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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN ナビタイムジャパンと
 Slack×Workflow運用
 株式会社ナビタイムジャパン 経営推進部 情報システム、開発サポート 天野 剛志 1

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 写真 or 図 自己紹介 天野 剛志(アマノ ツヨシ) 経営推進部 情報システム 兼 開発サポート リーダー ● 社内システム全般の 運用・構築・推進を担当。 ○ 社内SV/NW/AWS ○ SaaS(Slack,Sansan等)導入/運用 ○ Atlassian製品運用/クラウド化 ○ サポート/社内ヘルプデスク ○ 全社運用効率化、自動化 ● 趣味:週に1回の皇居ラン (左は2019年東京マラソン) 2

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 自己紹介 夫婦Slackの実践について 3

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 自己紹介 夫婦Slack…夫婦でSlackを使い コミュニケーションを活発化させ 夫婦間のエンゲージメントを 向上させること。 ・Channelごとに会話を分類できるため 情報が埋もれたり、話が散漫になりません。 ・Google CalenderやTrelloと連携できるため カレンダーやお使いタスク漏れが減少。 当然チャンネルはすべてPublicです。 Privateチャンネル作成は規定で禁止されております。 また、多くのアプリ連携を実装してます。 4

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 自己紹介 帰宅通知Botについて (Slack × IFFFT × GAS) 5

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 自己紹介 天野が、夜19時以降に会社を出ると 会社を離れたことをスマホが自動測位します。 → 帰宅ChannelにBOTが通知し、帰宅開始したとみなされます。 → 帰宅チャンネルはPublicであるため 当然妻もそのメッセージは確認できます。 つまり、寄り道せず1時間以内に帰宅しないといけません! 6

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 自己紹介 このように、夫婦Slackを用いて 天野家の平和は 無事に保たれております。                        (右の絵はイメージです) 7

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 会社概要 ● About NAVITME ○ 社長(大西啓介)・副社長(菊池新)が、大学時代より   経路探索エンジンの研究を行う ○ 1998年に、世界初のトータルナビゲーションシステムが完成 ○ 2000年3月に、株式会社ナビタイムジャパン設立 ○ 自社内で、サービス企画、開発、サポート、デザイン全てを実施。 ● 経営理念 ○ 「経路探索エンジンの技術で、世界の産業に奉仕する」 8

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 会社紹介 ● 基本情報 ○ オフィス:東京都港区南青山(表参道) ○ 社員数:約540人(2018年11月現在) ○ エンジニア:80%(430人) ○ 平均年齢:31.2歳 ● サービスとユーザー ○ 個人向け、法人向けに多くのサービスをリリース ○ 延べ月間UU数:5100万人(2018年9月末時点) ○ 有料会員数:480万人(2018年9月末時点) 9

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN NAVITIME for Slack bot Slack向けの乗換検索アプリを 2019/7 にリリースしました。 /navitime 〇〇駅から△△駅 「公共交通機関を使った移動時の経路検索が Slackの中で可能になるもので 公開直後には「グローバルでトップ3のアプリになった」 というほど高い人気を集めた。」             2019/9 Slack frontiers 上田様 10

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN NAVITIME for Slack bot Slack向け駅混雑予報を 2020/5にリリースしました。 /navitime ○○駅の混雑状況  と入力すると、現在時刻から 5時間後までの混雑予報を表示。 先日のSlack Workstye Innovation Dayでも ご紹介いただきました。 11

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN Agenda 1.全社コミュニケーション の Slack化について 3.ワークフロービルダー(Webhook)を使ってみた 2.移行施策 12

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.全社コミュニケーションの Slack化について 13

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 2016年7月にSlackの導入を開始、 2019年5月からPlusを利用しております。 導入から4年以上が経過し 社内のコミュニケーションや開発運用で Slackは不可欠な存在となりました。 14

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN Slack ユーザー数:約1,000 (ゲスト含) Dairy Post :約13,000 15

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.Slack導入と効果について 4年間の運用を通じて、以下の問題点が…。 ・コミュニケーションはメールとSlack自由選択制のため 同じ内容の連絡が、人によりメールとSlack両方で行われる事 態が発生。 → 運用の無駄を省き、Slackにすべての情報が記載される世 界を実現したく、社内コミュニケーションのSlack統合へ動き出 しました。 16

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 施策1)Slack移行範囲の明確化 17

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN ・社内ドメイン(@navitime.co.jp)向け手動メール送信運用の 廃止。 ・社外取引先とのメールや、他のサービスから送られる メールはSlack移行対象外。 ・すべてのメール送受信を止めることはできない。 (そもそもメール廃絶が目的ではない) 18

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 施策2)慣例メールの移行先明示化 19

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 個別勤怠連絡: 前)関係メーリングリストに連絡 後)全社共通ワークフローを作成し 関係するチャンネルへ告知。 JSONを配布し、改変も許可 20

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 社外との連絡: 前)メール or Slackのゲスト招待 後)メール or Slack Connectの運用 コミュニケーション速度を上げるために Slack Connectの運用を推奨。 現在会社全体で、10個のSlackConnectを利用しています。 (4社間とまたがる利用例も存在します) 21

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 施策3)コーポレート共通質問Channel 「help_経営推進部」 22

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN Slack移行に伴い、コーポレート系から 以下のような要望が上がってきました。 「今までメールで問い合わせを受けた場合は どのように運用を変えればいいのですか?」 23

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 総務、経理、労務、情シスなどのバックオフィスで どのように依頼を受けるか、喫緊の課題でした。 <課題> ・現状質問はメールベースのため、状況が可視化されない。 ・一部個別でhelp channelを作っているが、アナウンス不足で機 能していない。また複数部門を含む質問ができない。 24

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN ただし、以下の要望もあり Slack移行後も質問の秘匿性を担保する必要がありました。 ・Public Channelで質問を受けると、際限なく質問が来る。 そのため、受けた質問は見えないようにできないか。 ・転居、入退社、家族の問題など 秘匿性の高い質問も受ける必要がある。 25

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN コーポレート全体に質問できるチャンネルを 設置し、全社公開しました!(#help_経営推進部) このチャンネルに入れば 情シス/労務/総務/経理など すべてのバックオフィス部門へ質問を実施できます。 ワークフロービルダーも設置し 各部署への導線も確立させました。 「公開」「非公開」の動線を用意して 非公開質問はPrivateチャンネルに遷移するなど 質問の秘匿性も担保されております。 26

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 質問ワークフローを起動すると 対象のチームにメンション付き質問が送られます。 コーポレートチームは、Emoji投稿で 回答状況のステータス(確認/回答完了)が ひと目で分かるようにしております。 27

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN #help_経営推進部の設置について 以下のメリットを生み出すことができました。 <メリット> ・窓口が統一化されており、質問障壁が低い。 ・質問が可視化され、ナレッジ化されていく。 ・ワークフローを追加することで 「年末調整」や「年次定期イベント」などの案内が可能に。 28

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN Slack移行の効果 29

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.Slack導入と効果について 移行の結果、以下の数値が得られました。 会社全体の1日平均のメール受信数が 31,000通(7月)から 24,000通(8月、9月)に削減 受信メール1通の受信と確認に10秒費やすと考えると 70,000秒≒20時間 全社で約20時間/1日の削減になります。 30

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.Slack導入と効果について その他にも、各社内で運用フローを変え Slack移行を進めております。 10/1に完全移行が完了するので その際は、よりよい数値が取れると思われます。 31

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 2.ワークフロービルダー (Webhook)を使ってみた 32

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN ワークフロービルダーの中で 実は今まで使ったことのない Webhook。 使ったことありますか? 私は有りません! 33

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN QiitaやNoteを探しても 利用例はあまりない…。 というわけで、 初めて使ってみました! 34

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN ワークフロービルダーのWebhookは 基本動作がIncoming Webhookです。 スプレッドシートの更新をトリガーにして GASがワークフローを起動させるジョブを 作ってみました。 その名も納品物連絡ワークフローです。 35

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.総務が納品物を受領する 2.納品スプレッドシートを更新する。 3.対象チャンネルでその情報を記載し 取りに来てもらうように連絡する。 ただし、物によっては連絡しないものもある 上記の業務を、Webhook+ワークフローで 効率化してみました。 36

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.Slack導入と効果について 納品物連絡ワークフロー ① 納品情報マスター更新 ③ 総務のチャンネルに 更新情報告知+連絡ボタン ④ ボタンを押すと 対象部署 or 選択者に連絡!! ② 更新トリガーからWebhook起動、ワーク フローを呼び出し 37

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.Slack導入と効果について 初めて使ってみましたが スプレッドシート更新をトリガーとして ジョブを起動できるのは汎用性が高い。 活躍の場面は多そうです。 ワークフロービルダーには、更なる 機能拡張と安定性を期待してます! 38

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CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.Slack導入と効果について 以上、ご清聴ありがとうございました! 39