Fidelity – The Lost Dimension of the Iron Triangle の内容の説明

Slide 3

Slide 3 text

Fidelity – The Lost Dimension of the Iron Triangle

Slide 4

Slide 4 text

記事の概要 ● 2009年12月に公開された記事 ● Fidelity（忠実度）を新たな変数として考え、各開発手法を説明している

Slide 5

Slide 5 text

Fidelity（忠実度）とは何か？

Slide 6

Slide 6 text

Fidelity（忠実度）とは何か？ ● 忠実度はフィーチャーや解決策の精巧さを表す ● 忠実度が低いとは ○ 精度が荒く、解像度が低く、使い勝手が悪い ○ ただし課題は解決している

Slide 7

Slide 7 text

忠実度の例　〜道の舗装〜　　　　未舗装　　　　石畳　　　　舗装済み

Slide 8

Slide 8 text

忠実度の例　〜道の舗装〜　　　　未舗装　　　　石畳　　　　舗装済み走行はできる

Slide 9

Slide 9 text

フィーチャーの格付け by Jeff Patton 忠実度スコープ

Slide 10

Slide 10 text

忠実度を用いた各開発手法の表現

Slide 11

Slide 11 text

忠実度を用いた各開発手法の表現次の開発手法を、忠実度、スコープ、アーキテクチャの 3要素を用いて表現する ● ビッグバン ● インクリメンタル ● イテレーティブ ● Agile

Slide 12

Slide 12 text

ビッグバンスコープアーキテクチャ忠実度

Slide 13

Slide 13 text

ビッグバン忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 14

Slide 14 text

ビッグバン忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 15

Slide 15 text

ビッグバンの特徴 ● 各アーキテクチャごとに完璧（忠実度100%）なものを最初に作り上げる ● 最後に統合する

Slide 16

Slide 16 text

インクリメンタル忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 17

Slide 17 text

インクリメンタル忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 18

Slide 18 text

インクリメンタル忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 19

Slide 19 text

インクリメンタル忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 20

Slide 20 text

インクリメンタルの特徴 ● フィーチャーごとに完璧（忠実度100%）なものを作り上げる

Slide 21

Slide 21 text

イテレーティブ忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 22

Slide 22 text

イテレーティブ忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 23

Slide 23 text

イテレーティブ忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 24

Slide 24 text

イテレーティブの特徴 ● 最初は全てのフィーチャーで最低限の忠実度を目指す ○ 最低限の忠実度＝Minimal Viable Product(MVP) ● その後、全てのフィーチャーの追加開発をして最高の忠実度を目指していく

Slide 25

Slide 25 text

Agile 忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 26

Slide 26 text

Agile 忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 27

Slide 27 text

Agile 忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 28

Slide 28 text

Agile 忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 29

Slide 29 text

Agile 忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 30

Slide 30 text

Agile 忠実度スコープアーキテクチャ

Slide 31

Slide 31 text

Agileの特徴 ● 最初は全てのフィーチャーで最低限の忠実度を目指す ○ 最低限の忠実度＝Minimal Viable Product(MVP) ● ユーザーからのフィードバックを元に、適切な組み合わせが達成されるように徐々にフィーチャーを追加して忠実度を上げる ● 全てのフィーチャーが完璧（忠実度100%）になる必要はない

Slide 32

Slide 32 text

まとめ

Slide 33

Slide 33 text

まとめ ● 忠実度、スコープ、アーキテクチャという 3軸を用いて各開発手法を表現できる