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01. 建設業界の抱える課題 02. これまでの取り組みと失敗 03. Who we are 04. EARTHBRAINの エンジニアとしての挑戦

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3 建設業界が依然アナログな世界であることは大きな課題

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小売 教育・医療 政府機関 娯楽 運輸 他サービス 卸売 建設 鉱業 農林水産 公務 小売・卸 金融・保険 建設 情報通信 運輸 教育 鉱業 宿泊・飲食 農林水産 1. 2019年日本(日本生産性本部) 2. 2019年米国 「NATIONAL CENSUS OF FATAL OCCUPATIONAL INJURIES IN 2019」 3. 2019年世界「Reinventing tech finance(Deloitte)」 就業者10万人あたりの死亡者数2 名目労働生産性1(千円/時間) 生産性 安全性 収益あたりIT支出の産業別比較3 デジタル活用 医療 金融・証券 IT・テック 法人サービス 教育・公益 娯楽 エネルギー 製造 小売 建設 高 低 4 建設業界の現状 建設・土木は安全性・生産性の課題も多い一方、 デジタル活用が最も遅れていることから技術介入の余地が大きい

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5 労働人口の減少に加え、高齢化が進んできているため、 今後建設業の担い手がいなくなる見込み 建設業の抱える課題 ・他産業と比較しても、55歳以上の比率が高く、また29歳以下は非常に低い ・近年、入職者は増加傾向にあるものの、この傾向が続いた場合でも10年後には約44万人減少すると予測されている。 全産業に比べて高齢化が進んでおり、 若手の就業者数は伸び悩み 労働人口の推移 建設業就業者の高齢化の進行 653 632 618 604 584 568 559 552 537 517 498 499 503 499 505 500 492 498 503 499 492 482 479 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 (万人)

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6 多くの工程は想像以上にアナログ 以下のようなプロセスを経て工程表を作成、経験と知識をもってしても複数の仮設計画が作成される。 大規模な造成工事だと2ヶ月程度の時間を要することも。 建設土木の作業工程の現状 各社のノウハウで運土計画 (メッシュで土量計算) 平面図と重ね、等高線を考慮し 仮設道路を計画 手順を反映させた 工程表を作成 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 1 2 3 4 5 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 作業休止日 天候 曜日 休日 月 4月   休日8日 5月   休日10日     暦日 計   画   工   程 工事名 : 下津原下流地区河道掘削工事 計 画 工 程 表 工  現地調査・施工計画 19 (15) 4% 0 準備工・着工前測量・3Dデータ作成 28 (18) 1 掘削( V=12, 12,20 仮設 0% 1% 5 構造物撤去工 3 残土処理 V=1,920m 1,920÷4 現地調査・施工計画 19 (15) 0 準備工・着工前測量・3Dデータ作成 35 (23) 1 2 2 残土処理(白石堰~小島地区 V=1,920m3 1,920÷300=7日 整地=1,920÷250=8日 3 河川土工 5 / 2 2 主 任 監 督 員 指 示 第 1 号 5 / 2 1 総 括 監 督 員 指 示 第 1 号 21 (15) 0% 現況測量 No.0 (BP) No.-1 No.1 BC (No.3+7.00) No.3 No.2 No.4 No.6 No.7 No.8 No.9 EC (No.9+9.5) No.10 No.10+9.5 (EP) No.11 R=∞ No.5 No.12 IP 3.000m 0.300m 0.300m 3.000m 12.000m 1 5 0 1 5 0 6.000m 0.0% FH 完成図面

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7 私たちが目指す世界 建設生産プロセスをデジタル技術で最適化し 生産性・安全性・環境適応性の飛躍的向上を目指す

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02. これまでの取り組みと失敗

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9 建機(ハード)の進化で、お客様の課題解決に取り組んだ ICT建機の開発・導入 • 建設機械での施工をICTで自動制御する「情報化施工(ICT)建機」の開発 • 2013年より日本、北米、欧州、豪州で市場導入 3次元の図面通りに 自動制御するICT建機 位置補正情報 RTK (Realtime Kinematic) コマツのICT建機 (油圧ショベル) 施工精度は±30mm 電子基準点 位置測位用衛星 GNSS (GPS/GLONASS) GNSS 補正情報配信会社 完成図3次元データ 高精度センサ付 油圧シリンダー GNSS アンテナ

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10 建機(ハード)の進化による気づき 計画 設計 掘 削 積 込 運 土 盛 土 転 圧 法 面 舗 装 施工 (着手前) 施工 施工 (完成時) 維持管理 市場投入後、部分的にしか効果を得られなかった ICT施工により、「盛る」工程の能力が高まったが、 他工程にボトルネックが発生し、工事の生産性には変化が無かった 掘削・積込 運土 盛土 法面 転圧 【一日の土量/日】 通常:550㎥ → ICT建機:825㎥

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11 スマートコンストラクションの開始 ひとつの工程だけではなく、 建設生産プロセスの全体を3次元データでつなぐ 「建設現場の見える化」が必要だとわかった 計画 設 計 施工前 施工中 施工後 (検査) 維持 保守 3D 掘 削 積 込 運 土 盛 土 転 圧 法 面 舗 装 3D 3D 3D 3D

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12 私たちが実現したいこと 顧客の成功に向けて伴走し、 顧客生涯価値(Life Time Value)を高めることです。 安全で生産性が高くスマートな工事に向けた コトを売る 代表取締役CEO 小野寺 昭則 建機、測量機器などの モノを売る

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ソリューション名 イメージ 機能概要 ソリューション名 イメージ 機能概要 ・3Dマシンガイダンス ・ペイロード ・3D地形、計測ビュアー ・コスト分析 ・デザイナとの 打ち合わせ円滑化 ・3D簡易作図 SC Field 建機・ダンプに設置する通信機 ・現場作業員の電子日報 ・将来タスクの送信 現場情報入力、指示確認用端末 (スマホ/デバイス) ・建機・ダンプの稼働ビュアー ・同稼働分析 SC Fleet ・写真、点群生成 ・固定局 SC Edge SC Pilot SC Pilotに使用する 後付けキット SC Retrofit SC Dashboard SC Design 13 カスタマージャーニーに基づいたソリューション準備の軌跡 現場のIoT 現場の可視化 施工の最適化 経営者用の複数現場 進捗確認ダッシュボード SC Insight ・施工計画/機械・労務・ 材料配置シミュレーション ・現場タスク生成 SC Simulation

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14 14 なぜ開発をつづけるのか 生産性・安全性・環境適応性の飛躍的向上に向け、 DB、IoT、可視化・最適化を軸にの高速PDCAを行う 建機 ダンプ 資材 燃料 人 ドローン 機械費 労務費 材料費 3D地形データ 高精度、リアルタイムコストデータ 売上データ Edge / Cloudで処理 コトデータ 精度良く、高速に、簡単に、安く、コトデータ化 建設現場の 地形、機械、労務、材料 可視化 課題発見 施工の最適化 タスクの作成 DX ( IoT ) デ ジ タ ル 化 層 プ ラ ッ ト フ ォ ー ム 層 ( 可 視 化 ・ 最 適 化 ) ア プ リ 層 オープンプラットフォーム:様々なソリューションプロバイダーへ開放 コトデータ

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15 安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を加速すべく、 建設機械向け遠隔操作システムを開発 顧客の価値創造に向け、開発は道半ば KOMATSUの車両技術、NTTの先端通信技術、SONYの先端高画質技術をディレクションし、 EARTHBRAINだからこそ実現することができる先端技術 ソニー最先端 イメージセンサ搭載カメラ

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03. Who we are

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17 私たちはVISIONを大切にしており、 共感できる仲間を増やしながら、VISIONを実現させたいと考えています 私たちの想い 建設生産プロセスを デジタル技術で最適化することで変革が起こり、 生産性・安全性・環境適応性が飛躍的に高まる Our VISION

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18 c 今までのトライ&エラーを活かし、現在へ 建設生産プロセスを最適化するソリューション開発 建設業向けオープンIoTプラットフォームの提供 建設生産プロセスを最適化するソリューション開発に向けては 新しい知見が必要だったため、4社のJVCを設立

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19 会社概要 設立年 本社所在地 資本金 経営 会社名 事業概要 2021年7月 東京都港区六本木1丁目6番1号泉ガーデンタワー29F 368.7億円 (資本準備金を含む) 代表取締役会長:四家 千佳史 代表取締役社長:小野寺 昭則 取締役副社長:河内山 晃 株式会社EARTHBRAIN 建設業向けデジタルソリューションの開発、保守など 社員数 178名 (EARTHBRAINプロパー:85) ※2024/1/1現在

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20 私たちの強み 大手4社のJVCのスタートアップ企業として、 強みを活かしながら開発を続けている スタートアップ 大企業 ・意思決定のスピード ・独立した意思決定 ・アジャイルプロセス ・裁量の幅(Willの実現) ・ビジョン/ミッションドリブン経営 ・資本力 ・人(専門家のアサイン) ・コネクション(グローバル販路)

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21 Dashboardは2021年11月のリリース後から、 世界20か国以上で利用されている 顧客の価値創造はグローバルへ

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土木市場規模 効率化対象コスト (設定根拠) ・政府目標;20% (2016年第1回未来投資会議) ・過去実績;30% 生産性向上目標 価値創造規模 24兆円/年 200兆円/年 世界 日本 31 16 22 22 材料費 4 営業利益 間接費・ 一般管理費 労務費 その他 機械費 100 5 削 減 対 象 の 直 接 費 間接費・一般管理費も コスト削減余地ある可能性 3.1~4.7 兆円/年 26~39 兆円/年 20~30% ( i-Construction/スマートコンストラクション) 生産性向上による価値創造規模の拡大 土木市場の生産性向上による価値創造ポテンシャルは極めて大きい 工事発注金額 の65% 世界 日本

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04. EARTHBRAINの エンジニアとしての挑戦

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24 EARTHBRAINのエンジニア Sergio Nizama テックリード 2022年1月に入社し、WEB API開発を担 当しています。課題解決に向けた革新的 なアプローチを模索するプロセスの中で、 高いスキルを持ったエンジニアと新しい 知識/スキルを習得できるため、日々成長 を感じています。また、インプットに対 して前向きなチームで、入社してから新 しい言語を体得することができ、テック リードになることができました。刺激を しあいながら、チャレンジを促す環境に 働き甲斐を感じています。 2022年12月に入社し、SREというロール を担当しています。主担当は持ちつつも 色々なプロジェクトに横断的に関わって います。スタートアップ×大手の良いと ころ取りで、資本があるからこそ色々と 挑戦できるところを魅力に感じています。 また、業界としても市場規模が大きく、 競合も少ないため、パイオニアになれる チャンスがある上、私たちの頑張り次第 で更に良い会社/環境にできる可能性があ るため、自分事として頑張れます。 嵩下 奈都美 Charu Jain テックリード 2024年4月1日入社し、建設現場のデジタ ルツインシミュレーションと視覚化を支 援するソフトウェア開発を担当していま す。日本とグローバルそれぞれの視点を 持つ優秀な開発者と一緒に働くことに、 非常にやりがいを感じています。開発者 としてだけでなく、地理空間や土木工学 に関する多くの知識も得られることも魅 力の一つと感じています。日本に留まら ず世界で土木DXのパイオニアを目指す一 員であることに誇りを感じながら働いて います。 SREチームリーダー

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25 日本、アメリカ、アジア、ヨーロッパで展開中 (建機業界で世界No.2のコマツグループの世界中の拠点と連携) 全世界のカスタマーサクセスに向けて フィラデルフィア ベルギー フィリピン ソルト レイクシティ シカゴ

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Programming Languages For 3D Solutions Frameworks, Middlewares & Libraries Cloud Infrastructure Development teams’ tools DevOps JavaScript TypeScript Go Node.js Cesium Unreal Engine Google Cloud Platform Amazon Web Services React NestJS Next.js GoReplay GitHub Actions Docker Kubernetes Terraform SonarCloud Jest Scrum Github Jira OpenAPI Slack Gather Notion Miro C# Robotics Robot OS GAZEBO Unity AI GDAL pdal Python Java PyTorch OpenAI 26 EARTHBRAINの技術スタック

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27 オフラインでのコミュニケーションはもちろん、 さまざまなツールを活用し生産性の向上を目指しています Communication tool ・・・etc

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28 ■ 福利厚生等 ・小松製作所健康保険組合加入 (定期健康診断、保養所活用可) ・オフィスグリコ / コーヒーの無料提供 ・ 開発者専用のPC(Macbook Pro)・Iphone支給 働き方・福利厚生等 ■ 働き方 • 裁量労働制 • 在宅勤務(週2回の原則出社) • 複業可(事前申請必要) • 7月~9月に5日取得できる夏休み有(有休とは別) ・入社時に2~10日の有休付与(日数は入社時期による)

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29 日本から世界へ。