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1. オブジェクト指向(OO)の歴史②
◆ [2010年代前半] スマホ時代、大量データ処理や並列処理が必要に。関数型プログラミングが注目される。
関数型言語のScalaが注目されるが、OOをベースにした他の言語を置き換えるほどは流行らず…
◆ [2010年代] ネットでもオブジェクト指向はオワコン→次は関数型言語だ!的な、誤解の混じった言説も時折見られるように。
実は対立する概念ではない。(後述)
◆ [2015] JavaScriptがES6で「モダンJavaScript」として完全復活。TypeScriptは[2014]にv1。クラスも書けるがそれほどOOP寄りではない。
またKotlin[2011], Go[2012], Rust[2015]と2010年代生まれの言語は、OO言語と関数型言語の両方の特徴を併せ持つハイブリッドに(後述)
◆ [2010年代後半] 拡張し続けるソフトウェアで変化に対応し続けるには、保守性(≒変更容易性)が重要。ソフトウェア設計の重要性を、
日本の若い企業群も改めて認識。著名な本では『CODE COMPLETE 第2版』[2005]を始め、『Clean Code』『テスト駆動開発』[2017]、
『Clean Architecture』[2018]、『リファクタリング 第2版』[2019]、『達人プログラマー 第2版』[2020]。
国内では『現場で役立つシステム設計の原則』[2017]、『ドメイン駆動設計入門』[2020]、『良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門』[2022]、
『ちょうぜつソフトウェア設計入門』[2022]…と設計関係の本も出揃ってくる。考え方の背景にあるOOにも脚光。
国内のITエンジニア界隈でも設計への注目度が改めて上がり、アーキテクチャや各開発方法論が話題に
◆ [2020年代] 普及しきっているので言葉自体は以前ほどは聞かなくなったが、オブジェクト指向は普遍的に存在...
ソフトウェアエンジニアリングの歴史・進化の上で、全体に
多大なる貢献!! 実は20世紀の昔からある考え方で、明確
な定義がない。有名なOOの3要素を次項から解説
Javaエンジニアがよく
入門した本 [2014]
10年ぶりに2021に
3版! やや古い記述も
OOを定義できないのが混乱の
元だと深堀りする、面白い本
デザパタ本本家
なんと [1999]
2021/3月号で
改めて特集