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AIエージェント ×GitHubで実現する QAナレッジの資産化と業務活用 JaSST'26 Tokyo 2026.03.20

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SPEAKER 株式会社ヤプリ Yappli開発部 YappliQAグループ 今西 空悟 ● 社会人6年目のQAエンジニア ● ヤプリに2025年3月入社(ちょうど1年) ● ヤプリ以前は遠隔接客やメタバース企業で QA兼テスト自動化エンジニアとして従事 2 技術発信用 X始めました

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本資料の記載内容につき、無断での複写、転写、転載、改竄または配布は、禁⽌されています。 柔軟性高く、高度なアプリを開発する Yappli を中心に 5つのプロダクトをご提供 5

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AIエージェント×GitHubで実現する QAナレッジの資産化と業務活⽤ JaSST'26 Tokyo 2026.03.20

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本セッションについて

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想定対象者 9 本セッションについて ● QA業務でAIを活用するために他社事例を知りたい人 ● QA業務でAIを使っているけど出力が微妙だと感じてる人 ● チーム内でのQAナレッジ共有や管理に課題を感じている人

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本セッションで扱わない内容 10 ● MCPやカスタムコマンド、Agent Skillsについての用語説明 ● AIで扱うファイル形式の比較 ● 異なるAIツールやモデルでの結果比較 ● GitおよびGitHub用語の説明 本セッションについて

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INDEX ⽬次 1. AI活用で困っていたこと 2. 既存のQA資産でフィルタリング 3. GitHubを活用して観点を更新 4. まとめ & 持ち帰って欲しい視点 5. Tips(時間が余れば) 11

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AI活用で困っていたこと

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実装PR+仕様書を基に QA観点生成 13 GitHub MCP Atlassian Rovo MCP 仕様 AIエージェント QA 観点 実装 仕様や実装についての情報を取得 情報を基にカスタムコマンド経由で QA観点を生成 ※カスタムコマンドについては Discord添付の以下 3ファイルを参照 create_test_perspective.pdf, get_pull_request_info.pdf, get_specification.pdf AI活⽤で困っていたこと

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実装PR+仕様書を基に QA観点生成 14 GitHub MCP Atlassian Rovo MCP 仕様 AIエージェント QA 観点 実装 仕様や実装についての情報を取得 情報を基にカスタムコマンド経由で QA観点を生成 ※カスタムコマンドについては Discord添付の以下 3ファイルを参照 create_test_perspective.toml, get_pull_request_info.toml, get_specification.toml 期待している出力にならない AI活⽤で困っていたこと

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AIに渡していたインプットを整理 15 仕様書 ビジネス要件、デザイン、大まかな挙動、 etc. PR 実装詳細、コメント、差分、 etc. AI活⽤で困っていたこと

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AIに期待するアウトプット 16 QA ビジネス 開発   領域がQA、ビジネス、開発の 3視点からみて適切な QA範囲 AI活⽤で困っていたこと

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最も欲しいインプットが欠落していた 17 仕様書 ビジネス要件、大まかな挙動、 etc. PR 実装詳細、コメント、差分、 etc. QA観点 (該当機能の) QA観点 AIからすると 求めてるQA観点の具体も欲しい 一般的なQA観点なら得意だけど ... AI活⽤で困っていたこと

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既存のQA資産でフィルタリング

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既存の機能 QA観点をAIが読める形に変換 19 既存のQA資産でフィルタリング

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既存の機能 QA観点をAIが読める形に変換 20 CSV→Markdownに変換 ※CSV形式だとAI側の処理が複雑になる 既存のQA資産でフィルタリング

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既存の機能 QA観点をAIが読める形に変換 21 カスタムコマンド( Gemini CLI)で 観点ファイル( YAML形式)に一括変換 ※カスタムコマンド詳細については Discord添付の convert_markdown_to_yaml.pdf 参照 既存のQA資産でフィルタリング

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既存の機能 QA観点をAIが読める形に変換 22 タグを付与して観点生成時に 欲しい情報をさらに絞れる形に 既存のQA資産でフィルタリング

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変更前のワークフロー全体像 23 GitHub MCP Atlassian Rovo MCP 仕様 AIエージェント QA 観点 実装 仕様や実装についての情報を取得 情報を基にカスタムコマンド経由で QA観点を生成 既存のQA資産でフィルタリング

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変更後のワークフロー全体像 24 GitHub MCP Atlassian Rovo MCP 仕様 AIエージェント QA 観点 実装 仕様や実装についての情報を取得 既存QA観点 観点 既存のQA資産でフィルタリング

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フィルタリングによる効果① 25 仕様書に記載のない QATipsを含んだ観点も拾って出力可能に 既存のQA資産でフィルタリング

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フィルタリングによる効果② 26 QA観点生成時に 仕様書との差分 (+提案)を出力可能に 既存のQA資産でフィルタリング

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どのくらいの⼯数/コスト削減になるか 27 どのQA対象でも 5分以内 で結果は返ってくる(n=50くらい) 人間が同じ出力をするためのコストより低くなる 工数 コスト とある機能QAで試した際の消費トークン量 既存のQA資産でフィルタリング

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GitHubを活用して観点を更新

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QAチームのリポジトリが存在 29 AI業務活用のために以下を整備 ● 諸々のREADME ● カスタムコマンド ● リファレンス 誰でもいつでも使える状態 を目指して整備 GitHubを活⽤して観点を更新

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ヤプリQAチームレベル感とレビューフロー 30 PR作成 レビュー依頼 レビュー対応 マージ 基本的に4⼈でリポジトリ管理 全員がPR作成〜マージまで対応可能 1年前は4人中3人が git触ったことがない 状態からスタート GitHubを活⽤して観点を更新

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再掲:フィルタを追加したことによる効果② 31 QA観点生成時に 仕様書との差分 (+提案)を出力可能に GitHubを活⽤して観点を更新

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再掲:既存の機能 QA観点をAIが読める形に変換 32 この辺りを更新して PR作成 GitHubを活⽤して観点を更新

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課題:メンテナンスタイミングが難しい 33 QA依頼 観点作成 観点レビュー 検証 チケット毎 or 定期ミーティングで修正 A機能 B機能 C機能 D機能 定期ミーティングでは機能単位で 観点の追加や修正を行う チケット毎では検証後に 該当機能観点の追加や修正を行う AI観点作成で捻出した時間を 本来できていなかった観点メンテナンスに割り振っていく Tips(時間が余れば話します) 観点追加 /修正

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観点更新サイクルが繰り返されることによって 34 GitHubを活⽤して観点を更新 AIが常に最新に近い QA観点を出してくれる 1回あたりの 観点改修時間が短くなる ドキュメントとしての 信頼度が高まる QAが抱える属人化問題の解消に近づく

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観点更新サイクルが繰り返されることによって 35 GitHubを活⽤して観点を更新 AIが常に最新に近い QA観点を出してくれる 1回あたりの 観点改修時間が短くなる ドキュメントとしての 信頼度が高まる ヤプリで現状達成できていそうな部分

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まとめ & 持ち帰って欲しい視点

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まとめ① 37 既存QA観点を用いることで 準備コストを抑えつつ出力精度 UP↑ QA対象によっては 工数/コストのある程度の削減が可能 AIのインプットに QA観点を渡す ことで より業務に使いやすい出力が可能に まとめ & 持ち帰って欲しい視点

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まとめ② 38 既存QA観点をGitHub管理にすることで 参照/改修ハードルを下げることが可能に ある程度の難易度を求められる フローを用意せずとも管理は可能 一定程度の QA精度を 保証するツールへの昇華が見込める まとめ & 持ち帰って欲しい視点

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持ち帰って欲しい視点 39 この業務AIを使ってどうにか効率化できないか? 既存のQA資産を使って AIに何かさせられないか? 今AIに与えているインプットは十分か?不十分か? まとめ & 持ち帰って欲しい視点

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Tips(時間が余れば話します)

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課題:作ったが使われない 運⽤課題とそれらとの向き合い⽅ 42 よくわからない 設定が難しい 出力が微妙 作った側の責任なので全てに対応する - 定期勉強会開催 - 導入ドキュメント整備 - プロンプト調整…, etc. 継続的な啓蒙活動を行い 使えるアピール をする Tips(時間が余れば話します)

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課題:メンテナンスタイミングが難しい 43 QA依頼 観点作成 観点レビュー 検証 観点追加 /修正 チケット毎 or 定期ミーティングで修正 A機能 B機能 C機能 D機能 定期ミーティングでは機能単位で 観点の追加や修正を行う チケット毎では検証後に 該当機能観点の追加や修正を行う AI観点作成で捻出した時間を 本来できていなかった観点メンテナンスに割り振っていく Tips(時間が余れば話します)

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考察:AIへのインプット量は議論の上決定を 44 Confluence 仕様書 GitHub PR スプレッドシート QA観点 本質的には、AIに対して どの情報をどの程度与えるべきか 各組織で継続的かつ慎重に 議論を重ねて改善をしていく必要あり ヤプリ適応セット Tips(時間が余れば話します)

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考察:最も大事にしてほしいこと 45 チームでAI接触回数を増やす 使う人 作る人 - 誰かを積極的に巻き込む - 定期勉強会を開催する - メンバーの困りごとを放置しない - 改善を止めない - 諦めない - 使ってフィードバックする - 勉強会に参加してみる - 知らないことを隠さず質問する - 改善に参加してみる Tips(時間が余れば話します)

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