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レバテック開発部 技術広報 これまでとこれから (テックブログ編) レバテック開発部/技術広報 瀬尾光希

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| © 2024 Levtech Co., Ltd. 2 レバテック開発部 案件ドメインチーム/技術広報(テックブログ編集長) 瀬尾 光希 KOUKI SEO #バックエンドエンジニア #テックブログ/イベント運営 #ピアノ #ゲーム レバテックの内製営業支援システムを改善して、「営業生産性向上」→「事業価値貢献」を目指しています! ビジネスサイドとの協力体制をつくって、戦略的DDDの実践をしています。

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3 © 2024 Leverages Co., Ltd. レバテック開発部 技術広報 何をしたのか

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4 © 2024 Leverages Co., Ltd. テックブログ投稿:年2本 技術広報チーム立ち上げ当初 2024/01以前 カンファレンススポンサー:経験なし カンファレンス登壇:経験者なし イベント企画・開催:経験なし レバテック開発部 技術広報|何をしたのか

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5 © 2024 Leverages Co., Ltd. テックブログ投稿:年2本 月10本ペース(年間120本超) 技術広報チーム立ち上げ当初 2024/01以前 2024年の活動実績 カンファレンススポンサー:経験なし 9件 カンファレンス登壇:経験者なし 9件 イベント企画・開催:経験なし 3件 レバテック開発部 技術広報|何をしたのか この1年で技術広報を軌道にのせた👍

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6 © 2024 Leverages Co., Ltd. 01 - テックブログ運営のはじまり CONTENTS 02 - テックブログを軌道に乗せる 03 - 運営として大切にしたこと 04 - 成果と展望 テックブログに フォーカス

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7 © 2024 Leverages Co., Ltd. テックブログ運営のはじまり

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8 © 2024 Leverages Co., Ltd. 技術広報を⼩さくはじめる 01 - テックブログ運営のはじまり 技術広報の立ち上げ ● 採用課題 ○ 採用の前段として「レバテック開発部」が認知されていない ○ 応募がこない、スカウトがささらない…(とくに即戦力となる層)

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9 © 2024 Leverages Co., Ltd. 技術広報を⼩さくはじめる 01 - テックブログ運営のはじまり 技術広報の立ち上げ ● 採用課題 ○ 採用の前段として「レバテック開発部」が認知されていない ○ 応募がこない、スカウトがささらない…(とくに即戦力となる層) ● 手段はさまざま…その中でも テックブログは最も小さくはじめられる ○ 既存の環境から発信をおこなえる ○ プラットフォームに乗っかれば無料 ■ 自社ドメインのブログと違って利用者の目に入る仕組みが用意されている ○ 成功しても失敗しても無料 ■ 最悪やめることもできるという可逆性

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10 © 2024 Leverages Co., Ltd. 「テックブログ編集⻑」という役割をつくる 01 - テックブログ運営のはじまり テックブログが死ぬ要素 ● 編集長が居ない/転職する ● 誰がいつ投稿するか決めない、スケジュールがない、締切がない ● 濃密すぎる文章チェック・法務チェック ● (上記とは逆に)チェックが皆無で内容がしょぼく、社内外にディスブランディングとなって「投稿したら負け」 という雰囲気になる ● (ヘッドハンティング対策で)完全匿名にする ● 業務時間外に書かせる ● PV、LGTM、応募者などKPIを設ける ● 社内に称える文化がない ● 他職種から遊びに見えるような立て付け 引用:テックブログは続かない - 何サイトか潰した後にブログが有名な企業に転職しての気づきと反省|久松剛

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11 © 2024 Leverages Co., Ltd. 「テックブログ編集⻑」という役割をつくる 01 - テックブログ運営のはじまり テックブログが死ぬ要素 ● 編集長が居ない/転職する ● 誰がいつ投稿するか決めない、スケジュールがない、締切がない ● 濃密すぎる文章チェック・法務チェック ● (上記とは逆に)チェックが皆無で内容がしょぼく、社内外にディスブランディングとなって「投稿したら負け」 という雰囲気になる ● (ヘッドハンティング対策で)完全匿名にする ● 業務時間外に書かせる ● PV、LGTM、応募者などKPIを設ける ● 社内に称える文化がない ● 他職種から遊びに見えるような立て付け 引用:テックブログは続かない - 何サイトか潰した後にブログが有名な企業に転職しての気づきと反省|久松剛 編集長=旗振り役 はまず必要

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12 © 2024 Leverages Co., Ltd. テックブログを軌道に乗せる

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13 © 2024 Leverages Co., Ltd. 編集⻑としてやってきたこと 02 - テックブログを軌道に乗せる 初期:初速をつける ● キックオフ実施 ○ なぜ技術発信していきたいかをいちメンバー目線で啓発 ○ 身近な組織問題の解決手段として技術発信をしていきたいことを呼びかけ ○ 自分にも組織にもいい影響 があることをアピール(Zennは個人の記事にもなる) 幸せな未来

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14 © 2024 Leverages Co., Ltd. 編集⻑としてやってきたこと 02 - テックブログを軌道に乗せる 初期:初速をつける ● アドベントカレンダーもどき ○ ノリのいいメンバーや僕目線で気になるトピックを持っていそうなメンバーに依頼 ○ やっていき・のっていき の空気 をつくる

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15 © 2024 Leverages Co., Ltd. 編集⻑としてやってきたこと 02 - テックブログを軌道に乗せる 中期:テックブログが投稿される構造を用意する ● 投稿のハードルを下げてコミットしやすくする ○ 必須のレビューは最小限にする ○ レビューでは書いてくれたものを読み手に優しい文章に変えることだけ意識(Linterみたいなレビュー) ○ いいねが多い記事 ≠ 良い記事 であることを啓発 ○ ※ Zennにideaカテゴリが用意されていることもハードルを下げてくれている

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16 © 2024 Leverages Co., Ltd. 編集⻑としてやってきたこと 02 - テックブログを軌道に乗せる 中期:テックブログが投稿される構造を用意する ● 社内外からの称賛/フィードバックを投稿者に届ける ○ 大小関係なく、反応があることは嬉しい(社内Slackでの絵文字リアクション〜SNSでの外部の反応) ○ 投稿があったら社内に通知して反応をあおいだり、月1の開発部全体共有会で表彰したり ○ SNSでの反応を収集して本人にとどける

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17 © 2024 Leverages Co., Ltd. 編集⻑としてやってきたこと 02 - テックブログを軌道に乗せる 後期~:テックブログデビューを支援する ● ヒアリングをもとに執筆前の壁打ちなど ○ 「何を/どのように 書けばいいかわからない」を解決する試み ○ 障壁となる文章構成決めを手伝って、時間さえあれば書ける状況をつくる ○ 実際にこれによってレバテック開発部 Advent Calendar 2024は初投稿の人も多く参加できた

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18 © 2024 Leverages Co., Ltd. 運営として大切にしたこと

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19 © 2024 Leverages Co., Ltd. 運営として大切にしたこと メンバーにとってテックブログを身近な存在にすること ● テックブログに対する所有感 を演出する ● メモ帳くらいの距離感 であることを常に刷り込む ● 「アウトプットが文化になっている状態」はその先にある結果なので、最初からこの文化を押し付けない

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20 © 2024 Leverages Co., Ltd. 運営として大切にしたこと メンバーにとってテックブログを身近な存在にすること ● テックブログに対する所有感 を演出する ● メモ帳くらいの距離感 であることを常に刷り込む ● 「アウトプットが文化になっている状態」はその先にある結果なので、最初からこの文化を押し付けない テックブログの執筆は創作活動に近しいものと認識すること ● モチベーションは日程を決めて出せるものではない(※メンバーたちの特性にもよる) ● 「書ける」「書きたい/書いとくか」が同時に存在する確率をあげる ための環境づくり

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21 © 2024 Leverages Co., Ltd. 運営として大切にしたこと メンバーにとってテックブログを身近な存在にすること ● テックブログに対する所有感 を演出する ● メモ帳くらいの距離感 であることを常に刷り込む ● 「アウトプットが文化になっている状態」はその先にある結果なので、最初からこの文化を押し付けない テックブログの執筆は創作活動に近しいものと認識すること ● モチベーションは日程を決めて出せるものではない(※メンバーたちの特性にもよる) ● 「書ける」「書きたい/書いとくか」が同時に存在する確率をあげる ための環境づくり → これらの考えをもとに1年間運営した

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22 © 2024 Leverages Co., Ltd. 成果と展望

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23 © 2024 Leverages Co., Ltd. テックブログ(+その他活動)の成果 04 - 成果と展望 定性だが採用や認知度にいい影響があった

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24 © 2024 Leverages Co., Ltd. テックブログの展望 04 - 成果と展望 テックブログ運営の負荷を下げる ● 持続可能性のたかいテックブログ運営を目指す ○ メンバー同士の相互レビューを可能にするためのレビューセミナー ○ 「こういうテックブログがよい/面白い」という感性の醸成 ○ 今の運営メンバーに旗振りが属人化することを避ける SNSの強化 ● 良くも悪くも人の目に触れなければ記事はみられない ○ 有名人がツイートしたりZennのトレンドに載ったりすると、やはり反響が多くなる ○ 毎回それを期待することはできないので、自社SNSの発信力は重要かも

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25 © 2024 Leverages Co., Ltd. 最後にすこしだけ宣伝!

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| © 2024 Levtech Co., Ltd. 26 VISIONとMISSION レバテックについて

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| © 2024 Levtech Co., Ltd. 27 プロダクト・サービス レバテックについて コンテンツメディア マイページ 採用管理ツール 案件/求人サイト スマホアプリ LP/サービスサイト

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28 © 2024 Leverages Co., Ltd. 案件ドメインチーム(メンバー3人!助っ人求む) ● 「事業価値への貢献」と「営業生産性の向上」をシステム改善で実現する。 ● 案件ドメインにかかわるビジネスサイドと共通のメンタルモデルを獲得する。 ● 戦略的DDDを実践できる体制や関係性を構築する。 営業支援システム As Is 営業支援システム To Be ‧機能の細かい部分が実際の業務と乖離してしまって おり、営業さんの運⽤でカバーされている状態 ‧Laravel+Twig+jQuery に起因する UX の悪さで営業 ⽣産性が低い状態(開発者体験も悪い…) ‧MVC, Laravelの黒魔術に則った歴史により偶有的複 雑性を多分にはらんでしまった保守性の悪い状態 ‧実際の業務と親和性の⾼いシステムに近づけ、無駄 な作業の発⽣や教育コストをなくす ‧Reactの導⼊などのモダナイズによってフロントエン ドを最適化∕UXを改善し、営業⽣産性を向上させる ‧ドメインモデリングを通してリファクタリングを⾏ い、変更容易性の⾼いシステムにする 普段はどんな仕事してるの?(せお編) 事業優先度の高い 部分から To Be を 目指して改善中!

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レバテック開発部 X 技術広報用のXアカウント! https://x.com/Levtech_dev レバテック開発部テックブログ 日々の開発におけるリアルをお届けしています! https://zenn.dev/p/levtech

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30 © 2024 Leverages Co., Ltd. ThankYou👋