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第0回脆弱性対応勉強会 2018/12/08-

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発言は個人の見解であり、所属組織を代表 するものではありません。 また、所属組織の情報をもとにした見解で はなく、過去の経験や他のインシデントを 観察し、得た知見です。

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脆弱性対応研 究会、とは サーバ等の運用をしていると、脆弱性対 応を定期的に実施する必要があるとおも います。 しかしながらこれらについて、 「どのように脆弱性を発見し、影響を判 断するのか」 がまとまった情報が少なく、そのノウハ ウを共有したく、この勉強会を作りまし た。 特に、OSやフレームワークやライブラ リの階層について検討したいと思います。

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本日の進め方 脆弱性対応の基礎知識部分を復習し、特定のCVE番号が振られた脆弱 性について考えてみようと思います。 • 脆弱性対応の基礎知識 ➢CVE、CVSS v2/v3、CVSS[Score|Vector|Environment]、脆弱性の報告経路、 OSSとパッケージのOSS ➢脆弱性情報の収集、とは ➢脆弱性情報の調査方法 ➢自組織への適用判断 • 脆弱性対応ロールプレイ ➢CVE-2016-1000031; Apache Struts2 commons-fileupload library ✓ https://www.us-cert.gov/ncas/current-activity/2018/11/05/Apache-Releases- Security-Advisory-Apache-Struts

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脆弱性対応の基礎復習

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An overview of this section ここでは、脆弱性対応に関する知識の復 習をしようと思います。 • 使っている定義の再確認 • CVE, CVSS, CVSS[ Score | Vector | Environment ] • 脆弱性発見後の、通常の報告経路 • どのようなフローで対応するのか • フローごとの検討事項 • 情報収集、脆弱性認知 • 脆弱性の詳細確認 • 自組織への適用判定 • 適用と、適用情報の管理

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脆弱性対応のフロー 脆弱性対応をする際に、一般的には以下のような 対応フローが存在します。 • 脆弱性情報の収集 ➢脆弱性が発見されたことを認知 • 脆弱性の調査 ➢どのような脆弱性かを調査 • 管理対象への影響評価と決定 ➢管理対象への影響と適用要否の決定 • 実対応 ➢実サーバに適用をし、適用管理する 情報収集 脆弱性 の調査 対象への影響調査 /適用可否 更新と 更新管理