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もしKagglerが スクラムを学んだら 2024/08/03 すえ

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自己紹介 すえ ● 某コンサルの データサイエンティスト ● コンペは画像系とかNLPとか ● 二児のパパ ● ゴルフは最近全然行けてない

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Kaggleの取り組み方 Before After

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スクラムを知る前は行き当たりバッタリで計画性なくKaggleに取り組んでいた 残り2週間であとどれだけ できるか見通しが立たない 具体的にどういうタスクをやっ ていったらいいか…… 作業の進捗がこのペースで いいかわからない あと何をすればいい? コンペ終了間際に学習コードを 変更し始めたら、コンペ終了 までに間に合わなかった ……

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スクラムのやり方をKaggleに取り込むと、順調に進められるようになった 残り2週間で これだけできそう すぐ着手できるレベルまで タスクを細かく切り分けておこう 今週はここまで終わって いれば計画通り 〇〇がわからないから、一旦 調査するタスクを入れよう 今やろうとしていることを全部 やろうとするとコンペ終了に間に 合わないから、優先順位をつけよう

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スクラムとは?

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スクラムはアジャイル開発の手法の1つ アジャイル:短い期間ごとに、一部の機能を完成させていく デプロイ 設計 実装 テスト ウォーターフォール:最初に仕様を決めて、順番に進める デプロイ 設計 実装 テスト 機能1 機能2 デプロイ 設計 実装 テスト デプロイ 設計 実装 テスト 機能3

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スクラムの概要 機能A ・タスク1 ・タスク2   :   : プロダクト バックログ 機能A ・タスク1 ・タスク2   :   : スプリント バックログ スプリント プランニング スプリント インクリメント (製品増分) デイリー スクラム スプリント レビュー レトロスペクティブ (振り返り) 1スプリントを1週間〜1カ月とし、繰り返す

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スクラムをKaggleに 当てはめると……

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スクラムをKaggleに当てはめると…… ※これまで1人で参加してきたので、スクラムにおける役割の話(プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者)の話は除外します 機能A ・タスク1 ・タスク2   :   : プロダクト バックログ 機能A ・タスク1 ・タスク2   :   : スプリント バックログ スプリント プランニング スプリント インクリメント (製品増分) デイリー スクラム スプリント レビュー レトロスペクティブ (振り返り) 「機能」に以下のようなものを当てはめて、 スプリントごとに優先順位を決める ・EDA ・Baselineモデル作成 ・推論パイプライン構築 ひとりで振り返る 以下のようなものが 「インクリメント」になる ・EDAの結果 ・新しいモデルのCV / LB スコア ・推論パイプライン構築のコード 期間を区切って(1週間など)、スプリント最初に作ると決 めた機能を作りきれるようにタスクを こなしていく

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スクラムのどういうところがKaggleの役に立つのか ● 1スプリント(1週間)ごとに目標を定める習慣がつく (スプリントプランニング) ● 決まった期間で振り返る習慣がつく (レトロスペクティブ) ● 「残タスクの作業量」と「これからできる作業量」の見通しがよくなる (ストーリーポイント)

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スプリントプランニングとは? 機能A ・タスク1 ・タスク2   :   : プロダクト バックログ 機能A ・タスク1 ・タスク2   :   : スプリント バックログ スプリント プランニング スプリント インクリメント (製品増分) デイリー スクラム スプリント レビュー レトロスペクティブ (振り返り) 「機能」に以下のようなものを当てはめて、 スプリントごとに優先順位を決める ・EDA ・Baselineモデル作成 ・推論パイプライン構築 ひとりで振り返る 以下のようなものが 「インクリメント」になる ・EDAの結果 ・新しいモデルのCV / LB スコア ・推論パイプライン構築のコード 期間を区切って(1週間など)、スプリント最初に作ると決 めた機能を作りきれるようにタスクを こなしていく

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スプリントプランニングでやること バックログに タスクを 並べておく 優先順位を考慮して 次のスプリントで やるタスクを決める 上記の要領で次のスプリントのタスクを決めると「直近 1週間でやるべきこと」が明確になる

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レトロスペクティブ 機能A ・タスク1 ・タスク2   :   : プロダクト バックログ 機能A ・タスク1 ・タスク2   :   : スプリント バックログ スプリント プランニング スプリント インクリメント (製品増分) デイリー スクラム スプリント レビュー レトロスペクティブ (振り返り) 「機能」に以下のようなものを当てはめて、 スプリントごとに優先順位を決める ・EDA ・Baselineモデル作成 ・推論パイプライン構築 ひとりで振り返る 以下のようなものが 「インクリメント」になる ・EDAの結果 ・新しいモデルのCV / LB スコア ・推論パイプライン構築のコード 期間を区切って(1週間など)、スプリント最初に作ると決 めた機能を作りきれるようにタスクを こなしていく

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レトロスペクティブでやること Keep Problem Try 「良かったこと」「続けたいこと」を書く 「悪かったこと」「要改善点」を書く Keep, Problemを受けて 「どう改善するか」「試したいこと」を書く スクラムでよく使う以下の枠組みで書き出すと、Kaggleの取り組み方がよくなっていく。

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ストーリーポイントとは? 機能A ・タスク1 ・タスク2   :   : プロダクト バックログ 機能A ・タスク1 ・タスク2   :   : スプリント バックログ スプリント プランニング スプリント インクリメント (製品増分) デイリー スクラム スプリント レビュー レトロスペクティブ (振り返り) 「機能」に以下のようなものを当てはめて、 スプリントごとに優先順位を決める ・EDA ・Baselineモデル作成 ・推論パイプライン構築 ひとりで振り返る 以下のようなものが 「インクリメント」になる ・EDAの結果 ・新しいモデルのCV / LB スコア ・推論パイプライン構築のコード 期間を区切って(1週間など)、スプリント最初に作ると決 めた機能を作りきれるようにタスクを こなしていく 作業量の見積もりに 「ストーリーポイント」を使う

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ストーリーポイントとは? ストーリーポイント(SP)での作業量見積もりは、基準を決めて相対的に行う。 基準 SP: 3 SP: 1 SP: 5 基準より小さい 基準より大きい

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ストーリーポイント スクラムで使われるツール(JIRAなど)には、各タスクにSPを入力する欄がある SP大のタスクは手が止まったり 進捗が悪くなる元なので、 SP小のタスクに分解するのが吉。 (現在の知識で分解しきれない 時は、そのための「調査タスク」を置 く)

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ストーリーポイント スプリントをある数回こなすと「1スプリント当たり消化できるSP」(ベロシティ)が見える。 →「コンペ終盤の残り⚪週間のタイミングで、あとどこまでできるか」の見通しが立てやすくなる。

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さいごに Kaggleの取り組み方を迷っている方は、ぜひスクラムの要素を取り入れてみてください! スクラムはチームでやる手法なのにほぼずっと一人なので、チームを組んでくれる方募集中