なんちゃってスクラムのテストに悩んでいた時の自分へ伝えたいの
by
bun
Link
Embed
Share
Beginning
This slide
Copy link URL
Copy link URL
Copy iframe embed code
Copy iframe embed code
Copy javascript embed code
Copy javascript embed code
Share
Tweet
Share
Tweet
Slide 1
Slide 1 text
なんちゃってスクラムのテストに 悩んでいた時の自分へ伝えたいの
Slide 2
Slide 2 text
あのとき 「これだけは知っておきたかった」を話します
Slide 3
Slide 3 text
自己紹介 > クラスメソッド株式会社 開発3年、クラウドエンジニア2年 JSTQB AL TM勉強中 > 経歴 ダイの大冒険 > 好きなもの モダンアプリケーションコンサルティング部 >名前 bun913(今泉大樹)
Slide 4
Slide 4 text
私の立場や発表の前提 > 領域 スクラム開発を想定しています。過去になんちゃってスクラムで悩んだことがあります。 (私にとってのなんちゃってスクラムの定義は後ほど) > 開発手法 Webアプリケーションが主領域(AWS、バックエンド開発、ちょっとフロントエンド) >立場 開発に近い立場として、テストやQAについて真剣に考えています
Slide 5
Slide 5 text
LTの対象者・ゴール 対象者 スクラム開発にあまり慣れていない開発者・テス ト担当者の方 ゴール 「どこまでテストすれば良いの?」 「開発者個々人のセンスで実装しちゃっている」 などの課題への一つのアプローチを提示
Slide 6
Slide 6 text
免責事項 私はスクラムの専門家というわけではありません スクラムガイドや書籍を読んでいますが、正確では ない知識を記載・発言しているおそれがあります そもそもスクラム自体が軽量なフレームワークであ り、唯一の正解的方法はないという前提でお話させ ていただきます
Slide 7
Slide 7 text
なんちゃってスクラムのあるある言いたい
Slide 8
Slide 8 text
(私的)あるある 何をどこまでやったら完了かわからない
Slide 9
Slide 9 text
私のなんちゃってスクラム体験 やるべきことってどう管理するの? A. よくわからんけどカンバン使うらしい 開発の流れは? A. スプリントとかいうのを2週間で区切ろう スクラムイベントってなに? A. よくわからんけど、毎日朝会やろう →一見それっぽい流れ?
Slide 10
Slide 10 text
スプリントバックログを見てみると・・・
Slide 11
Slide 11 text
バックログアイテムを開いてみると・・・
Slide 12
Slide 12 text
No content
Slide 13
Slide 13 text
ToDoリスト感
Slide 14
Slide 14 text
もっと情報が欲しい・・・! 以下のような情報が書いてない・合意取ってない 具体的に何をやるのか? 背景や意図は?ビジネス的な意味は? 誰が使う機能なのか?なぜ優先するのか? 何をやらないのか? 具体的に何ができていれば受け入れとなるの? これらが無いと有用なテストが書きにくい・・・ なんとなくカバレッジ網羅しているとか
Slide 15
Slide 15 text
要するに私にとって「なんちゃって」とは ツールやタイムボックスなどはスクラムっぽい 一方で、スクラムの理論や価値基準は置いてけぼり 透明性・検査がない PO・スクラムマスター・チームの間でコミュニケー ション不足 開発もテストも仕様も、個々人の技量・スキルでな んとかしている もちろんコラボレーションもない(少ない)
Slide 16
Slide 16 text
じゃあ具体的に何をやれっていうのさ!
Slide 17
Slide 17 text
ユーザーストーリーベースのバックログなら スクラムをうまく回すために受け入れ基準をきちん と書く(SmartHR様 TechBlog)が参考になります ユーザーストーリーに対する受け入れ基準を書 くと何が嬉しいのか 具体的にどのように書いてみるのか? ということが分かりやすく書かれており、とて もおすすめです
Slide 18
Slide 18 text
なお、個人的には・・・ 必ずしもユーザーストーリーの形式でなくても良い とは思う(機能ベースのタスク・チケットでも) スプリント計画などで受け入れ基準まで書けない場 合は、プロダクトバックログリファインメントでや るというケースも聞いたことがあります 大事なのはスクラムをうまく回すために、チケット を明確にしておく・合意しておくことだと思います
Slide 19
Slide 19 text
更にすばらしいと思うアプローチとして 色々な人とコラボレーションで受け入れ基準を書く テストが得意・QA担当 デザインが得意など 色々な人との認識が合うので手戻り自体が少なくな る・手戻りのコストが少なくなるなどのメリット
Slide 20
Slide 20 text
こちらの資料が非常に参考になりました わからない?をわかる!に変えよう!- QAエンジニ アが実践している基本的な考え方と方法(rina様) 後半の「コラボレーションベースのテストアプ ローチ」 QAさんとコラボすることで、開発者がテスト技 法に習熟していなくとも、有用なテストケース を実装できそう もちろん開発者も基本的な技法を知ってお いたほうがよい
Slide 21
Slide 21 text
開発者としても知っておきたい技法 Mustレベル(個人的に) 同値分割 境界値分析 なぜそう思うのか? 効率的にバグが出そうなところをテストできる (体感としても)単体テストで頻出 あと結局のところ・・・色々な本で「基本」 「非常に重要」という紹介をされている
Slide 22
Slide 22 text
概念は知っているけどどう勉強するの? ソフトウェアテスト技法練習帳 ~知識を経験に変え る40問~ (技術評論社)
Slide 23
Slide 23 text
あの困っている時に知りたかったことでした!
Slide 24
Slide 24 text
まとめ
Slide 25
Slide 25 text
まとめ ユーザーストーリーと受け入れ基準はちゃんと書こう 機能ベースのタスク・チケットでも良いと思う 大事なのは「具体的には何を」「なぜ」やるのか などを明確にして、合意することだと思う 時間の関係で省いた実例マッピングも熱い 開発者でもテスト技法を知っておいた方が良いと思う おすすめの練習本があるよ!
Slide 26
Slide 26 text
重厚なドキュメントがなくても コミュニケーションとコラボレーション は忘れないぞ!
Slide 27
Slide 27 text
ご清聴ありがとうございました