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Amazon FSx for NetApp ONTAPへの
 移行方法を整理してみた
 クラスメソッド株式会社 のんピ
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2 自己紹介 { "本名": "山本 涼太 (覚えなくていいです)", "部署": "AWS事業本部 コンサルティング部", "前職": "インフラエンジニア in データセンター", "興味のあること": "面白そうなブログネタ探し", "好きなAWSサービス": [ "Amazon FSx for NetApp ONTAP" "AWS Transit Gateway", "AWS Step Functions" "AWS CDK" ], "称号" : [ "2023 Japan AWS Ambassador", "NetApp Advanced Solution Leading Award 2023", ] }

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3 今までのセッションを聞かれて Amazon FSx for NetApp ONTAPに データを移行したい! と思われたと確信しています

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4 気にならないでしょうか Amazon FSx for NetApp ONTAPへの移行方法

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5 整理してお届けします Amazon FSx for NetApp ONTAPへの移行方法

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6 FSxN へ移行する際の全体プロセス 1. 事前調査, 要求定義 2. 要件定義 3. 移行計画 (必要に応じてPoC) 4. 環境構築 5. 移行リハーサル 6. 本番移行

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7 1. 事前調査, 要求定義 2. 要件定義 3. 移行計画 (必要に応じてPoC) 4. 環境構築 5. 移行リハーサル 6. 本番移行 FSxN固有の要素は多くない

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8 事前調査や要件を整理する際には以下ブログを参照

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9 要件整理後に移行計画を具体化 決めておきたいこと ● 移行スケジュール ● 作業ごとの役割分担 ● 移行先の構成 ● 想定移行方法 ● 想定移行時間 ● 移行対象データサイズの見積 ● 発生したリスクに対しての管理方法 ● トラブル時の切り戻し判断基準

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10 今回お話するのは実際のデータ移行 1. 事前調査, 要求定義 2. 要件定義 3. 移行計画 (必要に応じてPoC) 4. 環境構築 5. 移行リハーサル 6. 本番移行 ここにフォーカス

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11 移行方法は大きく2パターン オフライン移行 or オンライン移行

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12 オフライン移行の方法 SnowFamilyを使う

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13 どんな時にオフライン移行を使用する?

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14 オフライン移行の気になるポイント

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15 その他にもSnowFamilyを使う際の注意点は複数存在 https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/202208_AWS_Black_Belt_AWS_Snowball_Edge_Storage_Optimized.pdf

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16 完全オフライン移行は現実的ではない 初期転送をオフラインで差分同期をオンラインで

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17 オンライン移行の方法 SnapMirrorやDataSync、Robocopyなどの ツールやサービスを使う

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18 オンライン移行の中でも2パターン ストレージのレプリケーション機能で移行 or ファイルやブロックレベルでの移行

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19 オンライン移行の方法 FSxNにおいては 「SnapMirror」か 「それ以外」か https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/migrating-on-premises-file-shares-to-amazon-fsx-for-netapp-ontap/

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20 まずは SnapMirrorを検討

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21 SnapMirrorで移行することによるメリット ● ファイル数/フォルダ階層の影響を受けにくい ● 差分転送時の差分計算が速い ● メタデータも併せて移行可能 ● 帯域制御が可能 ● 重複排除や圧縮などのデータ削減効果を維持したまま転 送可能(条件あり) ○ Transit GatewayやSite-to-Site VPNなどのデータ転送量 に対して課金の抑制 ○ 転送先のストレージサイズに対する課金の抑制 ○ 転送時間が短くなる ● SnapMirror自体にはデータ転送量に対する課金がない ● データ転送用のサーバーが不要

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22 要するに 良いことだらけ

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23 SnapMirrorが使えないシチュエーション ● 移行元がONTAPではない ● 移行元と移行先のONTAPのバージョンが6つ以上離れて いる ● SnapMirrorのライセンスの用意ができない ● SnapMirrorで移行することによって不都合がある ○ 移行元のボリュームでサロゲートペアに対応していないが移 行先では対応させたい ○ ボリューム内のデータの構成を分割/統合したい

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24 その他の移行ツール、サービスの選定ポイント ● 利用時の金銭的コスト ● 転送速度 ● ツール特有の制約事項 ○ 帯域制御の有無 ○ 転送可能なメタデータの種類 ○ サポートしているプロトコル ○ 転送時の暗号化 ○ 移行に失敗したファイルなどのレポート機能の有無 ● 使い慣れているか

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25 移行するときに重要視したいこと 物理データ使用量の最適化と 階層化によるコスト削減

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26 ストレージのサイズによって課金が発生 Primary Storage (SSD): プロビジョニングしたサイズ Capacity Pool Storage: 物理使用量 https://aws.amazon.com/jp/fsx/netapp-ontap/pricing/

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27 コスト削減できるなら削減したいですよね? データ使用量の削減(Storage Efficiency)と 階層化の有効活用が重要

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28 Tiering Policy Allは諸刃の刃 ポストの重複排除や圧縮がかからずに階層化してしまう => Capacity Pool Storageでの処理は未サポート https://www.netapp.com/media/17239-tr4598.pdf

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29 対応方法は大きく2つ 1. Storage Efficiency用のFSxNファイルシステムを追加して転 送 2. Tiering Policyを切り替えながら転送

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30 1. SE用のFSxNファイルシステムを追加して転送 移行元がONTAPでカスケードSnapMirrorを使う場合

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31 1. SE用のFSxNファイルシステムを追加して転送 SnapMirrorを使わない場合

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32 2. Tiering Policyを切り替えながら転送 データ削減後にCapacity Pool Storageに流す を繰り返す ※ SnapMirrorは初期転送時に移行元のデータを全て転送するため採 用しづらい

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33 注意点 実際どのぐらい重複排除や圧縮で データ削減されるのかは やってみなければ分からない ↓ 得られたデータ削減量が少ないことも

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34 PoCをした上で移行の計画を立てましょう

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36 SnapMirrorはStorage Efficiencyを維持した状態で転送 移行元でStorage Efficiencyが効ききっていない状態で SnapMirrorをすると移行先でもその状態のまま