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2020.09.12 @UX MILK ALL Night 綿貫佳祐 Increments 良いUXを実現するために まずはチーム内に デザインを浸透させている話

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 2017年 2020年 株式会社エイチームに新卒入社 株式会社エイチームライフスタイルに配属 Increments株式会社に異動 綿貫 佳祐 @xrxoxcxox

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エンジニア採用支援サービス 社内向け情報共有サービス プログラミングに特化した情報共有コミュニティ 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night

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良いUXを実現するために まずはチーム内に デザインを浸透させている話 をするにあたって 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night

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こんな方に聞いてもらえたら嬉しい UX向上のための取り組みを 始めようとしている Illustration by Freepik Stories 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night UXデザインやデザインを 組織に浸透させたい

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一歩目の踏み出し方と 踏み出した先にあるもの 今日お届けしたいのは 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night Illustration by Freepik Stories

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今日は話さないこと ❶ ❷ 数字に表れるような成果の出し方 継続的な取り組みによる事業の成長 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 良いUXを実現するために まずはチーム内に デザインを浸透させている話

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night ために 良いUXを実現する に まずはチーム内 デザインを浸透させている話

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なぜ 「まずチーム内」 と思った? ❶ ❷ ❸ 優れたUXデザイナーはチームに 「UXと向き合う文化」 を導入している デザインは 「デザイナーだけでやるもの」 ではないと思っている インクリメンツにはこれまで あまりデザイナーがいなかった 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night なぜ 「まずチーム内」 と思った? ❶ ❷ ❸ 優れたUXデザイナーはチームに 「UXと向き合う文化」 を導入している デザインは 「デザイナーだけでやるもの」 ではないと思っている インクリメンツにはこれまで あまりデザイナーがいなかった

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 個人のスキルだけで プロジェクトを進める チームメンバーに 考え方をインストール やらないこと やること Illustration by Freepik Stories

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 持続可能性 チームのうち1人だけが頑張ると 再現性

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night なぜ 「まずチーム内」 と思った? ❶ ❷ ❸ 優れたUXデザイナーはチームに 「UXと向き合う文化」 を導入している デザインは 「デザイナーだけでやるもの」 ではないと思っている インクリメンツにはこれまで あまりデザイナーがいなかった

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night Design is too important to be left to designers. デザインはデザイナーだけに任せるには重要すぎる

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night デザインを広く捉えて 様々な人と共に作り上げたい →デザインをひらく Illustration by Freepik Stories

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 誰かに決めてもらったものを その通りに作るだけ 一度制作を始めたら 次にチームが見るのは完成品 「閉じている」 デザイン Illustration by Freepik Stories

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 施策を考える 分析をする デザイン制作 みんなで行う デザイナーだけ なぜ?

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night なぜ 「まずチーム内」 と思った? ❶ ❷ ❸ 優れたUXデザイナーはチームに 「UXと向き合う文化」 を導入している デザインは 「デザイナーだけでやるもの」 ではないと思っている インクリメンツにはこれまで あまりデザイナーがいなかった

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 当初存在しなかったもの 整備された デザインのフロー 組織の中の デザイン文化 Illustration by Freepik Stories

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 「他にいないから自分が頑張る!」 →すごく動いてるけど  何してるか分からん人爆誕 Illustration by Freepik Stories

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night ために 良いUXを実現する に まずはチーム内 デザインを浸透させている話

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night デザイナー以外のメンバーに 参加してもらった取り組み 参加人数 13名 (全社員26名) 職種の比率 ビジネス 8名, エンジニア 5名

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 社内の既存コンテンツを簡略化・アレンジ

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「プラスα」 の取り組みは、 いかに通常業務に影響を出さないかも大事 形式にこだわらず早く始めるのが吉 Tips 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 2020年1月 2020年7月 サービス立ち上げの 調査や企画 Figmaを使って 自分でUI作成 Illustration by Freepik Stories

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 設定していたゴール デザイン思考やUXデザインのフレームワークを使えるようになり 普段の施策立案や実行においてユーザー像や施策内容の解像度が上がり これまでよりも大きな成果が出せる UIデザインにおける基礎的な概念や知識が理解でき 機能追加の施策立案の時点でユーザーフレンドリーな内容を考えられる

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前半:お題に沿ってサービスを考えて調査や企画をする - 課題の定義 - ターゲットの調査や選定 - 課題解決の手段の発散と収束 - コンセプト決定 - ステークホルダーの整理 - ストーリーボードの作成 - 上記をリーンキャンバス的にまとめる 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night

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後半:Figmaを使って自分の手でUIを作ってみる - Figmaの機能や使い方紹介 (トレース含む) - ナビゲーション設計 - ワイヤーフレーム - デザイン4原則について - UI Stack - 簡易的なデザインシステム 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 2週に1度 座学の時間 毎回宿題を設定 座学内容を活かせるもの 次の回までに提出してもらう フィードバックをする 半年間、 以下の流れで進めた Illustration by Freepik Stories

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night

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良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night 事前準備に2-3時間 フィードバックにも2-3時間 →デザイナーへの説明より  格段に難しい Illustration by Freepik Stories

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良い変化 - デザイナーの考えが分かるようになった - 「Design Scrumで言ってた○○のことかな」 と 話に出るようになった - 一連の流れが理解できるようになった - UIにまで踏み込んだので 制作する際の勘所が良くなった 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night

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苦労したこと・次回やるなら意識すること - 実務ですぐに何か成果が出るかというと、 出ない - 初めに哲学的な話から入り過ぎない 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night

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取り組みの結果と分かったこと ❶ ❷ 「デザイナー以外の人が理解を示してくれない」 →自分から急接近すれば理解を得られる余地はある 半年間、 座学と課題作成とフィードバックを 実施したら日々のやり取りはスムーズになった →ただし、 目に見える成果のためには更に必要 良いUXを実現するために、 まずはチーム内にデザインを浸透させている話 UX MILK ALL Night