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私たちはどう⽣きるか - 今、Jr. Champions と Ambassadors の皆様と考えたいこと - Kiminori Yokoi

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突然ですが、Jr. の皆様へ質問です Jr. Championsとして表彰された後、会社でどのような評価を受けましたか? A: ⾮常に評価された (昇進が実現した、re:Invent⾏きが決定したクラス) B: とても評価された (プレスリリースが出たクラス) C: 特に何もなし (可もなく不可もなし) D: ネガティブな反応があった (それ⾦になるの? / 評価しないよ といった反応)

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突然ですが、Jr. の皆様へ質問です 【前の質問で C または D を選ばれた⽅へ】 今⽇の会場に、⾃社のAmbassadorsは来ていますか? A: 来ている B: 来ていない

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私が若かった頃 (2年⽬から5年⽬のころ) JAWS-UGなどのコミュニティイベントに出ている周囲の社員 → 皆無 社外勉強会での登壇 → 課外活動扱いで評価されない 「それ⾦になるの?」 社内勉強会での登壇 → 評価されない 「それ⾦になるの?」 資格取得 → 「それ⾦になるの?」

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全てを無にするマジックワード それ⾦になるの? SORE KANE NI NARUNO?

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構図 • いつの世も、若⼿社員の⽅が、新し物好きであることが多い • 若⼿社員は「IT企業」に⼊社したと思っている • リーダーや管理職は、全員がPMのように振る舞える必要があった (進捗管理や係数 管理が全員の義務になっている) • リーダーや管理職に余裕がなかった さらに上からの要求が強い • 代々、このような構図で成り⽴ってきていて、中々変わらない • 社内で仲間が⾒つからない⼈が、社外活動に⼼の救いを求め、そして転職していく

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どう変えるのか • 若⼿がどれだけ頑張っても、会社での評価者は若⼿⾃⾝ではなく、上司である • 上司が否定した瞬間、その若⼿の評価は終わる • 上司が無理解だと、不幸が起こる • 上司となる層の社員に対し、理解を広める (= 理解してないとやばいですよと周知す る) 活動が必要である • 会社の中の構造を変えるきっかけが必要である • Ambassadors と 社内コミュニティ と 熱い魂

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Ambassadors (会社の代表者) として、どうありたいか • Ambassadors ⾃⾝は、世の中や会社で⼀定の評価を受けているかもしれませ ん。併せて、Community Builder / Gold Jackets などを勝ち得た⽅も多い でしょう。 • しかし、その裏側で、⾃社の Jr. Champions の評価はどうなっているでしょうか? そこに関⼼を持てているでしょうか? • 評価は⾃らの活動で勝ち取るものだ と、良くベテランは⾔います。 • 現に、私⾃⾝は過去の体験が嫌で、技術者が輝ける⽂化を率先して社内で作りました。 5年間で3度の昇進を経験しました。 • しかし、同時に、今の若⼿が私と同じ思いをしないために、と活動してきたつもりです。

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Top Ambassadors になった1年の活動 (技術発信以外) • 会社の地位向上 • SDP (サービスデリバリープログラム) 2件取得 • AWS 2,000 Certified (認定資格保有数2,000超) 認定 • AWSの国内技術者表彰 22名 ※弊社としては歴代最多 • 個⼈の地位向上 • 認定資格取得者の評価 (1個取ったら評価) • 技術者表彰や会社認定関連のプレスリリースの発⾏ • 社内報への表彰事実掲載 • その他 (⼈事部主催新⼈研修でAWS社のご登壇実現 など) 活動ポリシー 「⼈のためにあること」

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Jr. Champions の皆様へ • 本当は、まず社内で良い活動ができていて、よし社外にもアピールしよう、と思えるのが良い流れです • 今、社内で良い思いをしていると思っている皆様は、この⽂化を途切れることなく継承しましょう • 社内のできるだけ近いところで、若⼿同⼠で仲間を作りましょう • 2⼈〜3⼈で⼗分です • 徐々に広げていきましよう • まずは社内で勉強会を開きましょう • そしてさらに仲間を広げていきましょう • はっきり⾔って、社外勉強会よりも、社内勉強会の⽅が (精神的) 難易度が⾼いです • 慣れているであろう Ambassadors の協⼒を仰ぎましょう

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Ambassadors (特に over 30s) の皆様へ • ⾃⾝が評価を取ることに⼀⽣懸命になることは⼤事だと思います。同時に、他⼈の評 価を喜べるようにもなっていきたいと、私は考えています。 • どこまで⾏っても、会社が評価するorしないが、若⼿のモチベーションを上げるor下げる と思っています。私は、AWSを頑張る若⼿を会社が認め、評価してくれる仕組みや⽂ 化を作るのが、Ambassadorsの活動として、⼤事だと思っています。 • 組織活動の中で、技術的な活動を⾏う上で⾃分が嫌だったことを、若⼿に体験させな いようにすることが⼤事だと思っています。 • Ambassadorsの肩書きがあるからこそ、⼈のためにできることがあるのかを、考え続け たいと思っています。

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Kiminori Yokoi END ご清聴ありがとうございました 私たちはどう⽣きるか - 今、Jr. Champions と Ambassadors の皆様と考えたいこと -