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DeepGCNs: Can GCNs Go as Deep as CNNs? [ICCV 2019, Gunhao Li +] #8【画像処理 & 機械学習】論⽂LT会! @エルピクセル株式会社 2019/11/21 Naoto Shimakoshi

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自己紹介 2 • 名前 • 島越 直⼈ (シマコシ ナオト) • よくトリゴエと間違えられますがシマコシです。 • Twitter • @nt_4o54 • 経歴 • ⼤学時代は⽣体信号から睡眠段階を判別するシステムをDeepで作ってました。 • 社会⼈になってからは、タクシーの位置情報データを⽤いた機械学習プロジェクト に関わってます。 • Kaggle • @shimacos • 最近、Kaggle Masterになりました。

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Graph Convolutional Network (GCN) • Convolutional Neural Networkはnon-Euclidean dataを上⼿く扱えない • 要するに隣り合うもの同⼠の距離や結合の違いを考慮できない • グラフデータに対する需要の⾼まり • CV領域でも関⼼が⾼まっている • Semantic relations between objects • Human joints for action recognition • 3D point cloud processing 3 Graph に対して畳み込みを⾏うGraph Convolutional Network の登場

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DeepGCNs: Can GCNs Go as Deep as CNNs? • Challenges • ⼤規模グラフに対してGCNを適⽤した先⾏研究は、3-6層のものが多い • 層を深くしすぎると受容野が広がりすぎて勾配消失が起きやすい • Contributions • CNNで⽤いられている⼿法をGCNに適⽤することで56層 ( ! ) のGCNを提案 • 3次元点群のSegmentation TaskにおいてSoTAを3.7%更新 • 著者によるgithub実装 • Tensorflow : http://github.com/lightaime/deep_gcns • Pytorch : https://github.com/lightaime/deep_gcns_torch 4

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• 点群データのSegmentationには以下のような課題が存在 • 単純にVoxelで処理をしようとすると物体の凹凸表現が⽋損する • 点群データは頂点のindexに意味がない • 回転しても等価 • Augmentationで対応することも考えられるが組み合わせが無数で現実的でない • 点群をGraphとして考えると上記のようなことを意識しなくてもよい 何故点群データにGCN? 5 1 2 3 4 5 2 3 4 5 1

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GCNの層を深くするにはどうしたらいいか? • CNNの場合は? • ResNet / DenseNet (勾配消失問題を解決) • Dilated Convolutional Network • Poolingで失われる空間的情報を削減 6 [1] https://arxiv.org/pdf/1512.03385.pdf [2] https://arxiv.org/pdf/1608.06993.pdf [3] https://arxiv.org/pdf/1511.07122.pdf [1] [2] [3]

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CNNの概念をGCNに単純に応用 | Dilated Conv 7 • ⼀般的なGCNの定式化 ( : グラフ, : 重み, : レイヤーインデックス) 周辺ノードをどのようにAggregateするか

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CNNの概念をGCNに単純に応用 | Dilated Conv 8 • ⼀般的なGCNの定式化 ( : グラフ, : 重み, : レイヤーインデックス) Aggregateされた特徴を使って中⼼ノードをどのように更新するか

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CNNの概念をGCNに単純に応用 | Dilated Conv 9 • ⼀般的なGCNの定式化 ( : グラフ, : 重み, : レイヤーインデックス) • Aggregate Function ( ) = Dilated k-NN function ( : 中⼼ノード, : 近傍ノード) • 近傍ノードを特徴空間上で距離が近い順にd個間隔を空けてk個選択

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• ⼀般的なGCNの定式化 ( : グラフ, : 重み, : レイヤーインデックス) • Aggregate Function ( ) = Dilated k-NN function ( : 中⼼ノード, : 近傍ノード) • 近傍ノードを特徴空間上で距離が近い順にd個間隔を空けてk個選択 • Update function = MLP • Aggregateされた特徴と中⼼ノードの特徴をconcatさせてMLPに⼊⼒ CNNの概念をGCNに単純に応用 | Dilated Conv 10

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• ⼀般的なGCNの定式化 ( : グラフ, : 重み, : レイヤーインデックス) • Aggregate Function ( ) = Dilated k-NN function ( : 中⼼ノード, : 近傍ノード) • 近傍ノードを特徴空間上で距離が近い順にd個間隔を空けてk個選択 • Update function = MLP • Aggregateされた特徴と中⼼ノードの特徴をconcatさせてMLPに⼊⼒ CNNの概念をGCNに単純に応用 | Dilated Conv 11 論⽂の誤植!! 正しくは、concatさせてMLPに ⼊⼒した結果のmaxを取る (github実装参照)

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Blockの中⾝でしていることは同じ • ResGCN / DenseGCN • ResGCN-56とDenseGCN-28まで構築 12 CNNの概念をGCNに単純に応用 | ResNet / DenseNet

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Result 13 • S3DISデータセットで実験 • 室内データのセグメンテーションを⾏うデータセット • Ablation studyでは、 ResGCN-28 > ResDense-28, ResGCN-56 > ResGCN-28 • mIOUでSoTAより3.7%改善 (何故かResGCN-56では⽐較していない) • GPUリソースの問題で詳細には試せなかったが、ResGCN-151まで構築してResGCN-28 と似たような結果が得られたらしい。(Over Smoothingしてる?)

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個人的感想 • 層を深くできたのは、Residual Connectionの寄与も⼤きいかもしれないが、Aggregateに Max poolingを⽤いてるのが⼤きい? • 結局周辺ノードと⾔いつつ1ペアの情報しかAggregateされてなくない? • 周辺ノードの重み付け和などにすると、層を深くするにつれて受容野が広がってしまい、 勾配消失してしまいそう • 層を深くしても同じパラメータで実験しているっぽいので伸びしろありそう • 3次元点群だけでなく、他の⼤規模グラフに対しても利⽤できそう • エッジが明⽰的に与えられているグラフだとAggregateに⼯夫の余地あり 14

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参考 • Dynamic Graph CNN for Learning on Point Clouds • 点群DNN、3D DNN⼊⾨ -3DYOLO, VoxelNet, PointNet, FrustrumPointNetなどなど • 点群×ディープラーニング【⼊⾨】 15