スタートアップが AWS FTR を取得するべき理由
by
izzii
Link
Embed
Share
Beginning
This slide
Copy link URL
Copy link URL
Copy iframe embed code
Copy iframe embed code
Copy javascript embed code
Copy javascript embed code
Share
Tweet
Share
Tweet
Slide 1
Slide 1 text
スタートアップが AWS FTR を取得するべき理由 市川悠人/izzii @ Techtouch 2024/05/27 スタートアップが AWS パートナーになる理由
Slide 2
Slide 2 text
自己紹介 名前:市川悠人/izzii 所属:テックタッチ株式会社 経歴:AI -> セキュリティ系PdM -> SRE 趣味:登山!ボルダリング! X: ahneahneahne
Slide 3
Slide 3 text
「テックタッチ」の紹介 任意のシステムの上にガイダンスや UI/AI をあと載せできるDigital Addaptation Platform (DAP) 製品を作っています!
Slide 4
Slide 4 text
「テックタッチ」導入企業(一部)
Slide 5
Slide 5 text
AWS Qualified Software です! 本テーマである AWS FTR を通過した証!
Slide 6
Slide 6 text
本日のテイクノート スタートアップが AWS FTR を取得するべき理由は セキュリティ知識がなくても かなり具体的な ToDo を通して 価値あるコンプライアンス型セキュリティを 進める事ができるから! そして後でやるより今やったほうが高コスパ!
Slide 7
Slide 7 text
AWS FTR とは? AWS Fundamental Technical Review の略称で、 AWS からのレビューを受けて認定をもらう仕組みです。 パートナーステージを Validated に上げるために必要です。 パートナーであれば無料で受けられます!! 対象はソフトウェアベンダーだけではありません!! 参考:https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/what-is-aws-ftr/
Slide 8
Slide 8 text
AWS FTR のレビュー内容 - Partner Hosted - サポートレベル - アーキテクチャレビュー - AWS ルートアカウント - AWS からの連絡 - AWS CloudTrail - アイデンティティおよびアクセス管理 - 運用セキュリティ - ネットワークセキュリティ - バックアップと復元 - レジリエンス - Amazon S3 バケットアクセス - クロスアカウントアクセス - 機密データ - 規則遵守の検証プロセス (注意)最新や詳細の情報は AWS から直接得てください!
Slide 9
Slide 9 text
AWS FTR 取得のメリット 1. AWS パートナーシップを利用した営業広報活動が可能に 2. 具体的なコンプライアンス型セキュリティの実践 -> セキュリティ人材の不足するスタートアップでこそより価値が 高い ..
Slide 10
Slide 10 text
セキュリティ対策の最重要課題 映えある第1位は 「何をやったらいいかわからない」 です。 (個人の経験と直感に基づいてランキングが計算されております?)
Slide 11
Slide 11 text
セキュリティ対策は大きく2パターン 脅威ベース - 攻撃者目線で何をどう狙うか?という発想から対策を進める方式。 情報セキュリティの過去事例の知識が最低限必要。 コンプライアンスベース - 有識者が基本的なセキュリティ ToDo を整理してくれているので やるだけ(?)
Slide 12
Slide 12 text
セキュリティ対策は大きく2パターン 脅威ベース - 攻撃者目線で何をどう狙うか?という発想から対策を進める方式。 情報セキュリティの過去事例の知識が最低限必要。 コンプライアンスベース - 有識者が基本的なセキュリティ ToDo を整理してくれているので 実作業に噛み砕いてやるだけ。
Slide 13
Slide 13 text
どんなコンプライアンスがあるの? NIST SP 800-53,171,183 .. CIS Benchmarks PCI-DSS ISO-27001, 27017.. OWASP ASVS, SAMM AWS FTR AWS Well Architected Review .. などなど
Slide 14
Slide 14 text
例1:ISO/IEC 27001 ISMS を運用管理するための 要求事項としてまとめられた国際標準規格。 主にコーポレートセキュリティに関するコンプライアンス。 ToDo は抽象度が高いので外部にコンサルしてもらう場合も。 認定が存在する。 参考:https://www.lrm.jp/security_magazine/difference_isms-iso27001/
Slide 15
Slide 15 text
例2:OWASP ASVS 脆弱性診断の結果が OWASP ASVS で カテゴリ分けされていたりするので、 見たことがある方も多いのでは。 セキュリティの知識がなくてもできるものから、 そうでないものまで。 公式の認定は存在しない。 参考:https://github.com/OWASP/ASVS
Slide 16
Slide 16 text
例3:AWS FTR AWS 上で構築されたサービスにおいて、 セキュリティに配慮し、 サービスの安定提供のための設計や運用が一定水準以上であるか といったことを問うもの。 ToDo が具体的なので外部の手を借りる必要はないと感じた。 認定が存在する。
Slide 17
Slide 17 text
(余談)個人的にはツール系も好きです 過剰気味に脆弱性を教えてくれるので、 意味があるものを判断して対処するとよい。 (注意)発表者はコンプライアンスを広義解 釈している嫌いがあります笑 文脈によって使い分けてください!
Slide 18
Slide 18 text
AWS FTR 振り返り なセキュリティコンプライアンス AWS を使ったサービスの セキュア化の 1st ステップにおすすめ - 認定がもらえる - 取得と維持が無料 - 必要最低限に絞られている印象(どの会社でもマッチするのでは?) - ToDo が具体的 - プロダクトセキュリティに特化
Slide 19
Slide 19 text
対策例を紹介します
Slide 20
Slide 20 text
IAM-009 アプリケーションコードにシークレットを含まない 放置されていたものを全て、AWS Secret Manager などに移し、ローテー ションしました。 さらに gitleaks を導入することで誰かがシークレットをハードコードしてし まうことをふせぎました。 参考:https://github.com/gitleaks/gitleaks
Slide 21
Slide 21 text
SECOPS-001 脆弱性管理を実施する テックタッチでは Github dependabot AWS Inspector AWS Lambda Looker Studio Slack の組み合わせで実施しています。 脆弱性の即時対応と、定期的な脆弱性の削減が運用に載ると 安心感が爆上げです。 ダッシュボードのスクショを 載せるわけにもいかず🥺
Slide 22
Slide 22 text
IAM-002 クレデンシャルを定期的にローテーションする IAM KEY をほぼ全て削除することで対応しました。 IAM KEY を使わないといけない状況というのは かなり限られるものと思われます。 そもそも漏れるキーが存在しないというのは安心感爆上げです!
Slide 23
Slide 23 text
本日のテイクノート スタートアップが AWS FTR を取得するべき理由は セキュリティ知識がなくても かなり具体的な ToDo を通して 価値あるコンプライアンス型セキュリティを 進める事ができるから! そして後でやるより今やったほうが高コスパ!
Slide 24
Slide 24 text
テックタッチでは絶賛採用募集中です!