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IoTの実証実験(PoC)を 迅速かつリーズナブルに 進めるためのコツ いまからはじめるIoTのAtoZ 〜センサーデータ活⽤編〜 classmethod.jp 1 2016/11/10 クラスメソッド株式会社 ⼤瀧隆太

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⾃⼰紹介 classmethod.jp 2 • Ryuta Otaki @takipone • 所属 : クラスメソッド株式会社 • お仕事 : AWSとSORACOMによる ITシステム導⼊⽀援 classmethod.jp 2

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classmethod.jp 3 クラスメソッドの紹介 • 提供サービス – クラスメソッドメンバーズ AWS導⼊⽀援、総合サポート – カスタマーストーリーセンサーズ AWSの検証済みIoT向け環境をセットで ご提供

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classmethod.jp 4 クラスメソッドの紹介 クラスメソッドは AWSのブログを社員総出で 書いてます。 http://dev.classmethod.jp/

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アジェンダ 1. IoTのPoCに必要なもの 2. IoTバックエンド選び 3. カスタマーストーリーセンサーズの テンプレート活⽤ classmethod.jp 5

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IoTのPoCに必要なもの • ⽬的と予算 • 機材 – センサー – ゲートウェイ – バックエンドサーバー/サービス – 可視化ツール classmethod.jp 6

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⽬的と予算 • 「IoTでなにかやりましょう」だと、 ⽬的と予算を決めるのが難しい classmethod.jp 7

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⽬的と予算 • 事例などを参考に、現状の課題などから ⽬的を先に定め、⼿段としてIoT活⽤を ⽴案する – 例 : 機器の故障検知のために、機器に センサーを取り付けてデータ収集 – 例 : 店舗に来る客の属性情報を知りたいので、 センサーで客層分析 classmethod.jp 8

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⽬的と予算 • ⽬的達成のためにフェーズを分ける – フェーズ1 : 1センサーのデータを可視化 – フェーズ2 : 複数センサーに対象を拡⼤ – フェーズ3 : データの分析や他システムとの 連携 – フェーズ4 : 複数ゲートウェイに拡⼤ classmethod.jp 9

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⽬的と予算 • 期間・予算はミニマムにしつつ、どの フェーズにお⾦がかかるか(orかけるか) アタリを付ける • プロジェクトをPoC(実証実験)とすると、 スコープを途中のフェーズまでとして切 りやすい classmethod.jp 10

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⽬的と予算 • センサーは使いよう 取れる値の⽤途と組み合わせは無限⼤ • 楽しんで触ることが⼤切 classmethod.jp 11

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機材 • センサーネットワーク – センサーで取得したデータを蓄積、分析 classmethod.jp 12 センサー ゲートウェイ バックエンド サーバー 可視化・ 分析ツール

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機材 - センサー/ゲートウェイ • センサー(データを取得する) – 取得項⽬、取得間隔、精度 – 電源 • ゲートウェイ(データを転送する) – ネットワーク接続 • SORACOM Airなど – セキュリティ – 電源 classmethod.jp 13

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機材 -バックエンドサーバー • データを整形・蓄積する • センサー/ゲートウェイにおまけで付いて くるものが多いけど要注意 – 蓄積したデータが取り出せない – ゲートウェイの登録・接続数が課⾦対象だっ たり、上限がある classmethod.jp 14

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機材 -バックエンドサーバー • クラウドが向いている – 拡張性/従量課⾦ 初期費⽤を押さえつつ、規模/ステージに 合わせたコスト感 – スピード感 サーバーが数分で作成完了する世界 – スケールメリット 潤沢なサーバー/ネットワークリソース – リージョン 画⾯切り替えだけの契約不要、世界中の リージョンを⾃由に使える classmethod.jp 15

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機材 - 可視化・分析ツール • データを可視化・分析する • これもおまけで付いてくるものが多いけ ど要注意 – 時系列のみで分析軸が変更できない – データの参照期間に制限がある classmethod.jp 16

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バックエンドはAWSがイチオシ • ビルディングブロック – 好きなサービスを選んで、繋いで使う • でも、サービスがたくさんあり過ぎて サービス⼀つ⼀つを評価するのは⼤変 – 例えば、AWS IoTというズバリなサービス があるが、AWS IoTのみでは完結しない • カスタマーストーリーセンサーズで解決 classmethod.jp 17

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カスタマーストーリーセンサーズ とは • 短納期、安価にIoTバックエンドサーバー &可視化ツールを構築・運⽤ – テンプレート化したAWSクラウド環境を 11パターンから選択 – SORACOMをフル活⽤し、⼀部はテンプレー トに組み込み済み – AWSとクラスメソッドのIoT案件のベストプ ラクティスを適⽤ classmethod.jp 18

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カスタマーストーリーセンサーズ とは • 初期費⽤無料 • ⽉額 1万円〜 • AWS総合⽀援サービス「クラスメソッド メンバーズ」の加⼊が前提条件 • 最短1週間でゲートウェイからデータ送信 可能に • コンサルティングや追加のAWS構築、運 ⽤など充実のオプション classmethod.jp 19

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カスタマーストーリーセンサーズ とは • 設計⽅針 : – 極⼒作り込みはしない • AWSとSORACOMサービスの組み合わせ • データの⾃由な取り出しやブラックボックスを排除 – Amazon EC2は極⼒使わない • AWSマネージドサービスの活⽤で運⽤省⼒化 classmethod.jp 20

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利⽤ケース classmethod.jp 21 • PIR(⼈感)センサー – ⼈数をカウント • ゲートウェイ – 1分に1回、カウント数をHTTPSでサーバーに 送信 • バックエンドはデータを蓄積し、簡易的 な可視化画⾯が欲しい

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利⽤ケース classmethod.jp 22 ηϯαʔήʔτ΢ΣΠ 受け取り 加⼯ Amazon Elasticsearch Service インデッ クス化& 可視化 Amazon API Gateway AWS Lambda

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利⽤ケース classmethod.jp 23 ダッシュボード例

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応⽤ケース : 客層分析 classmethod.jp 24 CSセンサーズ 顔認証センサーの構成例

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応⽤ケース : データ分析 classmethod.jp 25 • AWSのデータウェアハウス(Redshift)に センサーデータを投⼊ • BIツール(Tableau)で基幹システムのデー タと掛け合わせ分析 – マーケティング施策の⽴案・改善サイクルを 回す

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まとめ • 事例などを参考に、⽬的を先に定め⼿段 としてIoT活⽤を⽴案する • ⽬的達成のためにフェーズを分ける • 期間・予算はミニマムにしつつ、どの フェーズにお⾦がかかるか(orかけるか)ア タリを付ける • カスタマーストーリーセンサーズでPoCの スモールスタートを迅速に! classmethod.jp 26