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© Findy Inc. 2025.01.27 テックブログ運営 井⼾端会議〜2025年を⾛り切るために〜 ファインディの テックブログ爆誕までの軌跡 1 ファインディ株式会社 テックリード ⼾⽥ 千隼 @starfish0206

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© Findy Inc. 2 今⽇話すこと ● テックブログ開設までの歴史 ● テックブログ開設に向けて ● ターニングポイント ● 継続するコツ ● まとめ

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© Findy Inc. テックブログ開設までの歴史 3

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© Findy Inc. 4 当初はテックブログを開設する予定は無かった ● テックブログをやるかどうかの話は数年前から出ていた ● しかし、⾊々な理由がありテックブログ開設に⾄っていなかった ○ ネタ出しして、継続して記事を投稿できるイメージが無かった ○ 掛けた時間に対するリターンが⾒えなかった ■ 他にやるべきことがあるのでは? ■ 露出が少ないのが分かっていた ○ 開設することは簡単。継続することの⽅が圧倒的に困難。

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© Findy Inc. 5 やるしかねえ ● でもエンジニア採⽤キツイ、、、 ○ CIが整備されていて、レビューは速くて、開発⽣産性へ投資しまくってる ○ エンジニアの退職率が圧倒的に良い。年に退職者が2⼈出たら多い⽅。 ○ こんなに良い開発環境なのに、応募⺟数が伸びていなかった ○ 弊社の開発環境の良さを外部に伝えきれていないことを実感 ● イベント登壇で露出を増やそう! ○ ⼀度に伝えきれる⼈数の⺟数に限界がある ○ 弊社の良さをより多くの⼈に伝えないといけないと痛感 ● テックブログやるしかねえ🔥

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© Findy Inc. テックブログ開設に向けて 6

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© Findy Inc. 7 ⽬的と要件を整理 ● ⽬的 ○ エンジニア採⽤を活性化させたい ○ そのために、弊社の良いところをより多くの⼈に伝えたい ● 要件 ○ 技術情報だけでなく、開発組織の雰囲気や⽂化も伝えたい ○ 記事の執筆フローにレビューを⼊れたい ■ GitHubのリポジトリで管理して、Pull requestベースで執筆する ○ 仮に執筆者が退職したとしても、テックブログ内の記事として残したい ○ ブログのドメインを弊社のドメインにしたい

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© Findy Inc. 8 はてなブログに決定! ● 法⼈向けプランがある ● 技術情報に限らず、⾊んな情報を発信できる ● ドメインだけでなく、サブディレクトリ設定も可能 ● GitHubのPull requestベースで記事を執筆する仕組みが提供されている ○ https://github.com/hatena/Hatena-Blog-Workflows-Boilerplate

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© Findy Inc. 9 執筆開始! ● GitHubにテックブログ⽤のリポジトリを⽤意して、環境構築 ○ CTOが⼀晩で構築してくれました ● 各⾃で記事のアイデアをIssueで作成し、執筆するかどうかの判断と内容の⽅向性を議論 ● 下書きで記事を作成し、Pull requestを作成して、レビューして、修正してマージして記事を公開する ○ 実際の開発作業と同じ ● 普段から⾃⾝のブログ執筆やイベント登壇をしているメンバーを中⼼に、普段の業務と並⾏しながら執 筆作業を進めた ○ テックブログ執筆も⽴派な業務

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© Findy Inc. ターニングポイント 10

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© Findy Inc. 11 シリーズ記事 ● テックブログ開設当時は、記事公開初⽇のPV数が500を超えれば良い⽅ ● 開設から1ヶ⽉が経った時に⼤きなターニングポイントが起きた ● エンジニアの⽇常シリーズが突然のバズり ○ 公開から3⽇で5000PV越え ○ Part2を公開したら、公開から3⽇で9000PV越え ● シリーズ記事でファンを作り、認知を広げ、単発の技術記事への流⼊を増やす流れが強い ○ シリーズ記事が⼀度でも話題になると、その後のPV数の最低ラインが底上げされる ○ 今では少なくとも公開初⽇だけで1500PV、平均しても3000PVを超えることは珍しくない

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© Findy Inc. 12 弊社のシリーズ記事 ● 【エンジニアの⽇常】エンジニア達の⾃慢の作業環境を⼤公開 ● 【エンジニアの⽇常】これが私の推しツール!〜⽇々の開発を豊かにするおすすめツール ● 【エンジニアの⽇常】エンジニア達の⼈⽣を変えた⼀冊 ● Findyの爆速開発を⽀える〇〇

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© Findy Inc. 13 シリーズ企画を作り出すコツ ● ⾃分たちのテックブログを運営する⽬的を再確認する ○ 技術情報に特化して、⾃社の技術⼒をアピールしたい? ○ 会社の雰囲気や⽂化の発信もする? ● その中で、⾃分たちの強みや特徴を整理する ○ リモート勤務が多い ○ 特定のフレームワークに対する知⾒が多い ● ⼤きな企画を細分化する ○ ⼤きな企画記事を⼀つの記事に全て書くのではなく、複数記事に分解する ● とりあえずPart1と称して書いてみる ○ 話題になったら即Part2を書く ○ ダメそうなら次の企画を考える

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© Findy Inc. 継続するコツ 14

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© Findy Inc. 15 継続するコツ ● 1ヶ⽉毎⽇記事を公開することよりも、毎⽉1記事を1年間続ける⽅が重要 ○ テックブログ運営は短距離⾛ではなく⻑距離マラソン ○ 定期的に記事を公開しないと読者から忘れられてしまうし、情報の鮮度も落ちてしまう ○ 息切れしないように、⻑期間継続して記事を公開するほうが難しい ● 執筆はボトムアップで ○ テックブログの編集⻑がマネージャークラスで、トップダウンで記事を書かせると⻑く続かない ■ 執筆を強制するのは絶対にNG ○ 執筆はメンバークラスが⾃発的に出来るように仕組み化した⽅が⻑続きする ● 執筆者には最⼤限の敬意を ○ 執筆してくれたことに感謝の意思を⽰す ○ 記事公開後のアナリティクスの数値やSNSでの反応をシェアする ○ 執筆してくれたメンバーが「また書いてみようかな」と思ってもらえるような仕組みが必要

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© Findy Inc. まとめ 16

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© Findy Inc. 17 まとめ ● テックブログを運営するに当たって、⽬的と要件を明確にすることが重要 ● 今からテックブログを開設するのであれば、まずはシリーズ企画を考えることをオススメ ○ ⾃分たちの特徴や得意なことをベースに記事のアイデアを出してみよう ● テックブログ運営は⻑距離マラソン ○ 記事投稿を⻑く継続していくための仕組み作りが重要 ● 執筆を強制するのは絶対にNG ○ アウトプットが苦⼿な⼈もいる ○ 苦⼿だけどやってみよう。というならば、最初は⼀緒に書いてみよう ● 執筆してくれた⼈の気持ちを⼤切に

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© Findy Inc. ご清聴ありがとうございました 18