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越境するプロダクトエンジニアリング 職能を超えた連携が支えるMOSHの開発現場

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自己紹介 • 2024/1 ~ MOSHにJoin • エクスプレスチーム(機能開発チーム) ⚬ プロダクトエンジニア • 趣味 ⚬ 散歩 ⚬ 筋トレ ⚬ スノボ(最近) X: @liao_0405 GitHub: @liaoziyang

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アジェンダ 1. MOSHの概要 / クリエイターエコノミーの話 2. 「越境」が必要になった背景・課題 3. チーム体制の特徴と具体的事例 4. 属人化・スピードのジレンマ → スクラム導入 5. 得られた成果・今後の展望

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MOSHの概要 / クリエイターエコノミーとは? 専門家・クリエイター向けのサービス販売プラットフォーム

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MOSHの概要 / クリエイターエコノミーとは? 200職種以上の個人商圏を最大化するサービス販売のプラットフォームを提供 ○サービス購入  ○ファン化/リピート ○コミュニティ所属  ○一流へのアクセス 動画配 信 マーケティング 予約・決済 HP作 成 月額サブス ク コンテンツ販売 MOS H クリエイター(顧客) ゲスト(消費者) ヨガ・フィットネス ヘルス・ウェルネス 育児・子育て 養成講座・スクール オンラインサロン・ コミュニティ メイク・ ビューティー

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クリエイターとともにある MOSHの成長 年間GMVは100億を突破 (2024年12月時点) 2年連続でYoY300%成長

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なぜ「越境」が必要? 〜 課題背景 • クリエイターから多様なニーズ • PM/エンジニア/デザイナー/BizDevがバラバラに動くと効率が悪い

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チーム体制:例「養成講座EXチーム」 • 5〜6名の少人数チーム:PM / BizDev / エンジニア / デザイナー • ミッション単位で編成し、約半年スパンでドメインを移動する • 「講座ユースケースのPMF達成」を狙ったチーム

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「越境」の具体例1:エンジニアが商談・インタビューに同行 • エンジニアがBizやPMと共にクリエイターへ直接ヒアリング • メリット:要望の背景・温度感を直に理解し、実装検討がスピーディ • エピソード:コメント機能を2日でプロトタイプ化

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「越境」の具体例2:BizDevがプロダクト開発の本を読む • 逆方向の越境(BizDevが技術勉強) • PM/エンジニアとの会話の質が上がる • カスタマージャーニー作成の際に大きく貢献

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課題:属人化とスピードの両立の難しさ • 初期はPMがエンジニア個人にタスクを都度アサイン • 結果:特定領域の知識が一人に集中→休暇・離脱でストップ • ビジネスのスピード要求も高い

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解決策1:スクラム導入 〜 短期サイクルでの改善 • スプリントを1週間で区切り、毎回レビューとレトロスペクティブを実施 • タスクを見える化(Notionなど) • クリエイターのフィードバックを素早く反映

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解決策2:スクラム勉強会〜共通言語を持つ • 「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」などを輪読 • PM / BizDev / エンジニアが基礎概念を共有 • 自律的な改善提案が増加

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シナジー:越境×スクラムで起こった良い変化 • 情報共有がスムーズ→Bizがリアルタイムで進捗把握 • クリエイターへの価値提供サイクルが加速 • 属人化が緩和され、誰かが休んでもカバーできる仕組み

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課題と今後の展望 • 課題:チーム数拡大→スクラム同士の連携どうする? • 技術的負債をどう返していく? • グローバル展開への準備

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まとめ:越境の価値 • 職能を超えた対話が「本当の課題」を早期発見 • スクラムで属人化を防ぎつつ、スピードを維持 • クリエイターに寄り添う文化がモチベーションを加速