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Confidential Hacobuで開発⽣産性を捉えるために 取り組んできたこと 〜Findy Team+ 導⼊から SPACE 利⽤まで〜 開発の⽣産性を⾼める新たな視点 2024年7⽉2⽇ 株式会社Hacobu 井⽥ 献⼀朗

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Copyright Hacobu, Inc. 2 井⽥ 献⼀朗(@rinatz3) IDA Kenichiro 株式会社Hacobu 組織開発室 経歴 チームの EM として従事した後 組織課題を横断的に解決するために組織開発室を⽴ち上げ 技術広報や開発⽣産性エンジニアリングなどを⾏っている。 個⼈で学習サイト『ゼロから学ぶ C++』を運営している。 ⾃⼰紹介

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Hacobu について

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Copyright Hacobu, Inc. 4 Mission(私たちの存在意義)

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Copyright Hacobu, Inc. 5 「宅配」の⼿前にある巨⼤な物流の世界 企業間物流は30兆円もの巨⼤マーケット 事業・プロダクトについて、物流業界の課題 企業間物流 10兆円 ※出典︓JILS「2021 年度 物流コスト調査報告書【概要版】」(2021)10⾴及び ⽮野経済研究所「2021年版 ラストワンマイル物流市場の実態と展望」(2021) (https://release.nikkei.co.jp/attach/614407/02_202107121514.pdf)より当社推計 補⾜資料︓市場規模マップ

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Copyright Hacobu, Inc. 6 プロダクトについて シェアNo.1※ の理由は 圧倒的な現場⼒とデータ活⽤の知⾒。 物流DXツールMOVO(ムーボ) ※トラック予約受付サービス「MOVO Berth」のシェア。 出典︓デロイト トーマツ ミック経済研究所, 『スマートロジスティクス・ソリューション市場の実態と展望【2023年度版】』https://mic-r.co.jp/mr/02960/

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Copyright Hacobu, Inc. 7 プロダクトについて 令和2年国勢調査(総務省)における「道路貨物輸送業」の「⾃動⾞運転従事者」の総数 77.9万⼈より試算

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Copyright Hacobu, Inc. 8 ビッグバンフルリプレイス 認証基盤 認証 サービス 新システムへ無停⽌移⾏ 通知 サービス 共通データ サービス クラウド機能 サービス 共通基盤をマイクロサービス化 デザインからAWS構成まで含めて再設計

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Copyright Hacobu, Inc. 9 技術スタック ⾔語・フレームワーク 開発⽀援ツール インフラ・DevOps IoT

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Hacobu の開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 11 エンジニア組織の拡⼤に伴い チームの成果を客観的に把握するのが難しくなってきた Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 12 エンジニアの成果を正しく伝えるために 開発⽣産性をうまく捉えたい Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 13 そして 開発⽣産性を可視化する取り組みが始まった Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 14 Hacobuの開発⽣産性の取り組み Findy Team+ で定量値の可視化を始める SPACE で定性的なものも捉えてみよう 各チームのチーム⽬標を SPACE で管理してみるチャレンジ 初期 中期 現在

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開発⽣産性の取り組み︓初期

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Copyright Hacobu, Inc. 16 Findy Team+を導⼊ 他社での導⼊事例が多かったため、まずは使ってみようということに Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 17 所感 ● ⾒れるデータがたくさんある ● 各データをどう活⽤すればいいのか、分からない Findy Team+ とにらめっこして、使い⽅を想像する毎⽇が続く Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 18 あるとき Findy Team+ を使って ふりかえりをしている他社の事例を教えてもらった ふりかえりするのはよさそう︕ Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 19 でも数値を⾒せると キャンベルの法則が発動するのでは という不安が頭をよぎる・・・ Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 20 Hacobuの開発⽣産性の取り組み どのような定量的な社会指標も、社会的意思決定に⽤いられると、そ の分だけ劣化圧⼒を受けやすくなり、追跡対象としていた社会的プロ セスがゆがめられ劣化する傾向が強まる キャンベルの法則 Wikipedia『キャンベルの法則』より引⽤ https://ja.wikipedia.org/wiki/キャンベルの法則

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Copyright Hacobu, Inc. 21 キャンベルの法則が発動しないように、ふりかえりのグラウンドルールを作った Hacobuの開発⽣産性の取り組み ① 数値で評価しない ② 数値を⽬的にしない (測定されるものは操作される) ③ メンバーを⽐較しない ④ 分析はするが、⼈を責めない グラウンドルールはふりかえりの冒頭で何度も伝える

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Copyright Hacobu, Inc. 22 メンバーの協⼒もあったおかげで Findy Team+ で定量的なものをふりかえる習慣がついた Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 23 Hacobuの開発⽣産性の取り組み ふりかえりで改善した例 PR 数が減っていたとき 原因 ADR を書いていたため、PR 数が減っていた 対策 ADR を Notion から GitHub で管理するようにしたことで Findy Team+ でドキュメント作成時間が分かるようになった

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Copyright Hacobu, Inc. 24 こういった取り組みを他チームにも横展したかったが 「開発⽣産性」という⾔葉を聞いて 想像するものが⼈によって異なるという問題が起こった Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 25 認識を揃えるため CTO が開発⽣産性を可視化する意義を丁寧に伝える 座談会を⾏った Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 26 Hacobuの開発⽣産性の取り組み 座談会で出てきた意⾒ 定量だけで評価されるのではないか︖ • Findy Team+ で定量を可視化し、それを評価するのか︖ • 数値で⽐較をされないのか︖ 開発⽣産性で何を捉えるべきか︖ • 量をこなしても価値に繋がらなければ開発⽣産性が⾼いとは⾔えないのでは︖ • 開発アクティビティより、Jira を使ったタスク分析をしたほうが効果的では︖ 何が「開発⽣産性」で、何が「開発⽣産性」でないか︖ • 開発⽣産性の向上以外にもやるべきことがあるのでは︖ (そのやるべきことというのが、開発⽣産性の向上につながることもある)

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Copyright Hacobu, Inc. 27 「開発⽣産性」の定義は⼈それぞれ持っている 「アジャイル」や「⼼理的安全性」と同じくらい 捉えどころが難しい ここが⼀番⼤事なポイント Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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開発⽣産性の取り組み︓中期

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Copyright Hacobu, Inc. 29 チームビルディングの改善など 定性的にしか評価できない取り組みもある この成果はどうまとめるのがよいのか︖ Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 30 ある時、メンバーから SPACE というフレームワークを教えてもらった Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 31 SPACE とは 下記のディメンションを⽤いて、定量と定性の両⽅から開発⽣産性を捉えるフレームワーク Hacobuの開発⽣産性の取り組み Satisfaction and well-being 満⾜度、ヘルシーさ Performance 価値(質的なもの) Activity ⾏動量(レビュー数など量的なも の) Communication and collaboration コミュニケーション、認知負荷の低さ Efficiency and flow フロー効率、作業の中断のなさ 各ディメンションを個⼈・チーム・システム の 3 つの観点で捉える

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Copyright Hacobu, Inc. 32 SPACE でできること トレードオフが可視化できる Hacobuの開発⽣産性の取り組み コミュニケーションは得意だが、アウトカムが少ない ⇒ なかよしチーム アウトカムは多いが、満⾜度が低い ⇒ 燃え尽き症候群 SPACE だと数値のハックは 起こりにくいかも

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Copyright Hacobu, Inc. 33 Hacobuの開発⽣産性の取り組み Notion で SPACE の表を作ってチームの⽬標管理をやってみた

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Copyright Hacobu, Inc. 34 各チームで SPACE を使ったチーム⽬標管理を始めた Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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開発⽣産性の取り組み︓現在

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Copyright Hacobu, Inc. 36 どれを改善すべきかはチームによりけりだが 最終的にはどのチームも Performance を⾼めていけるようになろう というゴールを作った Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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Copyright Hacobu, Inc. 37 Hacobuの開発⽣産性の取り組み ① チームビルディングや作業効率化などに取り組んで満⾜度が向上し ② 量をこなせるようになれば ③ 質に転化する ④ 結果が出ると満⾜度も上がる

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Copyright Hacobu, Inc. 38 SPACE を使う上で悩ましいこと Hacobuの開発⽣産性の取り組み 1つの実績が複数のディメンションにまたがる場合のまとめ⽅ 各ディメンションにそれぞれの観点で実績をまとめてみたが 視認性が悪かった SPACE に載せる実績の粒度 経営者向けの報告とチーム内での共有ではまとめる粒度が異なる この辺はまだ模索中・・・

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Copyright Hacobu, Inc. 39 今後の展望 各チームで SPACE を使ってみたフィードバックをもらって 改善していきたい︕ Hacobuの開発⽣産性の取り組み

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まとめ

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Copyright Hacobu, Inc. 41 まとめ 開発⽣産性を捉えるときに気をつけたほうがいいこと 1. 意義を丁寧に伝えるのが⼤事 2. 開発⽣産性の定義について⽬線合わせをする 3. キャンベルの法則には気をつける(特にトップダウンの場合)

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Copyright Hacobu, Inc. 42 まとめ Findy Tools で Findy Team+ のレビューを書きました https://findy-tools.io/products/findy-team/1/79

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Copyright Hacobu, Inc. 43 採⽤情報 Hacobuではエンジニアを積極採⽤中です︕ https://career.hacobu.jp/

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