Ⅱ 古墳時代 ② （前期・中期の古墳文化）

1 前期古墳文化(3C～4C) ①意味 ②分布 • 豪族の権威の誇示 • 支配的身分の表示 の出現 大王 • ヤマト政権の の進展を反映 国内統一 畿内 西日本(瀬戸内・北九州)統一

畿内 瀬戸内 北九州

③(古墳の)形態 前橋八幡山古墳(前橋市) 前方後方墳 前方後円墳 前橋天神山古墳(前橋市) ヤマト政権の古墳 円墳 丸墓山古墳(埼玉県行田市) 方墳

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④古墳の構造 • (割竹形石棺・舟形石棺) 竪穴式石室 古墳の頂部に縦に穴を掘り、石を石垣状に 積んだ埋葬施設。

舟形石棺 石をくりぬいて作ったもので身と蓋(ふた)とから成り、形が和船に似る。運搬のた めの縄かけの突起を備える。 ... 竹を縦に二つに割ったような形に中をくり抜いて作ったもの 割竹形石棺

木棺を保護のため 粘土槨（ねんどかく） で覆ったもの。

銅鏡(三角縁神獣鏡) （さんかくぶちしんじゅうきょう） 玉 土師器(弥生式土器) 呪術的宝器 ⑤副葬品 司祭的権威の持ち主 ・ ・

埴輪の中で一番早く登場する葬送儀礼用の特殊な土 器。3世紀半ば過ぎに最初の前方後円墳といわれる箸 墓古墳の葬送儀礼で使われたのが初め。 円筒埴輪 奈良県 ⑥埴輪

⑦(前期の)代表的な古墳 ・・・卑弥呼の墓? 奈良県桜井市 箸墓古墳 邪馬台国の女王・卑弥呼の墓との説があ る奈良県桜井市の箸墓（はしはか）古墳（ 全長約２８０メートル、３世紀後半）で２０日 午前、日本考古学協会など１５学協会の研 究者１６人が初めて立ち入り調査に入った 。陵墓指定している宮内庁が調査を認め た。邪馬台国論争に絡んで注目度の高い 古墳で、古代史解明に欠かせない陵墓研 究にとって大きな一歩となった。箸墓古墳 は最古の巨大前方後円墳で、ヤマト王権 最初の王墓とも考えられている。 (2013 年2月20日毎日新聞夕刊)。

２ 中期古墳文化(4C末～5C末) ②形態 • 巨大化(丘陵→平地に造形) ①分布 全国に拡大 • 前方後円墳の全盛 ③構造 竪穴式石室(長持形石棺・舟形石棺)

追葬可能 ★ただし追葬可能な も出現 横穴式石室

武器 ・ 鉄製の武具 政治的・軍事的権威を示す ④副葬品 馬具 ・

須恵器(朝鮮系の土器) 耳飾り ・金銀装身具 大陸文化の影響を示す

⑤埴輪 ・円筒埴輪 形象埴輪 など様々なバリエー ションのものが作られる。

⑥(中期の)代表的な古墳 大和 → 河内・和泉平野へ(平地部)

• 大仙陵古墳 宮内庁により と治定 仁徳天皇陵 大阪府堺市堺区大仙町に存在する 日本最大の前方後円墳。墓域面積は世界最大。

• 誉田御廟山古墳 （こんだごびょうやまこふん) 宮内庁により と治定 応神天皇陵 大仙陵古墳に次ぐ巨大前方後円墳

応神天皇陵の立体視