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AI DevEx Conference 2026 2026 7 / 23 11:35-12:15 fukabori.fm ホスト fukabori.fm出張版: AI駆動開発でテストエンジニアは 不要になるのか 株式会社SHIFT プロダクトマネージャー/ エンジニアリングマネー ジャー 岩瀬 義昌 森川 知雄 Yoshimasa Iwase Tomoo Morikawa Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 1

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自己紹介 岩瀬 義昌 (@iwashi86) | Yoshimasa Iwase 本業 通信会社で Generative AI Project のリーダー (EMとPdM) サイドワーク 早稲田大学で非常勤講師(プログラミング) Podcaster(fukabori.fm) 翻訳者 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 2

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自己紹介 株式会社SHIFT デリバリ改革部 サービスプラットフォームG グループ長 森川 知雄 |Tomoo Morikawa ⚫ エンジニアリング・マネージャーとして社内外向け プロダクトの開発チームを担当。 ⚫ SI出身の知見を活かしてDX、DevOps、 チームビルドに日々奔走してます。 ⚫ 関西出身。あまりお金にならない音楽と書籍が趣味。 ⚫ 好きなものはfukabori.fm(DevRelも大好物)。 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 3

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問い SHIFTのテスト事業について 教えてください Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 4

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SHIFTのテスト事業とは ⚫ 第三者の立場でソフトウェアの品質を上流 から下流まで支える品質保証事業 SHIFTのテスト事業 ⚫ ソフトウェアテストを中心に、テスト計画、 設計、実行、自動化支援までを提供 ⚫ CAT検定でスクリーニングした未経験人材 を採用。「判断」と「作業」を分離したタ スクに従事することで最適化 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 5

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SHIFTのテスト事業を数字で説明 テスト事業と全体 作成テストケース数 売上高 テスト事業 438億円 160億円 1.4億ケース 不具合件数 211万件 ※2 ※参照:2026年8月期 第3四半期 決算説明資料 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 6

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問い 決算発表で「テスト業務がなくなる」と 公表したと伺いました Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 7

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FY26 2Q IR資料より ※参照:2026年8月期 第2四半期 決算説明資料 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 8

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人月ビジネスモデルの危機 人月ビジネスモデル 生成AIによる ビジネス構造の変化 ➢ 適性の高い未経験者をスクリーニングして積極採用 ➢ AI人材400人採用 ➢ 標準化した業務で最適化することで事業を成長させる ➢ 4000人のリスキリング決定 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 9

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問い 具体的にどう「なくなる」のですか? Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 10

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「テストエンジニア」を3つのレイヤーで考えます 3 2 1 ドメインエキスパートさん 事業・業務を知り尽くし、“何を守るべきか”を定義する テスト設計屋さん リスクを見極め、テスト設計・観点を組み立てる 打鍵屋さん 決められた手順どおりに操作し、結果を確認する(テスト実行) ※ 本セッションでは「品質を担う人(テストエンジニア)」を広義に捉えます。 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 11

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なくなるのは「打鍵テストエンジニア」 ドメインエキスパートさん テスト設計屋さん 打鍵屋さん Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. まぁ安泰 必要 ただし“やること”が変わる 仕事がなくなる 12

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打鍵テストがAI打鍵に置き換わる ➢ 打鍵テストの作業性質は AIの得意領域と一致する ➢ 手動打鍵が大量に残っているの はWF/SIer領域 ➢ AI打鍵は従来の自動テストが 超えられない壁を突破する ➢ コスト(トークン量)が課題 E2E テスト AI 打鍵テスト 手動 打鍵テスト 現状 before 2~3年後 after ※ DX白書(IPA)のアジャイル開発の割合(22.8%)をもとに試算 ※ AI打鍵テストは高コスト、トークン費用は今後のAIベンダーの動向次第 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 13

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問い 「テスト設計者」はどうですか? 「“やること”が変わる」とは? Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 14

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テスト設計者は「トリアージャー」に AIが大量にテストを生成する時代、必要なのは「判断・選別」 ➢ 試験観点を洗い出し テストケースを網羅的に設計・記述 ➢ 「どう作るか」が価値 ➢ 工数=アウトプット量 従来:「テスト設計者」 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. ➢ AIが出す大量のケースから 取捨選択・優先順位づけ ➢ 「どれが重要か・どれを直すか」 を判断する ➢ 工数=意思決定の質 これから:「トリアージャー」 15

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人間 1秒 vs AI 1時間 テストエンジニアなら1秒で気づくビジネスリスク、 AIには判断できない 人間(テストエンジニア) 1秒 AI(Computer Use) VS 1時間〜 差分を見た瞬間に即決。 同じ判断に、コンテキスト総動員。 「このボタン配置、半年前のABテストで 離脱率が +20%跳ねた時と同じ感じだ」 AB全履歴+行動ログ+KPI定義を投入。 さらに誤報チューニングが要る。 ── 事業の“痛み”を知っているから。 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 16

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ここから後半戦 理想の未来はもういいかな・・・ で、実際のところ、 現場では何が起きているのか? Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 17

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問い AIDDプロダクト開発で 現場は困っている? Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 18

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明らかに増えている「AIDDの駆け足導入・実践」 AIDDに関する品質のご相談増えています 非エンジニアチームで開発をすることになった。 ハーネスのベストプラクティスがわからない。 若手がハルシネーションを見抜けず障害。 対応に追われて、結局”コスト削減”になっていない。 AI起因の本番障害が発生。 「リリース前の人間チェック」が、結局マストに戻った。 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 19

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既視感 —— 発注先が“ベンダー”から“AI”に変わっただけ その煙、見たことある ── “丸投げ”は色が違うだけ、燃えてるものは同じ かつて|ベンダー丸投げ いま|AI 丸投げ ➢ ブラックボックスのコードが ➢ 同じくブラックボックスのコードが降ってくる 「あとよろしく」で降ってくる ➢ 設計書なし・口頭仕様・「動くから正しい」 ➢ テストエンジニアは仕様を逆算 —— テストというより“考古学” ➢ プロンプト履歴はある、でも“設計意図”ではな い ➢ 「AI が作った=正しい」がさらに強化される ➢ 「何がしたい?」と訊くと「AI に聞いて」 決定的な違いは、2 つ ① 負債が“数ヶ月”ではなく“数分”で同時多発する ② 発注者に罪悪感がない(AIは何度でもやり直せると思っている) Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 20

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余談 「AI使え」圧と 「効率化するよね?」圧が エンジニアを苦しめて 品質を低下させている (気がしません?) Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 21

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問い 品質で困っている AIDDプロダクト開発は どうすればいい? Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 22

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ハーネスが効いていても起こる課題がある ビジネス上クリティカルなバグ 例)ECサイトの在庫引き当て処理を「読みやすく」リファクタリング。ロック取得→在庫確認→引き 当て を、きれいなasync/awaitに書き直した結果、悲観的ロックが消えた。通常は問題ない。タイム セールで同時アクセスが集中した瞬間、在庫1個の商品が50人に販売された。 意味論的なカスケードバグ 例)ポイント付与ロジックを修正。ポイント自体は正しく付与されるものの、失効判定の起算日がズ レてしまった。結果、1ヶ月後に大量のポイントが誤って失効した。 ユーザー体験の低下 例)「アカウント削除」機能を実装。確認ダイアログ(“Are you sure?”)も表示される。 しかし、文言が軽すぎて、ユーザーが「設定リセット」の感覚で押してしまう。 10年分のデータを削除する操作にもかかわらず、ボタンの色やサイズが他のボタンと変わらない。 「怖さ」のデザインが抜けている。 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 23

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なぜ防げないのか 「このコード、ビジネス的にヤバくないか?」 —— 今のAIにはこの問いが立てられない。 AIはコードの正しさを判断できる。でもコードの重大さを判断できない。 排他制御が消えた → コードとしては動く。 「タイムセールで死ぬ」を知っているのは人間だけ。 ポイントの起算日がズレた → テストは通る。 「3ヶ月後に法的リスクになる」を想像できるのは人間だけ。 確認ダイアログが軽い → 機能としては正しい。 「ユーザーが10年分のデータを軽い気持ちで消す」を怖がれるのは人間だけ。 ドメインエキスパートの得意領域 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 24

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【構想】AIエージェントが全情報を束ねて、ヒトを支援 設計情報・ビジネス要件・CI/CD・o11yの情報 ——すべてをAIエージェントに接続。判断・通知し、最終判断のヒトを支える CI / CD (コードマージ) O11y (Log・メトリクス) 設計情報 (アーキテクチャ) AIエージェント 判断・通知で支援 全情報を集約し 判断・通知する ヒト テストエンジニア ビジネス要件 ルール 点在する情報をAIエージェントが束ねて判断・通知。 だからヒトは“裁く”ことに集中できる。 Copyright SHIFT Inc., All Rights Reserved. 25

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