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インフラエンジニアが活きる組織、活きない組織って? ~技術と組織文化の視点から~ 2024年12月13日 Shuma

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自己紹介 現職 ● 自社開発企業でインフラエンジニア キャリア変遷 ● 飲食店店長 → バイト → インフラエンジニア ○ 情シス、インフラ基盤、開発など担当 技術スタック ● クラウド:AWS, Google Cloud Platform ● 言語:PHP, Python ● その他:Infrastructure as Code(Terraformの勉強中)

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インフラエンジニアの価値てなに? システムの土台を支え、 RASISを実現する技術者 5つの重要な責務 ● Reliability(信頼性) ○ 安定したシステム運用を実現するアーキテクチャ設計 ● Availability(可用性) ○ 24/365のサービス継続性を確保 ● Serviceability(保守性) ○ 効率的な運用と迅速な障害対応の実現 ● Integrity(完全性) ○ システムとデータの一貫性を担保 ● Security(安全性) ○ 多層防御によるセキュリティの確保 組織におけるインフラエンジニアの課題 ● 日常業務の価値が見えづらい ● 予防保守の重要性が理解されにくい ● システム安定時の貢献が認識されにくい

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インフラエンジニアが活きる組織 「見えない価値」を理解する文化 ● バックエンドとインフラの求める役割や課題を可視化し組織に共有している ○ 例:定期的な活動報告会の実施 ○ 例:予防保守による効果の可視化 ● 技術的負債の解消を経営課題として認識 ○ 例:システム更新の必要性を理解 ○ 例:保守コストの可視化を評価 心理的安全性の確保 ● 失敗を学びの機会として捉える ○ 例:改善提案を積極的に受け入れる ● チーム間の相互理解を促進 ○ 例:定期的なナレッジ共有会 ○ 例:部門間での人材交流

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インフラエンジニアが活きない組織 コミュニケーション不全の課題 ● インフラチームの孤立 ○ 影響:情報共有の不足 ○ 影響:チーム間の相互理解欠如 ● ミッションと価値の不明確さ ○ 影響:モチベーション低下 ○ 影響:キャリアパスの不透明さ 改善が必要な組織文化 ● 属人化を放置する体質 ● 予防保守よりも障害対応を重視 ● 技術的負債への無理解 ● インフラ業務の価値が見えない状態

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まとめ 組織文化の改善に向けて ● コミュニケーションの促進 ○ 定期的な組織間対話の場作り ○ インフラチームの活動の可視化 ● 相互理解の深化 ○ 事業部門との定期的な意見交換 ○ インフラ業務の価値の共有 次のステップ ● 自社の組織文化を確認する ● できることから改善を始める ● 継続的な対話を続ける。                                                                           ご清聴ありがとうございました。