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2021.12.26 @ 門前おかげ楼 CODE for IKOMA 代表 一般社団法人コード・フォー・ジャパン フェロー 総務省 地域情報化アドバイザー 佐藤 拓也 シビックテック 〜オープンイノベーションとテクノロジーと都市の架け橋〜

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宮城県仙台市出身、奈良県生駒市在住。 幼い頃から気象に憧れ大学院まで気象を学ぶ。SE、 民間気象情報会社を経て独立し、YuMake合同会社を 設立。気象データ活用と他社とのコラボレーション を通じて、新しい価値の創造に取り組む。 YuMake合同会社 代表社員CEO 総務省 地域情報化アドバイザー 一般社団法人コード・フォー・ジャパン フェロー 一般社団法人シビックテックジャパン理事 CODE for IKOMA 代表 大阪市立大学 都市防災教育研究センター 特別研究員 NPO法人 琵琶故知新 理事 株式会社 地域計画建築研究所 STO 佐藤 拓也 Takuya Sato

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地域住民によるボトムアップ型の活動 シビックテック

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Civic (市民の・みんなの) Tech (技術・テクノロジー) シビックテックとは

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市民が自ら手を動かし、ICTのツールなども活用しながら 地域課題の解決や地域の魅力発信等に取り組む

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IT系じゃない人も参加できるし、 IT系じゃない人がいないと成り立たない。 課題保持者 (IT系ではない可能性あり) IT技術者 (ITでできることで解決)

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全国80地域以上でシビックテック団体が活動 全国のシビックテックの ネットワーク テーマ型 シビックテック

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奈良県内におけるシビックテック UDC(アーバンデータチャレンジ)という イベントを通じて毎年連携を深めていっています

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奈良県生駒市を中心に活動中 CODE for IKOMAのご紹介

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「CODE for IKOMA」は奈良県生駒市で 2014年1月から活動を開始 ※市民活動団体として登録して活動しています

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コミュニティ運営上のポリシー • 各自がやりたいことをやる 実現したいことに対する仲間集め・実行の場 仲間のチャレンジを応援する • 活動できる時に活動する • 上下関係のないフラットな場 • 活動内容や成果物がオープンである、ということ

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CODE for IKOMA活動紹介 作って運用しているモノもあるし、アクティビティもある

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活動紹介 - CODE for IKOMAで運用しているもの 5374.jp 生駒市版 いつ、どのゴミが捨てられるのかひと目で分かる。 Code for Kanazawaが作成した5374.jpの生駒市版。 120を超える地域で横展開。 http://ikoma.5374.jp 4919 for Ikoma 小中学校の給食の献立情報がすぐに分かる。 アプリ版からWeb版に切り替えて公開。 ※「給食献立情報」推奨データセット対応

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活動紹介 - CODE for IKOMAで運用しているもの 生駒市の天気ツイッター 翌日の天気予報や、日の出日の入り時刻 付近で雨が観測された時などにつぶやくTwitter Bot。 @ikoma_weather いこま保育園マップ 生駒市の幼稚園・保育園の場所がすぐわかる。 http://papamama.code4ikoma.org/ ちいきのデジタル図鑑さん 小学校の子どもたちが、自分たちの目線で情報を集めて 図鑑さん(チャットボット)に覚えてもらう。 子どもたち目線の情報発信、記録としての活用。

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いきいきの輪 外出しづらくなった送迎を希望する高齢者と、送迎するボランティアさんを マッチングする仕組み。送迎希望者は電話で登録。 送迎ボランティアさんへはLINEで通知されます。(鹿ノ台自治会) 活動紹介 - CODE for IKOMAで運用しているもの

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生駒市との協働プロジェクト ϦΞϧͳ੠Λ ฉ͔ͤͯԼ͍͞ʂ Iko mama papaアプリ開発 提案プロジェクト(2014) IKOMA Civic Tech Award 2016

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アイデアソン・ハッカソン 1日〜2日程度の短期間で アプリやWebサービスの 試作品を開発するイベント。 「子育て」「交通」など テーマを決めて行う。

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生駒市との協働プロジェクト - ウィキペディアタウン - 現地見学(解説付き) 文献調査・司書さん解説 + ウィキペディアタウン in いこま(2018)

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マッピングパーティ 街歩きをして情報収集をした後、誰でも編集可能なオープンな地図 「OpenStreetMap」に、地域の情報を書き込んでいく。 「自販機」「AED」「車椅子」などのテーマを決めて行うことが多い。

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OSM活用事例 - Wheelmap OpenStreetMapから、「車椅子が 通れるかどうか」の情報のみを抽出 して地図に表示したもの。 アクセシビリティの色で ひと目で分かるようになっている。 https://wheelmap.org/ja

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ワークショップや会議に入るのが常になって欲しい! グラフィックレコーディング

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地域で描けるひとを増やすべく、グラフィックレコーディング講座を開催 グラフィックレコーディング講座

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シビックテックで大切なこと 「地域課題解決」「稼ぐ」「ご近所さんの繋がり」「楽しさ」 多様な参加者がいれば、モチベーションも多様

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シビックテックとは、 「テック」だけれども 「テック」とは限らない 市民活動・地域活動にICTも取り入れて 地域性や民俗学も踏まえた、持続可能な 次世代の活動にバージョンアップするということ

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Collaborated with 門前おかげ楼 ワークショップ(2015)

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ワークショップ宣伝用動画 by Michiya Nakatani

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おかげ楼×歴史・自然・ITをテーマにアイデア出し。 開会挨拶に生駒市長(当時副市長)が駆けつけ。 インプットトークは、さんどう会の小川さん。

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ワークショップのようす

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地域を次のステージに移行するためには 行政側のアップグレードも必要

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行政職員のリアルな課題に基づく アクティブラーニング型研修 × 地域特性を知るシビックテックメンバーの協働 YuMake合同会社 代表社員 CEO コード・フォー・ジャパン フェロー 佐藤 拓也 シビックテックラボ 代表理事 コード・フォー・ジャパン コンサルタント 市川 博之 シビックテックラボ 市川 希美 Cf生駒 Cfふじのくに Cfふじのくに Cf福岡 Code for Fukuoka 代表 徳永 美紗

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自治体変革PJ-DX 実施メニュー データアカデミー(自治体におけるデータ利活用研修) ・データ分析型 :EBPM(データに基づく政策立案) ・サービス立案型 :EBPM・サービスデザイン ・働き方改革型 :業務改革・サービスデザイン DX研修 DX/BPRを行う際に必要なマインドチェンジ、 DX/BPRを行う際の観点・考え方・方法を身につけるための研修 課題解決の7Step データアカデミーの エッセンスが凝縮 どちらのメニューも、実際の課題を利用した「伴走型アクティブラーニング」形式で実施

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自治体変革PJメンバーとして シビックテックでスキルと想いのある人を集め 地域の人たちで地域を耕す、という形が理想 自治体変革PJメンバー(地域内) 自治体変革PJメンバー(地域外) 地域でのプライム 的な存在 協働で地域の バージョンアップに取り組む

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行政・地域住民・企業・学識を繋ぐ「データ」 データを地産地消する

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データが繋ぐ地域の好循環へ 行政が公開する オープンデータ 市民がつくる まちのデータ シビックテックが 作成したアプリ 庁内データ活用により データ整備が進む 研究での活用 企業のアプリで活用

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・データを提供する、作り出すことで自分たちに還元される ということが認識されるまち(一人ひとりが行動できる) ・IT技術に慣れていない方を、使える人がフォローできるまち (人の繋がりとテクノロジーをうまく活用する) 人と情報テクノロジーで地域の環境・まちの課題解決を 進めるにあたって目指したい姿 持続可能なまちの材料になる

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今後、生駒で本格化させていく取り組み

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生駒のギルド組織 Collavorate with よしだゆうこ(イラストレーター) 中垣 由梨(デザイナー) 小島 正人(エンジニア) 河中 祥吾(エンジニア)

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『β版生駒』 あらゆる市民がプレイヤーとなり、「街づくり」に関わることができるアプリ 市民がそれぞれやりたいことを試せる実験場 やりながら試しながら・リアルに実装していく仕組みづくり コンセプト

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ためしば - 市民がまちづくりを試せるβ版生駒の世界 (生駒に関わる人たちで開発中!) 日常的に使うと 想定されるサービス ・CivicTech系アプリ ・店舗・飲食店アプリ ・民間企業のアプリ 他の人からの要望 (通知)を元に 市民がレポートできる サービス ・体感情報をシェアする ・写真をシェアする

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もうすぐβ版公開! こちらからメールアドレスを登録しておくと、 公開したタイミングでお知らせします! https://www.iopt.jp/tameshiba

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Thank you コラボレーションに期待しています!