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  freeeAPI × Postman APIコラボレーションで
 スモールビジネスを世界の主役に!
 2023/11/08

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  2 ● 職歴 ○ 2018/05 ~ 株式会社U-NEXT ○ 2023/01 ~ freee株式会社 ● 現在のポジション ○ public api team engineer ● 趣味 ○ バイク ○ 猫 ○ お⾵呂‧サウナ 村上 紗彩 / prpr engineer Saaya Murakami

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3 ⽬次 01 会社概要 02 オープンプラットフォーム構想とfreee Public API 03 freee Public API × Postman Team Collaboration 04 freee Public API × Postman User Collaboration 05 まとめ

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4 ⽬次 01 会社概要 02 オープンプラットフォーム構想とfreee Public API 03 freee Public API × Postman Team Collaboration 04 freee Public API × Postman User Collaboration 05 まとめ

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5 Company Profile 会社情報 会社名 freee株式会社(フリー株式会社) 設立年月日 2012年7月9日 代表取締役 佐々木 大輔 上場市場 東京証券取引所 マザーズ市場 資本金 161億603万円(資本準備金など含む) 従業員数 1,299人(※2023年6月末時点、連結会社の総数) 事業内容 クラウド型バックオフィスサービスの開発・販売

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  Mission スモールビジネスを、 世界の主役に。 freeeは「スモールビジネスを、世界の主役に。」 をミッションに掲げ、 「だれもが自由に経営できる統合型経営プラットフォーム」 の構築を目指してサービスの開発及び提供をしております。 大胆に、スピード感をもってアイデアを具現化することができる スモールビジネスは、様々なイノベーションを生むと同時に、 大企業を刺激して世の中全体に新たなムーブメントを起こすことが できる存在だと考えております。

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7 スモールビジネス向けに統合型クラウド(1)ERPを提供 統合型クラウド会計ソフト 統合型クラウド人事労務ソフト 請求書 | 経費精算 | 決算書 | 予実管理 ワークフロー | 内部統制 2013年3月~ 日本のクラウド会計ソフト市場 シェアNo.1 (2) 勤怠管理 | 入退社管理 | 給与計算 | 年末調整 マイナンバー管理 2014年10月~ スモールビジネスの 人事管理市場において 売上金額シェアNo.1(3) その他サービス 会社設立 開業 税務申告 受発注 クレジットカード 工数管理 電子契約 注: 1. クラウドサービス:ソフトウェアやハードウェアを所有することなく、ユーザーがインターネットを経由して ITシステムにアクセスを行えるサービス 2. リードプラス「キーワードからひも解く業界分析シリーズ:クラウド会計ソフト編」( 2022年8月) 3. 「freee人事労務」は ITRが今年調査発行した「 ITR MARKET VIEW:人事・給与・就業管理市場 2022」の人事管理市場において、従業員 100人未満および従業員 100~300人未満の企業で売上金額シェア No.1(2020年度)を獲得しています。 勤怠管理 (中堅企業向け) 経費精算 販売管理 福利厚生

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 ● 様々な業種業態のスモールビジネスをバックオフィス面からサポート
 ● 導入事例:https://www.freee.co.jp/cases/ 業種や業態を問わず利⽤可能なプロダクト

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9 ⽬次 01 会社概要 02 オープンプラットフォーム構想とfreee Public API 03 freee Public API × Postman Team Collaboration 04 freee Public API × Postman User Collaboration 05 まとめ

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10 スモールビジネス向けのERPへ

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11 freeeはオープンプラットフォーム構想を志向 freeeはあらゆる領域のAPIを公開。様々なシステムが繋がるエコシステムを構築

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12 会計分野では30超のAPIで広範なシステム構築が可能 ・一部この表で表現できないエンドポイント について省略
 
 ・最新情報はAPIリファレンスにて随時更新 中
 https://developer.freee.co.jp/reference/ac counting/reference

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13 パブリックAPIによる拡張性/freeeアプリストア アプリストア 掲載数(1) 161件 注1:2023年3月末時点 購買・支払(*2)
 経営分析・可視化
 freee機能拡張
 請求書・証憑
 業務システム
 POS・EC(*2)
 人事マスタ・勤怠
 決済サービス(*2)
 リピート取引/外貨 決算サポート/借⼊⾦

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14 freeeのAPIを活⽤したデータ連携(例) ● 公開済のAPIエンドポイントを利用し、様々な業務連携が可能
 他社サービス 他社サービス ● 会計データの登録(受発注、請求、取引関連情報など)
 ● 勤怠データの登録(打刻、勤怠時間、有給取得など)
 ● 会計データの同期(入出金データ、B/S、P/L、勘定科目、取引先など)
 ● 人事マスタデータの同期(従業員情報、給与情報など)


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15 ⽬次 01 会社概要 02 オープンプラットフォーム構想とfreee Public API 03 freee Public API × Postman Team Collaboration 04 freee Public API × Postman User Collaboration 05 まとめ

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  開発チームでPOSTMANを利⽤しています

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  freee Public APIを叩いてみよう! まっさらなworkspace

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  freee Public APIを叩いてみよう! まずはCollectionをimport

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  freee Public APIを叩いてみよう! freeeは公開レポジトリにAPIリファレンスをjsonで公開していますので、それを取りに⾏きます。

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  freee Public APIを叩いてみよう! import

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  freee Public APIを叩いてみよう! baseUrlはCollection変数に本番の値がdefaultで設定されています。

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  freee Public APIを叩いてみよう! baseUrlはCollection変数に本番の値がdefaultで設定されています。

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  freee Public APIを叩いてみよう! accessTokenも必要です

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  freee Public APIを叩いてみよう! Bearer TokenにAccessTokenを設定(取得⽅法は https://developer.freee.co.jp/startguide/getting-access-token を参照)

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  freee Public APIを叩いてみよう! 叩けた!

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  とりあえず叩けたけど、設定⾯倒だし困ったこともある ● 他のAPIを叩くときも毎回accessTokenを設定しなければいけない ● 環境ごとにbaseUrlを書き換えなければいけない ● プロダクトを変える(⼈事労務APIなど)ごとにbaseUrlを書き換 えなければならない ● accessTokenが6時間で期限切れになってしまい、何度も再取得し にいかなければいけない 開発時のストレス

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  Team Collaborationで設定作業を最⼩限に ● originalのCollectionや環境変数テンプレートを⽤意し、メンバー はそれをforkすることですぐにAPIの利⽤を始められる ● 環境やプロダクトごとの差分はoriginalの設定に含めて、fork先で 設定をしなくてよくなる ● accessTokenのリフレッシュ機構をPre-request Sctipt で⽤意し、 期限切れで都度取得しにいかなくてよくする

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  Team Collaborationで設定作業を最⼩限に teamのworkspaceにCollectionを⽤意。チームでよく利⽤される会計APIと⼈事労務APIを準備しています。

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  Team Collaborationで設定作業を最⼩限に まずはCollectionの設定をします。 accessTokenはすべてのAPIで使うのでCollectionに設定し、値を環境変数から取得します。

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  Team Collaborationで設定作業を最⼩限に baseUrlも環境によって変わるので、defaultのCollection変数の値に環境変数をとってくるように設定します。 rediredirectUriは後で紹介するaccessTokenのリフレッシュで利⽤します。

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  Team Collaborationで設定作業を最⼩限に その他環境依存のものはEnvironmentにテンプレートとして⽤意。clientId, clientSecret, authorizationCodeは個⼈ の環境に依存するのでfork先で設定をしてもらいます。

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  Team Collaborationで設定作業を最⼩限に accessTokenをリフレッシュするPre-request Scriptを⽤意。ココまでに設定したCollection変数と環境変数を利⽤ して、accessTokenの取得とリフレッシュが⾃動で⾏われるようになります。 実装は https://developer.freee.co.jp/startguide/getting-access-token を参考に。

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  Team Collaborationで設定作業を最⼩限に Collectionを個⼈のworkspaceにfork。 originalでの設定を引き継げるので⾃分で設定することなくaccessTokenのリフレッシュ機能を使えます。

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  Team Collaborationで設定作業を最⼩限に 環境変数を個⼈のworkspaceにforkし、⾃分の環境の値を⼊れる。 これらの値は使⽤するアプリケーションごとに異なるので、アプリごとに環境変数を作成します。(利⽤できる機能 が事業所の契約プランによって違うため、それぞれの契約プランの事業所でアプリケーションを作成しています。)

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  Team Collaborationで設定作業を最⼩限に すぐにAPIを叩くことができた!

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  accessToken取得‧リフレッシュの⾃動化 APIをたたくと、Pre-request Scriptが実⾏されて環境変数がこのように更新されます。 accessTokenを取得しにいっている

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  accessToken取得‧リフレッシュの⾃動化 accessTokenが期限切れになった場合はリフレッシュを⾏います accessTokenを再取得 ここで期限が切れた

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  forkするメンバー視点 ● ⼿順は①Collectionのfork②Environmentのfork③Environment の⽳埋め だけ ● 環境やプロダクトごとに異なる部分はすでにテンプレートで⽤意 されてて気にする必要がない ● アクセストークンの期限切れからの開放! 開発に集中できる!

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  今後の展望 ● テストデータの準備が必要なAPIについて、Pre-request Scriptで 先に必要なAPIを叩いてデータを作成し、⼀発で対象のAPIを叩け るようにする ○ originalの更新はfork先でpullできるので随時更新できる! ● gitと同期をとって、リファレンスの更新からcollectionの更新を できるようにする ○ https://github.com/freee/freee-api-schema

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40 ⽬次 01 会社概要 02 オープンプラットフォーム構想とfreee Public API 03 freee Public API × Postman Team Collaboration 04 freee Public API × Postman User Collaboration 05 まとめ

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  ユーザーさんにもっと気軽に試してほしい 現時点ではリファレンスページでAPIcallができる

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  ユーザーさんにもっと気軽に試してほしい POSTMANでの利⽤は、リファレンスからのimportしかない

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  ユーザーさんにもっと気軽に試してほしい Public API Network への公開を準備中

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  ユーザーさんにもっと気軽に試してほしい PayPalさんの例:すぐにforkしてはじめられるRun in Postman Buttonと、わかりやすいOverview

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  ユーザーさんにもっと気軽に試してほしい PayPalさんの例:認証の⾃動化や必要な変数をcollectionに定義済み

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  なぜPublic API Networkに公開するのか ● 認証⾃動化など、リファレンスページ上で実現できない便利な機 能をユーザーさんに提供し、よりよい開発体験を届ける。 ● freee Public APIの認知度を⾼め、もっと利⽤してもらう。 Team Collaborationで作ったPre-request Scriptを もとに、ユーザーさんもPOSTMANを使えば accessTokenの⾃動リフレッシュ機能を使えるよう にできる

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  悩んでいるところ① Collectionの更新をどのようにおこなっていくか。 ● リファレンスの内容を⾒てCollectionを⼿動で修正する ○ 最新のリファレンスを取り込んで増えたメソッドを移植するよ うな形が⼀番安全だが、⾯倒かつ100%ヒューマンエラーを防げ ない ● gitと同期をとって、リファレンスの更新からCollectionの更新を できるようにする ○ https://github.com/freee/freee-api-schema ○ 上位プランへの加⼊が必要なので検討中!

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  悩んでいるところ② コメント機能をどう運⽤していくか ● Collection利⽤者とコミュニケーションをとっていくことで Collectionの改善につながる素敵なCollaboration機能なのだが… ● 様々な問い合わせがここに来てし まうことを懸念。APIに関する問い 合わせ窓⼝はすでに存在しており、 そちらに集約したい。 ● Collectionの設定でコメント不可 があったらいいな。

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49 ⽬次 01 会社概要 02 オープンプラットフォーム構想とfreee Public API 03 freee Public API × Postman Team Collaboration 04 freee Public API × Postman User Collaboration 05 まとめ

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  まとめ ● Collaborationを活⽤してfreee Public APIをもっと盛り上げる! ○ 社内のAPI開発効率UP! ○ ユーザーさんにより良い開発体験を届ける! ○ 連携アプリが増えてfreee利⽤者がもっと便利に!

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スモールビジネスを、世界の主役に。