2025.2.14_Developers Summit 2025_登壇資料

by marui-unite

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技術の「幅」から広げるエンジニアリング創業ベンチャーCTO から大企業レガシー刷新へ巣籠悠輔 Yusuke Sugomori

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いきなりですが... エンジニアとして生きていく上で、技術の「幅」と「深さ」、どちらが大事？自己紹介は後ほど

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結論、どっちも大事！領域 x レベルの面積をどう増やしていくか、というお話💡

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サービス立ち上げ期は幅拡大期は深さただし、相性としては... が大事と一般的には言われる（今日は「幅」に着目）

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技術の「幅」にも２種類あるフルスタックエンジニアリングソフトウェアアーキテクティングひとくちに「幅」と言っても... こちらをキーワードに話していきます

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自己紹介

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巣籠悠輔 Yusuke Sugomori @yusugomori

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学生時代から色々サービスを作ったり、手伝ったりひとりでもバズ狙いで色々サイトを作ったり会社も共同創業したり（後にエグジット）色々経て、マルイユナイトの設立時よりコミット何をやってきたか・やっているか・・・

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学生時代から色々サービスを作ったり、手伝ったりひとりでもバズ狙いで色々サイトを作ったり会社も共同創業したり（後にエグジット）色々経て、マルイユナイトの設立時よりコミット何をやってきたか・やっているか・・・会社になる前の Gunosy, Readyfor, マネーフォワードあたりの開発をしていました。

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学生時代から色々サービスを作ったり、手伝ったりひとりでもバズ狙いで色々サイトを作ったり会社も共同創業したり（後にエグジット）色々経て、マルイユナイトの設立時よりコミット何をやってきたか・やっているか・・・一番バズったのは CSS SANS （すでにサイトはクローズ... ） CSS でフォントを作ったもので、国内海外で変態呼ばわりされました。

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学生時代から色々サービスを作ったり、手伝ったりひとりでもバズ狙いで色々サイトを作ったり会社も共同創業したり（後にエグジット）色々経て、マルイユナイトの設立時よりコミット何をやってきたか・やっているか・・・創業ベンチャーのCTO として、オンライン診療アプリ開発および医療AI の開発をしていました。まさしく「全部やる」状態だったので、メンバーが増えるまではなかなか大変でした...

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学生時代から色々サービスを作ったり、手伝ったりひとりでもバズ狙いで色々サイトを作ったり会社も共同創業したり（後にエグジット）色々経て、マルイユナイトの設立時よりコミット何をやってきたか・やっているか・・・ Gunosy 時代にデザインを手伝ってもらったグッドパッチ代表の土屋さん（丸井グループの非常勤役員でもある）と話しているうちに、気付いたらマルイユナイトに関わることに（！）丸井グループがもつ大規模なシステムまわりを見ています。どんなシステムなのか、は後ほど...

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学生時代から色々サービスを作ったり、手伝ったりひとりでもバズ狙いで色々サイトを作ったり会社も共同創業したり（後にエグジット）色々経て、マルイユナイトの設立時よりコミット・・・フルスタックアーキテクティングこっちは一方、こっちはより強く求められる（求められた）のは... 何をやってきたか・やっているか

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学生時代から色々サービスを作ったり、手伝ったりひとりでもバズ狙いで色々サイトを作ったり会社も共同創業したり（後にエグジット）色々経て、マルイユナイトの設立時よりコミット・・・フルスタックアーキテクティング何をやってきたか・やっているか

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特に創業直後なんかは、エンジニアメンバーは少ない（ひとりとかも全然ある... ）必然的に、フルスタックな振る舞いが求められる（フロントエンド、バックエンド、インフラ全部やるしかない💦）

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サービス立ち上げ期には、間違いなく技術の「幅」（フルスタックなスキル）が必要一方で、技術の「深さ」については割り切る！「自分よりエンジニアリング力のある人はいくらでもいる」し、全ての領域で完璧なんて、ムリ

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特に、今は Cursor や Cline などを活用して文字通り「幅を利かせやすい」環境にある開発時に自分に「生成AI バフ」をかけられるので、 ※ 実際、ソロプレナーも増えている

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更に... すでに DeepSeek- V3 などの登場で価格破壊が起きているように、今後、生成AI を活用したエンジニアリングはより手軽にできるように自分で 0 → 1 をやりたいならば、技術の「幅」＋バフを活かしてソロプレナーもおすすめ

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一方で... やはり「大規模なシステムの開発に携わりたい」という場合、自分で 0 → 1 スタートは（うまくいっても）それなりに時間がかかるそこで、マルイユナイトに参画

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ここまでのまとめサービス立ち上げ期は、技術の「幅」が大事特に、フルスタックエンジニアリングスキルが必要 Cline などで生成AI バフを得てソロプレナーもあり

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学生時代から色々サービスを作ったり、手伝ったりひとりでもバズ狙いで色々サイトを作ったり会社も共同創業したり（後にエグジット）色々経て、マルイユナイトの設立時よりコミット何をやってきたか・やっているか・・・フルスタックアーキテクティング

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003581.000003860.html PR TIMES 記事より

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「マルイ」と聞いて、何をイメージしますか？

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「マルイ」と聞いて、何をイメージしますか？店舗のイメージが強いかもしれませんが、実は、収益の大半はクレジットカードなんです（！）

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マルイは、小売とフィンテックの会社大規模なクレジットカードのシステムを抱えています（カード会員数750 万人以上）

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1960 年に日本初のクレジットカード発行 2006 年にエポスカード発行エポスカードも20 年近い長い歴史をもつ大規模で、長い歴史をもつシステム... ｳｯ

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技術負債いわゆるレガシーシステム。これを刷新しないことには、よいサービスを作れない。

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でも、レガシーと聞くと敬遠されがちだけど... レガシー「刷新」も新しく作り直すので、サービス立ち上げとやることは変わらない！加えて、レガシーを見る・変える力も必要

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レガシー刷新の代表的なアプローチのひとつは、ストラングラーパターン＝現システムから切り出せる部分を徐々に新システムに移行していくどこを切り出せるか・切り出した後の設計はどうするかなど、システム全体のアーキテクチャを考え、決定する必要がある＝アーキテクティング

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クライアント層プレゼンテーション層ビジネスロジック層データベースブラウザなど html WEB コンテナ jsp/ servlet EJB コンテナ EJB コンポーネント例）「ちょっと古い」 J2EE ベースのアプリケーション前提：システムが巨大すぎて、一気に全ては移行できない

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クライアント層プレゼンテーション層ビジネスロジック層データベースブラウザなど html WEB コンテナ jsp/ servlet EJB コンテナ EJB コンポーネントここがひとつのアプリケーションサーバで動かす巨大モノリシック前提であるため、システムが大規模になると DevOps サイクルが回らないアプローチ１：現在のアーキテクチャの問題を把握するマイクロサービス or モジュラーモノリス化が必須

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クライアント層プレゼンテーション層ビジネスロジック層データベースブラウザなど html WEB コンテナ jsp/ servlet EJB コンテナ EJB コンポーネントアプローチ２：レイヤー間の依存関係を把握する実際のコードを見ると、レイヤー間の依存が双方向になっており、どこかを改修するとシステム全体を見直さなくてはならない状態に分離のしやすさ・影響度の大きさを鑑みて、どこのドメインから着手するかを判断...

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クライアント層プレゼンテーション層ビジネスロジック層データベースブラウザなど html WEB コンテナ jsp/ servlet EJB コンテナ EJB コンポーネントアプローチ３：業種独自の制約を把握するクレジットカード会員情報を扱う場合、そのシステムは PCI DSS に準拠しなくてはならない（セキュリティ基準）準拠する必要のない部分も同じサーバでホストされていたために、 PCI DSS 要件に引きずられていることが判明。ここを切り出すことの事業効率への貢献度合いが高い

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... などなど、レガシー刷新は様々な観点からアプローチを考える必要がある技術の「幅」によって、アーキテクティングが活きてくる ※ ただし、レガシー刷新は技術力だけが必要というわけではないことに注意

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ちなみに... レガシー刷新では、生成AI を活用するのは現状ではなかなか厳しい（大規模システムだと、コンテキスト長が溢れてしまう）技術の「幅」を活かし「生成AI フレンドリー」な単位でリアーキテクチャすることが求められていく（アーキテクチャは動的なもの）

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ここまでのまとめレガシー刷新でも、技術の「幅」が大事特に、ソフトウェアアーキテクティングスキルが必要生成AI フレンドリーなアーキテクチャが大事になりそう

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最後のまとめ技術の「幅」を広げることで、0 → 1 でも大規模システムでも、活躍の場を広げることができる生成AI を活用することが前提となってきた今、技術の幅をもっていることが強みになるフルスタックエンジニアリング、ソフトウェアアーキテクティング

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Thank you!

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Appendix

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参考：2025 年第2 四半期決算補足資料営業利益は、小売33 億に対してフィンテック224 億

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アーキテクティングに関しては、「ソフトウェアアーキテクチャの基礎」が、非常に参考になる - ソフトウェア「アーキテクト」という働き方