Slide 1

Slide 1 text

GPSマルチユニット SORACOM EditionとNode-RED を組み合わせた子どもの見守りシステム Node-RED Con Tokyo 2020 Oct. 10, 2020 株式会社ソラコム / SORACOM, INC. ソフトウェアエンジニア / Software Engineer 中西 数樹 / Kazuki Nakanishi

Slide 2

Slide 2 text

自己紹介 株式会社ソラコム / ソフトウェアエンジニア 中西 数樹 (kaz) 経歴: 前職はSIerだが、縁があってNode-REDコミュニティへ のコントリビューション活動に参加。 • ノードのアイコン変更 • UI自動テストフレームワーク 現在は株式会社ソラコムで、バックエンドエンジニアと して日々開発している。

Slide 3

Slide 3 text

お話しする内容 • ソラコムとは? • 開発の背景 • 必要な機能 • 作成したNode-REDフローの紹介

Slide 4

Slide 4 text

株式会社ソラコム IoT向けのグローバル 通信プラットフォームを提供 クラウドベースの セルラー(3G/LTE) 通信 すぐに利用 開始できる セキュリティ 考慮済み API利用が 可能 安価な 従量課金

Slide 5

Slide 5 text

IoT とは? デジタル化対象 利用者 モノやコトをデジタル化 ヒトとモノをつなげる 101010001001010001

Slide 6

Slide 6 text

IoT は「テクノロジーの総合格闘技」 デジタル化対象 デバイス ネットワーク クラウド 利用者 アプリケーション ストレージ データ処理 ゲートウェイ パケット交換 バックホール アクセスポイント 通信モジュール マイコン センサー デジタル化するための様々な技術要素 セキュリティ ロジスティクス ペイメント オペレーション レギュレーション

Slide 7

Slide 7 text

ソラコムは「IoT のつなぐ」を簡単に デジタル化対象 デバイス ネットワーク クラウド 利用者 アプリケーション ストレージ データ処理 ゲートウェイ パケット交換 バックホール アクセスポイント 通信モジュール マイコン センサー セキュリティ ロジスティクス ペイメント オペレーション データ転送 デバイス 管理 データ 保存 クラウド 連携 閉域接続 遠隔アクセス 可視化 認証 通信制御 IoT 通信 クラウドサービス IoT デバイス

Slide 8

Slide 8 text

開発の背景 学校 子供 いつもの時間に 帰ってこない、、 がいるのでは!? 見守れるようにしたい! この時のslackの様子

Slide 9

Slide 9 text

必要な機能 現在の位置情報を表示できる(トラッキング) 範囲外を検知した時に通知できる(ジオフェンシング) どこからでも位置情報を送ることができる

Slide 10

Slide 10 text

GPSマルチユニット SORACOM edition • 位置情報・温度・湿度・加速度センサー搭載 • バッテリー内蔵でどこにでも設置可能 • 省電力なセルラー通信 LTE-M 採用 • 加速度を検知してデータ送信 どこからでも位置情報を送ることができる https://soracom.jp/products/kit/gps_multiunit/

Slide 11

Slide 11 text

GPSマルチユニットで実現する簡単 IoT GPSマルチユニット SORACOM Edition かんたんポイント① デバイスへの面倒な初期設定不要 (APN・接続先の設定済) かんたんポイント② データの送信頻度や送信時間などを ユーザーコンソールで設定可能 ユーザーコンソール データ転送支援 SORACOM Beam かんたんポイント③ デバイスの設定を変更無しに接続先の サービスを好きに切替可能。暗号化も可 各種クラウドと連携

Slide 12

Slide 12 text

SORACOM GPS multiunit ノード • lat, lon: 緯度・経度 • temp: 温度 (℃) • humi: 湿度 (%) • x, y, z: 各軸の加速度 (mG) • bat, rs: 電池 / アンテナピクト • type: 送信手段の種別 詳細はこちら https://www.npmjs.com/package/node-red-contrib-soracom-gps-multiunit

Slide 13

Slide 13 text

Node-REDで表示と通知を実現 現在の位置情報を表示できる 範囲外を検知した時に通知できる 見逃す場合がある メール ミーティングに割り込んでしまう 上2つの問題を解決できる! 音 LED

Slide 14

Slide 14 text

システム構成 データ転送支援 SORACOM Beam GPS マルチユニット SORACOM Edition MQTT Worldmap ノード LEDで通知 Raspberry Pi & Sense HAT 確認 HTTPS

Slide 15

Slide 15 text

現在位置の表示フロー • Worldmapノードにそのまま送れば実現 • 普段は電池節約のため30分間隔で送信 • 加速度を検知すると、30秒〜1分程度の 間隔で送信

Slide 16

Slide 16 text

範囲外検知の通知フロー クラウド上のNode-REDサーバ Raspberry Pi上のNode-RED Geofenceノードは マップ上から範囲の 指定が可能 MQTTメッセージを受け取ったら LEDを光らせて通知。 配置するだけでMQTTブローカーに! Joystick操作でLEDをクリア。

Slide 17

Slide 17 text

デモンストレーション • 開始時はLEDが光っていない状態 • 範囲外まで歩いて位置情報が送られるとLEDが光った

Slide 18

Slide 18 text

想定外のメリット 祖父母が毎日子供の通学様子を見ており、ちょっと した親孝行になった。 子供が帰ってくることが事前に分かるため、ド アを開ける準備ができるようになった。 ついでに窓から手も振ってあげられる。

Slide 19

Slide 19 text

まとめ • GPSマルチユニット SORACOM Editionはバッテリー とセルラー通信があるためどこでも使える。 • Node-REDと繋げると簡単に色々なことができる。 • フローを公開しているのでぜひ試してみて下さい。 • 温湿度を表示するダッシュボードや、GPS マルチユニッ トの向きを検知するフローもあります! • https://flows.nodered.org/flow/d3676a72de816a3c7ef97425d32f8731

Slide 20

Slide 20 text

世界中のヒトとモノをつなげ 共鳴する社会へ