Slide 1

Slide 1 text

高須正和@tks ニコ技深圳コミュニティ

Slide 2

Slide 2 text

ニコ技深圳コミュニティ ・深圳に興味を持つ、多様な個人のボランタリーなコミュニティ ・深圳の企業や団体と連携し、投資・研究開発・イベント運営等を行っている ・趣味ベースでの参加者、日本の居住者が圧倒的に多い 活動例:ビジネス開発/スタートアップ系 ・東京大学社会科学研究所レポート「14億人のデジタル社会」 ・月15-20本の雑誌・Web等へのレポート掲載 ・早稲田大学ビジネススクール等での講義 ・複数の深圳企業への投資活動 ・日本企業の深圳進出へのコンサルティング 中国研究/経済研究 ・zGlue社深圳オフィスでのワークショップ(世界初) ・MITのAndrew Bunnie Huangを招いた東京での講演(2回) 技術開発 ほかイベント運営等、コミュニティ活動 ・ミートアップ、深圳iMakerBaseとの提携など ・深圳光明区創新局、つくば市との連携

Slide 3

Slide 3 text

No content

Slide 4

Slide 4 text

具体的な協業事例 M5Stack M5Stack 投資+協業 企業:2017年創業の開発ツール。現在は社員50名 きっかけ:メイカーフェア深圳で会い、その後日本ユーザ会を組織 活動:スイッチサイエンスから少額の投資、日本総代理店としての活動

Slide 5

Slide 5 text

具体的な協業事例 Swie.io Swie.io 投資+協業 企業:工場生産技術のAI化,Industry4.0(部品の管理や産業用ロボットの設定など) きっかけ:北京視察時に知り合い、コミュニティ内に展開 活動:P板.com (執行役員藤岡淳一)から投資+共同開発

Slide 6

Slide 6 text

具体的な協業事例 zGlue zGlue コミュニティ形成 企業:SoCを少量・オンデマンドで製造する技術(シリコンバレー企業) きっかけ:CES2019で知り合い、コミュニティに展開 活動:世界最初/唯一のユーザグループを立ち上げ、技術評価中

Slide 7

Slide 7 text

具体的な協業事例 Sipeed Sipeed 協業 企業:Ai edge computing (RISC-Vベース)を開発している企業 きっかけ:コミュニティ内で知り合い、開発ボードを入手 活動:スイッチサイエンス,Shigezone等で輸入販売手続き。

Slide 8

Slide 8 text

具体的な協業事例 MITメディアラボ

Slide 9

Slide 9 text

Jie+バニーの博士論文Circuit Stickerが、 深圳合宿によりクラウドファンディングに その後スタートアップとして成立

Slide 10

Slide 10 text

ニコ技深圳コミュニティ 「深圳に興味を持つ、 多様な個人の ボランタリーなコミュニティ」 はどう生まれたか

Slide 11

Slide 11 text

年表2014-2019

Slide 12

Slide 12 text

Pre 双創 時代2014-2015(2015年~大衆創業・万衆創新前) 深圳に与えるものが多かった時代

Slide 13

Slide 13 text

Pre 双創 時代2014-2015(2016年~大衆創業・万衆創新前) 世間の深圳の見方: 単なる量産工場 出張でないと行かない場所 深圳メイカーズ 中国企業 から世界への要求 深圳に来てほしい 世界のメイカーたちと繋がりたい ニコ技深圳コミュニティの活動 完全ボランティア、参加者ブログ必須のツアー 「ニコ技深圳観察会」を 回実施 メイカーフェア深圳ほか多くのイベントに全面協力 高須は 年当時、労働ビザでメイカーフェア深圳運営 ヶ月無償出勤していた) 東京他でのメイカーフェアで、深圳のメイカーたちとの合同イベントを開催

Slide 14

Slide 14 text

Pre 双創 時代2014-2015(2016年~大衆創業・万衆創新前) 2014年11月,2015年8月のメイカーフェア東京で、深圳メイカーズと多くのイベントを行った 明治大学での講演 チームラボ,Pixiv等への案内 シンガポール他のメイカーフェアとの連携

Slide 15

Slide 15 text

No content

Slide 16

Slide 16 text

いのうちさん リコーにつくるーむを設立 思いついたらすぐに作ってみる アイデアは形にしないとわからないことがある 形にしたアイデアを見せることで、さらに進化することがある 深圳の会社に行くと、プロトタイプがいくらでもでてくるが、 に起こしていないものも多くある メイカーズのエコシステム いのうちさんパートより

Slide 17

Slide 17 text

伊予柑 ドワンゴ その後自作ゲームに携わる この世界では、日本は田舎すぎる ムーブメントでノウハウを蓄積したアメリカならではの合理的なシ ステムが築かれている。頭の良いやつらが資本主義をアクセルべた ぶみで乗りこなしているのだ。 正直「いまから半年、シンセンでベンチャーやらない?」といわれた らフラっと行っちゃうとおもう。少しでも物作りをしたことがある人なら、 シンセンに触れれば取り返しのつかない焦りを感じるだろう。この街 に満ちている「世界は良くなっていく」ことへのまっすぐな期待は、日 本では味わえなかったものだ。 ニコ技深圳観察会に参加するべきだ あなたの人生を変える旅行になることは、間違いない。 ニコニコ技術部と中国の工場を見にいったら凄すぎて絶望した件(2014/08,第1回)

Slide 18

Slide 18 text

深圳を見て思ったのは「ビジネスだって遊びになる」ということだ。でなけ れば、SeeedのエリックやHAXのベンジャミン、そのほかプロジェクト主の皆 さんが、かくもキラキラした目で働くはずがない。消費者の財布を燃料とし て燎原の火のごとき連鎖反応を引き起こし、世界を革新しようとする―― これはそういう遊びなのだ。 そんな遊びができるとは、我々はなんと素晴らしい時代に生きているの だろう。(第1回ニコ技深圳観察会にて SF作家・メイカー野尻抱介)

Slide 19

Slide 19 text

2014 AkiParty MOGRA 70 5

Slide 20

Slide 20 text

2014年秋葉原ライブハウスMOGRAで行われたAkiPartyでの エリック・パン

Slide 21

Slide 21 text

深圳と一緒になってムーブメントを作る 双創 時代2015-2016(2017年~日本での深圳ブーム前)

Slide 22

Slide 22 text

双創 時代2015-2016(2016年~Wired/メイカーズのエコシステム前) 2015年深圳、2016年深圳/成都、2017年西安など、多くのメイカーフェア運営に参加 高須は2015年深圳メイカーフェアの時、1ヶ月間毎日Seeedに出勤していた この年、多くの日本のメイカーズが、中国側の予算で招待展示していた

Slide 23

Slide 23 text

A8 乐 Maker Faire Shenzhen 2015 AkiParty

Slide 24

Slide 24 text

深圳に関わる日本人のコミュニティを大きくする メイカーフェア深圳への日本からの参加が、2014年の20人から、2017年には120人へ 2016~ 日本での深圳ブーム時代

Slide 25

Slide 25 text

2016~ 日本での深圳ブーム時代 メイカーズのエコシステム(高須/ニコ技深圳コミュニティ著、2016年2月) Wiredの特集 Future City(2016年5月)から、日本ほかでの「深圳ブーム」はじまる -伊藤亜聖先生、木村公一郎先生他、中国研究者が深圳に興味を示すようになる -「ハードウェアスタートアップ」が深圳に注目するようになる

Slide 26

Slide 26 text

伊藤亜聖 東京大学准教授 中国経済 共通言語としてのテクノロジーと情熱 非チャイナスペシャリストから発見された深圳の新側面、そしてだ からこそ大事 深圳を理解する上では、おそらく中国語できて関連の本を読んで統 計データを見てどうこう、ということも大事ですが、それよりも深圳の スタートアップ企業に可能な限りで関わった人のほうが深く理解でき るだろう、ということを今回感じました。深圳はテクノロジー、スタート アップ、ハードウェア、新興産業の街です。深圳をのぞくとき、深圳も またこちらをのぞいている、「あなたは何を持っていますか?持って いる限りにおいてのみ理解できます」と。 そもそもなぜ「非チャイナスペシャリスト」がツアーを企画でき、なぜそれが大事なのか (2017,05 第7回)

Slide 27

Slide 27 text

ニコ技深圳コミュニティ 深圳オフィスオープン 2017年4月 東京大学から深圳大学に訪問研 究している伊藤亜聖さんが 年に発起、高須正和が ~現担当者として つの テーブルを確保し、スポンサーの 皆様から運営費をいただいていま す。 日本の が深 圳にある程度の期間( 週間以上 とか)滞在する際のワークスペー スや、深圳でなにか始める際の一 時的な拠点として使用することで、 相互の交流が進むことを目的にし ています。

Slide 28

Slide 28 text

湯村さん おうちハック研究会 深圳は「量産型イノベーション」未来がわからないときは、鮭の 産卵のように大量に発生させ生き残ったモノをえらぶ、遺伝的ア ルゴリズムのような仕組みが強い 深圳は街全体がベンチャー企業ぽい、リスクを冒しても儲かる ことをやる、イケるとおもったらリソースを限界までつっこむ、無 駄なことをやらない 日本はすべてが日本企業っぽい、無駄なことを人力で頑張る、 競争原理が働かない 人生でいつかは自分の作ったモノを売ってみせる ニコ技深圳観察会2016春に参加してきた(2016/05,第5回)

Slide 29

Slide 29 text

長谷川先生 東工大 にアプライ 深圳観察で分かったことは、ソフトウェアだけでなく、ハードウェアもオープンな市場 で流通してしまえば、オープンソースソフトウェアのようにコミュニティができてどんど ん進歩していく ある考えを広めるための方法として、論文や著書や講演は良い方法だと思います が、これだと自分で事業はできません。会社で働くと手出しはできるが考えられず、 起業すると両方できるけど一つのことに集中せねばなりません。 起業家が成功した後どうするのかに興味も持っていませんでしたが、アクセラレー タになって多くの事業に関わるというやり方を今回初めて知りました。 起業家はプレゼンしている場合ではない、プロトタイプを作るために時間を使うべき だという言葉には、日本は技術者と経営が乖離していると感じている身には羨まし い限りでした。 また、 大当たりする ユニコーンのことは忘れよう、投資家はコックローチを探すべ きときだという言葉にも感激しました。小さな発明でも小さく事業化して社会に還元し ないともったいない、先進国 深圳を含む はそこもやらないと、と近頃思っていたの で、意を得たりと強く同意しています。 深センのスタートアップ環境を見学して受けた衝撃について(2016/05,第5回)

Slide 30

Slide 30 text

深圳/日本の両方を舞台にしたさまざまなビジネス/活動 2018~ 深圳の一部として活動していく

Slide 31

Slide 31 text

集まった「多様な個人」 経済・経営研究者など -木村公一郎 (JETROアジア経済研究所) -伊藤亜聖 (東京大学准教授) -牧兼充 (UCサンディエゴ、 早稲田ビジネススクール) -梶谷懐(神戸大学) -山形浩生(翻訳家・評論家) -高口康太(翻訳家・ライター) 起業家・経営者 -藤岡淳一 (JENESIS代表 ニコ技深圳コミュニティ 共同創業者) -澤田翔 (インターネットプラス 研究所) -金本茂 (スイッチサイエンス) コンピュータ科学者/技術者 -秋田純一 (金沢大学教授/NT金沢) -GOROman (VRエバンジェリスト) -Andrew bunnie Huang (ハードウェアハッカー) コミュニティマネージャー 茂田カツノリ(エンジニア深圳ツアー) 伊予柑(ドワンゴ・自作ゲーム) 中野しほ(ギーク中国語講座) 高須正和(AkiParty,メイカーフェア深圳,SG)

Slide 32

Slide 32 text

集まった「多様な個人」 経済・経営研究者など -木村公一郎 (JETROアジア経済研究所) -伊藤亜聖 (東京大学准教授) -牧兼充 (UCサンディエゴ、 早稲田ビジネススクール) -梶谷懐(神戸大学) -山形浩生(翻訳家・評論家) -高口康太(翻訳家・ライター) 起業家・経営者 -藤岡淳一 (JENESIS代表 ニコ技深圳コミュニティ 共同創業者) -澤田翔 (インターネットプラス 研究所) -金本茂 (スイッチサイエンス) コンピュータ科学者/技術者 -秋田純一 (金沢大学教授/NT金沢) -GOROman (VRエバンジェリスト) -Andrew bunnie Huang (ハードウェアハッカー) コミュニティマネージャー 茂田カツノリ(エンジニア深圳ツアー) 伊予柑(ドワンゴ・自作ゲーム) 中野しほ(ギーク中国語講座) 高須正和(AkiParty,メイカーフェア深圳,SG) 初期:深圳のイノベーター ギークと助け合えるクリエイターたち

Slide 33

Slide 33 text

集まった「多様な個人」 経済・経営研究者など -木村公一郎 (JETROアジア経済研究所) -伊藤亜聖 (東京大学准教授) -牧兼充 (UCサンディエゴ、 早稲田ビジネススクール) -梶谷懐(神戸大学) -山形浩生(翻訳家・評論家) -高口康太(翻訳家・ライター) 起業家・経営者 -藤岡淳一 (JENESIS代表 ニコ技深圳コミュニティ 共同創業者) -澤田翔 (インターネットプラス 研究所) -金本茂 (スイッチサイエンス) コンピュータ科学者/技術者 -秋田純一 (金沢大学教授/NT金沢) -GOROman (VRエバンジェリスト) -Andrew bunnie Huang (ハードウェアハッカー) コミュニティマネージャー 茂田カツノリ(エンジニア深圳ツアー) 伊予柑(ドワンゴ・自作ゲーム) 中野しほ(ギーク中国語講座) 高須正和(AkiParty,メイカーフェア深圳,SG) 中期:深圳情報を発信できる専門化たち

Slide 34

Slide 34 text

集まった「多様な個人」 経済・経営研究者など -木村公一郎 (JETROアジア経済研究所) -伊藤亜聖 (東京大学准教授) -牧兼充 (UCサンディエゴ、 早稲田ビジネススクール) -梶谷懐(神戸大学) -山形浩生(翻訳家・評論家) -高口康太(翻訳家・ライター) 起業家・経営者 -藤岡淳一 (JENESIS代表 ニコ技深圳コミュニティ 共同創業者) -澤田翔 (インターネットプラス 研究所) -金本茂 (スイッチサイエンス) コンピュータ科学者/技術者 -秋田純一 (金沢大学教授/NT金沢) -GOROman (VRエバンジェリスト) -Andrew bunnie Huang (ハードウェアハッカー) コミュニティマネージャー 茂田カツノリ(エンジニア深圳ツアー) 伊予柑(ドワンゴ・自作ゲーム) 中野しほ(ギーク中国語講座) 高須正和(AkiParty,メイカーフェア深圳,SG) 後期:深圳のビジネスを大きくできる起業家たち

Slide 35

Slide 35 text

ニコ技深圳コミュニティのミートアップ 月1回実施(2月を除く)、告知は1カ月以上前 深圳ほか、様々なメイカーと交流・提携などを行っている ほか、深圳、東京など各地で多数のイベントを開催 告知はFacebookグループでオープンに行われる

Slide 36

Slide 36 text

自己紹介 深圳ほか世界各地のパートナーを開拓し、先進的な開発ツールを輸出入・共同開発、投資などを行う。 (株)スイッチサイエンス グローバルビジネスデベロップメント アメリカ初のDIYの祭典メイカーフェアは現在世界400か所ほどで行われ、高須は深圳・シンガポール・上海などで運 営をサポートしている。(現時点でアジアのメイカーフェアについては世界で最も多く参加している。) 2013~シンガポール在住、2017年12月~深圳をベース。(年の6-7割は各国のメイカーフェアに出張している) マレーシア: Cytron社のモータードライバ 深圳: M5Stack社の開発キット 世界的なDIYの祭典:メイカーフェア深圳(中国)/シンガポール、ほか上海、台北などの運営協力 早稲田大学非常勤講師 「深圳の産業集積とマスイノベーション」

Slide 37

Slide 37 text

著書など (2016 , R&D) (2017 , ) Codezine Web (2018 , ) MIT,HAX ” ” ( )

Slide 38

Slide 38 text

Co-Founder藤岡淳一(Jerald Fu) 2002年頃よりアジア圏(台湾・香港・中国)に駐在し、コンシューマー電子機器のファブレス製造を 担当し、主にデジタルカメラやデジタルAV機器の開発・製造に従事。2011年に中国で起業しジェネシ スを始動。翌年2012年に日本法人を設立。2013年 中国深圳地区に現地法人として日本企業向けICT 機器デバイス専用工場を立ち上げ、現在は深圳の当工場にて法人向けIT機器の製造受託サービスの行 う傍ら、スタートアップ向けのIoT機器製造支援も行う。その他、KDDIのベンチャープログラム 「KDDI∞Labo」のハードウェアアドバイザー、ピーバンドットコム戦略顧問、経済産業省スタート アップファクトリー構築事業の支援、各大学校の非常勤講師も行う。また深圳においてニコニコ技術部 深圳コミュニティの共同発起人として、深圳来訪者への講習や交流活動を行う。 氏名:藤岡淳一(Jerald Fu) 生年月日:1976年10月14日(41歳) ㈱ジェネシスホールディングス 代表取締役社⾧ 創世訊聯科技(深圳)有限公司 董事總經理 KDDI∞LABO ハードウェアアドバイザー ㈱ピーバンドットコム 戦略顧問 ソースネクスト㈱ 技術顧問 経済産業省スタートアップファクトリー構築事業スタートアップクリニック主任アドバイザー ニコニコ技術部深圳コミュニティ共同発起人 慶応大学、学習院大学、日本亜細亜大学非常勤講師 著書「ハードウェアのシリコンバレー深圳」に学ぶ

Slide 39

Slide 39 text

藤岡淳一(Jerald Fu)`s company JENESIS <中国法人> 商号:創世訊聯科技(深圳)有限公司:JENESIS(SHENZHEN)CO.,LTD. 設立:2011年(香港登記から2014年に深圳登記後業務移管) 資本:100万香港ドル 代表:藤岡淳一 場所:広東省深圳市宝安72区裕安二路 面積:1,560平米(生産部門) 800平米(オフィス部門) 人数:約100人(臨時工含) 株主:㈱ジェネシスホールディングス(100%) 生産能力:約3,000台/日 ※2017年出荷実績約30万台 2018年計画約55万台 生産品目:法人向けICT及びIoT機器 <日本法人> 商号:株式会社ジェネシスホールディングス:JENESIS HOLDINGS LTD. 設立:2012年 代表:藤岡淳一 本社:東京都千代田区神田須田町1-23-1 住友不動産神田ビル2号館 11階 宮崎:宮崎県宮崎市柳丸町145-3 資本:1,000万円 株主:ネオス㈱、藤岡淳一、日本交通㈱、ソースネクスト㈱ 人数:約45名(パート含む) 年商:2017年度約15億円(単体実績)、2018年度約35億円(単体見込)

Slide 40

Slide 40 text

ニコ技深圳コミュニティらしさ とは何か 他の日本企業/団体とはどこが違うのか

Slide 41

Slide 41 text

趣味と仕事の中間から、がっちり仕事へ 最初は「やりたい」から始まる。儲かるところはすでに競争になっていて面白くない。 手を動かせる、複数の専門分野の融合 「その場」で「具体的」に決定できる人間が強い ・ニコ技深圳では会議を行ったことがない。目的別に主担当のいるWechat等のグループが あり、決定はすべて個人が行う。 ・情報をシェアすると助けてもらえる可能性が高まる ・もともと個人判断で動ける、経営者やフリーランスエンジニアが多い 極秘案件が少なく、お金に関係のないプロジェクトも多い ・気軽に情報がシェアでき、試しに一緒に手を動かしてみることがやりやすい。 (たとえばワークショップの運営とかイベントや、一部の翻訳など) ・深圳のメイカースペースにいたエンジニアと日本のエンジニアが共同で プロジェクトを行った例も キーワード「手を動かす」「興味本位で動く」「オープンイノ ベーション」(深圳人のように動く)

Slide 42

Slide 42 text

No content

Slide 43

Slide 43 text

お手元のジッパーのタグをご覧ください。出っ張りがありませんか?

Slide 44

Slide 44 text

ジッパーに出っ張りがある理由

Slide 45

Slide 45 text

出っ張りのないジッパーの作り方

Slide 46

Slide 46 text

「日本/日本企業がどうすれば?」への回答 ・長期計画を立てず、即応しよう ・当事者が判断する ・コミットしてない人は 判断から外す ・手が動かない人外す ・興味のみで動く ・失敗を許容する ・他にないことをやる ・ダメならすぐ他のことを 1.権威より創発 2.プッシュよりプル 3.地図よりコンパス 4.安全よりリスク 5.従うより不服従 6.理論より実践 7.能力より多様性 8.強さより回復力 9.モノよりシステム

Slide 47

Slide 47 text

「日本/日本企業がどうすれば?」への回答 自分たちはどっち側なんだろう?

Slide 48

Slide 48 text

世界中の人たちが、自分の人生を自分で選択する時代になっている そうなったのは 1.テクノロジー(特に半導体とインターネット) 2.専門化,交換,共有,集合知 中国もニコ技深圳コミュニティも、特別なものではなくなりつつある

Slide 49

Slide 49 text

どうもありがとうございました。 [email protected] Twitter: @tks Facebook: https://fb.me/takasuinfo WeChat:takasumasakazu My Wechat/微信