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サブ資料②:データモデル中心の設計(データ中心アプローチ)
データ中心アプローチとは
データ中心アプローチは、アプリケーションやシステムの開発において、データを中心に設計・
開発を行うアプローチで、伝統的なシステム開発の手法として使用されることが多い。このアプ
ローチでは、まずシステムで扱うデータの定義や関連性を明確にし、それに基づいてアプリケー
ションの機能や処理を構築していく
Active Recordパターンを除いてデータモデルはビジネスロジックを持たず、アクセサ
(getter/setter)のみが殆どで、その形式(データモデルの形式)をフレームワークから要求さ
れることも少なくない
今市場に出回っている主要なフレームワークの多くが、publicなプロパティを持つシンプルなオ
ブジェクトを使うよう要求している。ほとんどの開発者は、貧血症のクラスの影響を受けざるを
えない状況だ。私たちの置かれている状況はいわば慢性貧血症だ(IDDD本より)
データの入れ物としてのオブジェクトを扱うトランザクションスクリプトの処理が複雑化・巨大
化しやすく、⾧期保守やしなやかな設計(変更に強い設計)が実現しづらくなる
小規模開発では問題にならないケースもあり、初期開発はスピーディに進むことが多いが、確実
に負債として蓄積されていく
データモデルの特徴
ここでの「データモデル」は、DBのレコードに対応するオブジェクトを指し、基本はビジネス
ロジックを持たず(ActiveRecordを除く)、アクセサ(getter/setter)が主な振る舞いになる
主要フレームワークの現状
データモデルの"振る舞い"について
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