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© LayerX Inc. Fintech事業部流・爆速開発 Kentaro Takahashi, 2024/06/19

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自己紹介

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© LayerX Inc. 3 Fintech事業部 VPoE Fintech事業部にて、ALTERNA(個人向け投資サービス)と ODX(Operation DX)チームのマネジメントを担当 趣味は酒と保護猫を飼うこと 以前はPairs(エウレカ) / DeNAなどに在籍 自己紹介 Kentaro Takahashi

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事業紹介

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5 © LayerX Inc. 「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げ、 法人支出管理サービス「バクラク」や企業内業務のデジタル化を支援するサービスを提供しています。 事業紹介 バクラク事業 企業活動のインフラとなる法人支出 管理(BSM)SaaSを開発・提供 Fintech事業 ソフトウェアを駆使したアセットマネジメ ント・証券事業を合弁会社にて展開 AI・LLM事業 文書処理を中心とした、LLMの活用による プロセスのリデザイン

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© LayerX Inc.

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開発生産性 ≠ プロダクトの生産性

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© LayerX Inc. 10 Four Keys ● デプロイ頻度 ● 変更のリードタイム ● 変更障害率 ● サービス復元時間 開発生産性 ≠ プロダクトの生産性

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© LayerX Inc. 11 開発生産性 ≠ プロダクトの生産性

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© LayerX Inc. 12 開発生産性 ≠ プロダクトの生産性 2年で4000個のP-Rなので生産性は悪くなさそうだけど...

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© LayerX Inc. 13 大事なことは、ちゃんと「成果」が 狙った通りに出ていること 開発生産性 ≠ プロダクトの生産性 = 使われないものを作らない

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プロダクト開発の生産性をあげるために

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© LayerX Inc. 15 成果 = 打率(施策の成功確率) × 打数(デリバリーのスピード) プロダクト開発の生産性をあげるために

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© LayerX Inc. 16 成果 = 打率(施策の成功確率) × 打数(デリバリーのスピード) プロダクト開発の生産性をあげるために

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© LayerX Inc. 17 = ドメインの理解 × 最速での価値検証 打数(デリバリーのスピード) プロダクト開発の生産性をあげるために - マーケティングメールは「特定電子メール法」という法律でオプトインが義務づけられている - 金融商品取引法によって、投資家から預かった資金は明確に分別して管理すること - このような制約を理解しておくことでコミュニケーションのスピードが上がる - 制約を正しく理解できていないと、コミュニケーションが複雑になりスピードが下がる

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© LayerX Inc. 18 = ドメインの理解 × 最速での価値検証 打数(デリバリーのスピード) プロダクト開発の生産性をあげるために

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© LayerX Inc. 19 = ドメインの理解 × 最速での価値検証 打数(デリバリーのスピード) プロダクト開発の生産性をあげるために 「よーし、エピックレベルの企画を作るぞ!」 「企画の目的Aはこれで、目的Bはこれ」 「Aに対してのストーリーはこの4つで、Bはこの3つ」 「これをこうして...」

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© LayerX Inc. 20 = ドメインの理解 × 最速での価値検証 打数(デリバリーのスピード) プロダクト開発の生産性をあげるために 「よーし、エピックレベルの企画を作るぞ!」 「企画の目的Aはこれで、目的Bはこれ」 「Aに対してのストーリーはこの4つで、Bはこの3つ」 「これをこうして...」 ✗

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© LayerX Inc. 21 施策の開発は、1つの目的に対して1つの解決策が基本 → 1つの施策で複数の課題を解決しようとすると、論点がブレがち そのために、やらないことをしっかり決めることも重要 プロダクト開発の生産性をあげるために

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© LayerX Inc. 22 = ドメインの理解 × 最速での価値検証 打数(デリバリーのスピード) プロダクト開発の生産性をあげるために 「よーし、エピックレベルの企画を作るぞ!」 「企画の目的Aはこれ、Aに対してのストーリーはこの4つ」 「この機能もあればユーザーが喜びそう!」 「使い勝手を考えたら、こういう風に作りたい」

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© LayerX Inc. 23 = ドメインの理解 × 最速での価値検証 打数(デリバリーのスピード) プロダクト開発の生産性をあげるために 「よーし、エピックレベルの企画を作るぞ!」 「企画の目的Aはこれ、Aに対してのストーリーはこの4つ」 「この機能もあればユーザーが喜びそう!」 「使い勝手を考えたら、こういう風に作りたい」 ✗

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© LayerX Inc. 24 それっぽい思い込みで開発せず、仕様をシンプルに保つ また、仕様検討時に「どうしたらこの機能が成功か」を定義する → 成功指標が定義できないと「使われているがそのプロダクトに とって意味があるのかわからない」機能になりがち プロダクト開発の生産性をあげるために

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まとめ

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© LayerX Inc. 26 - それっぽい思い込みで開発せず、仕様をシンプルに保つ - 施策の成功指標を定義する - 施策の開発は、1つの目的に対して1つの解決策 - やらないことを決める - ドメインを理解することによりコミュニケーション・実装の質を上 げる まとめ

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おわりに

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© LayerX Inc. 28 まとめ https://note.layerx.co.jp/n/nd989c05bf9b1

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© LayerX Inc. 29 - それっぽい思い込みで開発せず、仕様をシンプルに保つ - 施策の開発は、1つの目的に対して1つの解決策 - ドメインを理解することによりコミュニケーション・実装の質を上 げる まとめ