Slide 1

Slide 1 text

AWS活⽤のための要求⼯学 2024年7⽉13⽇ Shigeki Shoji

Slide 2

Slide 2 text

庄司重樹 受賞歴 2024 Japan AWS All Certifications Engineers 2023 Japan AWS Top Engineers 資格 AWS認定13冠 Professional Scrum Product Owner I Professional Scrum Master I Professional Scrum Developer I コミュニティ AWS Community Builders program、関ジャバ、JJUG、Scala関⻄、もめんと会他 2

Slide 3

Slide 3 text

要求仕様の品質特性 複数の要求間や要求仕様が満たすべき品質特性 • 完全性 (completeness) • 無⽭盾性 (consistency) • 実現性 (feasibility) • 包括性 (comprehensiveness) • 妥当性確認可能性 (ability to be validated) 3

Slide 4

Slide 4 text

全ての品質特性を満たした要求の価値 ⽇常的に破壊的イノベーションが⽣まれる時代に、全ての品質特 性を満たすことの価値とは? • 必要な機能、特性、制約、品質要求をもれなく記述する完全性 を満たすことの価値? • 要求記述時に考えていた実現可能な選択が、実現に向けて進ん でいる間にもっといい選択が⽣まれたり、検討もしなかったよ り良い実現可能な選択が出てくるかも • 連携するサービスとの関係が変化する、新サービスの登場に よって包括性を変更する事態が起こるのでは? 4

Slide 5

Slide 5 text

要求プロセスの提案 • AIシステム要求⼯学のプロセスでは螺旋状のプロセスが提案さ れている。 • 放送⼤学⼤学院「要求⼯学 ʻ24」の中で類似の「鳴⾨モデル」 が提案されている。 5

Slide 6

Slide 6 text

ビジネス要求 要求獲得・分析 要求記述 要求の妥当性・⼀貫性検証 要求のモニタリングと保守 6

Slide 7

Slide 7 text

スクラムへの適⽤ 要求のサイクルとスクラムのスプリントサイクルはおそらく異な るだろう。要求のサイクルとスクラムのスプリントへは「⾮同期 のメッセージパッシングに依って確⽴する」。 • 要求記述から「プロダクトバックログ」キューに Push する。 • プロダクトオーナ含むスクラムチームは「要求の妥当性・⼀貫 性検証」をフィードバックする。実現可能だった場合は「ビジ ネス価値」のフィードバックも併せて実⾏する。 7

Slide 8

Slide 8 text

8

Slide 9

Slide 9 text

9 ありがとうございました