Slide 1

Slide 1 text

テストについて相談を受けたときに いつもしていること ~ コスパ全振編 ~ 2024/11/15 (Fri) ソフトウェアテストに関わる人のはっぴょうかい #テストラジオ ぱいん 1

Slide 2

Slide 2 text

HELLO! I’m… ● ぱいん🍍 @pineapplecandy ● 2児の父 ● QAエンジニア @モバイルアプリ ○ 2012-2017: SIer@Web ○ 2017-2022: テストベンダー@組込み ○ 2022-: 事業会社@組込み ● JaSST Online, JaSST Review実行委員 ● 生態: X(旧Twitter) ● 趣味: タロット、バスケ観戦、週末ドライブ ● 役割: インプロセスQA >>>>> フェーズゲートQA >>> QAコンサル 2

Slide 3

Slide 3 text

サマリ ● QAエンジニアとして様々な会社・案件で12年間 行ってきたテストに関する相談でやっていること のまとめ 3

Slide 4

Slide 4 text

もくじ 発表の前提/目的 テスト相談の目的 01 テスト相談の流れ 02 03 4 質問事項 04 参考文献 06

Slide 5

Slide 5 text

発表の前提 /目的 5

Slide 6

Slide 6 text

発表の前提 /目的 ● 前提: ○ 同じ部署の別チーム ■ 専任のQAエンジニアがいないチーム ■ 仮説検証(PoC)含めて様々なプロジェクトが様々な形態 で動いている ● 発表目的 ○ 参加者向け:普段のやり方を参考にしてもらう ○ 自分向け: 言語化、公開できていないノウハウをまとめる 6

Slide 7

Slide 7 text

テスト相談の目的 7

Slide 8

Slide 8 text

テスト相談の目的 ● 背景 ○ コアQA人材不足 (開発組織でのQA比率:2-8%) ● 目的 ○ 大義: 短時間フォローで品質を上げる ■ 立ち上げ: チームの成長促進, 品質意識向上 ■ 安定稼働: 仕組み化、標準適用 ○ 本音: 関わっていないプロダクトのことを知り たいという好奇心9割、貢献感1割。 ■ 必要だと思うことは自分で立ち上げる文化 8

Slide 9

Slide 9 text

テスト相談の流れ 9

Slide 10

Slide 10 text

初回コンタクト ● きっかけ:プロジェクトリーダまたはマネージャからの声掛け ● 空き予定に会議設定を入れてもらう ○ 1回60分 ● 聞くこと ○ 相談したいことのサマリ ● 伝えること ○ 1回で終わらなければ、おかわり可能 ○ 資料準備など不要、その場で資料など見せてくれればOK 10

Slide 11

Slide 11 text

当日まで ● 積極的に準備はしない ● しないこと ○ 周囲への聞き取り ○ 開発資料、Slackなどへのアクセス ● しない理由 ○ 先入観排除(相談者の話をまず聞く) ○ 工数削減 11

Slide 12

Slide 12 text

テスト相談本番 1/2 ● 形式 ○ 時間配分 ■ アイスブレイク 2分 ■ フリートーク 45分 ■ まとめ、ネクストアクション 10分+α ○ 原則対面: ■ 相手の表情、話し方を観察する [1] ■ 顔を覚える、覚えてもらう 12

Slide 13

Slide 13 text

テスト相談本番 2/2 ● 私と相談者の関係性 ○ 私: ファシリテーター [3] 兼 一緒に考える人 ○ 相談者: 悩み/困りごとを話す人 兼 一緒に考える人 13

Slide 14

Slide 14 text

質問事項 [2] 14

Slide 15

Slide 15 text

15

Slide 16

Slide 16 text

16

Slide 17

Slide 17 text

17

Slide 18

Slide 18 text

番外編: 状況によっては答えだけ渡す場合も ● 納期まで時間がない ● 局所的なヒントや答えだけほしい ○ 例) 端末選定の方法 ● 相手がプロマネを熟知している ○ 例)QCDのバランスを考える上で、どれを優先させるべき かQAとしての見解が欲しい 18

Slide 19

Slide 19 text

参考文献, 資料 19

Slide 20

Slide 20 text

20 No. 資料名 URL [1] 違和感のつかまえかた 組み込みシ ステムの開発者(テスター)として やっていること - JaSST ‘19 Review https://www.jasst.jp/symposium/jasstrevie w19/pdf/S3.pdf [2] 説明できるテストをつくるためにでき ることを考える - JaSST ‘24 Tohoku https://www.jasst.jp/symposium/jasst24toh oku/report_pdf/S1.pdf [3] 悩めるエンジニアのためのぽけっと ファシリテーター (同人誌; 紙冊子の み?) https://caorit.hatenadiary.com/entry/2019/ 09/22/073528 参考文献、参考資料