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【ベテランCTOからのメッセージ】 AIとか組織とかキャリアとか気になる ことはあるけどさ、個人の技術力から 目を背けないでやっていきましょうよ 馬場 俊彰 / BABA Toshiaki netmarkjp.bsky.social 株式会社X-Tech5 取締役CTO 株式会社iCARE 技術顧問 SRE Kaigi 2026 ショートセッション 取締役CTO 通算18年

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「技術力」ばばの定義(認識) 2 2019.12.8 July Tech Festa2019 「エンジニア像」を言語化し文化の礎を築く https://speakerdeck.com/netmarkjp/enziniaxiang-woyan-yu-hua-siwen-hua-falsechu-wozhu-ku ● 技術力を「自ら切り開くこ と、課題の発見と解決を 創造・実現する力」と定義 ● 論理的判断と倫理的判断 のバランスが、そのために 知 識と価値の認識が両輪 ● なお社会人の成長は自己 変革による行動変容で相 手からの期待値をあげる 事と定義

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「技術力」ばばの定義(認識) 3 2019.12.8 July Tech Festa2019 「エンジニア像」を言語化し文化の礎を築く https://speakerdeck.com/netmarkjp/enziniaxiang-woyan-yu-hua-siwen-hua-falsechu-wozhu-ku ● 技術力を「自ら切り開くこ と、課題の発見と解決を 創造・実現する力」と定義 ● 論理的判断と倫理的判断 のバランスが、そのために 知 識と価値の認識が両輪 ● なお社会人の成長は自己 変革による行動変容で相 手からの期待値をあげる 事と定義 自ら切り開くこと 課題の発見と解決を 創造・実現する力

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「技術力」ばばの定義(認識) 4 2019.12.8 July Tech Festa2019 「エンジニア像」を言語化し文化の礎を築く https://speakerdeck.com/netmarkjp/enziniaxiang-woyan-yu-hua-siwen-hua-falsechu-wozhu-ku ● 技術力を「自ら切り開くこ と、課題の発見と解決を 創造・実現する力」と定義 ● 論理的判断と倫理的判断 のバランスが、そのために 知 識と価値の認識が両輪 ● なお社会人の成長は自己 変革による行動変容で相 手からの期待値をあげる 事と定義 自ら切り開くこと 課題の発見と解決を 創造・実現する力 壁を壊す力 未来を拓く力

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「技術力」ばばの定義(認識) 5 2019.12.8 July Tech Festa2019 「エンジニア像」を言語化し文化の礎を築く https://speakerdeck.com/netmarkjp/enziniaxiang-woyan-yu-hua-siwen-hua-falsechu-wozhu-ku ● 技術力を「自ら切り開くこ と、課題の発見と解決を 創造・実現する力」と定義 ● 論理的判断と倫理的判断 のバランスが、そのために 知 識と価値の認識が両輪 ● なお社会人の成長は自己 変革による行動変容で相 手からの期待値をあげる 事と定義 自ら切り開くこと 課題の発見と解決を 創造・実現する力 壁を壊す力 未来を拓く力

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馬場俊彰(ばばとしあき) netmarkjp.bsky.social モニタリング・オブザーバビリティ大好き トラブルシューティング・パフォーマンスチューニング大好き お仕事 ● SRE代行/伴走支援/コーチ、チーム立ち上げ伴走 ● オブザーバビリティ導入、オブザーバビリティ読解コーチ ● メンタリング・トレーニング 6 Amazon著者ページ https://www.amazon.co.jp/~/e/B004Y4SUBY

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馬場俊彰(ばばとしあき) netmarkjp.bsky.social モニタリング・オブザーバビリティ大好き トラブルシューティング・パフォーマンスチューニング大好き お仕事 ● SRE代行/伴走支援/コーチ、チーム立ち上げ伴走 ● オブザーバビリティ導入、オブザーバビリティ読解コーチ ● メンタリング・トレーニング 7 Amazon著者ページ https://www.amazon.co.jp/~/e/B004Y4SUBY ご依頼募集中 https://x-tech5.co.jp/

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8 バックエンドエンジニアのためのインフラ・クラウド大全(馬場 俊彰 株式会社X-Tech5)|翔泳社の本 https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798184913

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書籍を通じての主張 1.わたしたちエンジニアの責務は、 プロフェッショナルとしての専門性を踏まえて、 説明責任を果たすこと。 ユーザー/関係者/社会に対して説明責任を果たせる 意思決定と行動をすること。 2.わたしたちエンジニアの「地力」はユーザー価値の保証要 素を実現する程度と所要時間で示される 9 Forkewell Library 103 『バックエンドエンジニアのためのインフラ・クラウド大全』を通じたエンジニアとしての地力獲得活動のススメ - Speaker Deck https://speakerdeck.com/netmarkjp/forkewell-library-103-batukuendoenzinianotamenoinhurakuraudoda-quan-wotong-zit aenziniatositenodi-li-huo-de-huo-dong-nosusume

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書籍を通じての主張 1.わたしたちエンジニアの責務は、 プロフェッショナルとしての専門性を踏まえて、 説明責任を果たすこと。 ユーザー/関係者/社会に対して説明責任を果たせる 意思決定と行動をすること。 2.わたしたちエンジニアの「地力」はユーザー価値の保証要 素を実現する程度と所要時間で示される 10 Forkewell Library 103 『バックエンドエンジニアのためのインフラ・クラウド大全』を通じたエンジニアとしての地力獲得活動のススメ - Speaker Deck https://speakerdeck.com/netmarkjp/forkewell-library-103-batukuendoenzinianotamenoinhurakuraudoda-quan-wotong-zit aenziniatositenodi-li-huo-de-huo-dong-nosusume 今日はこっちの話

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遂行責任 / 結果責任 / 説明責任 11 メンバー エグゼク ティブ 遂行責任 結果責任 説明責任 遂行責任: そうすべしと決まっていること、そうすべきとわかって いることをきちんと果たす 結果責任: 諸々の結果としてどうなっているべしと決まっている こと、どうなっているべきと決まっていることを実現する 説明責任: どのように状態が結実したかの過程や機序を、その時々の 判断や行動の決定要因や基準とともに解説できる

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遂行責任 / 結果責任 / 説明責任 12 メンバー エグゼク ティブ 遂行責任 結果責任 説明責任 遂行責任: そうすべしと決まっていること、そうすべきとわかって いることをきちんと果たす 結果責任: 諸々の結果としてどうなっているべしと決まっている こと、どうなっているべきと決まっていることを実現する 説明責任: どのように状態が結実したかの過程や機序を、その時々の 判断や行動の決定要因や基準とともに解説できる 今日はこの話

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書籍を通じての主張 1.わたしたちエンジニアの責務は、 プロフェッショナルとしての専門性を踏まえて、 説明責任を果たすこと。 ユーザー/関係者/社会に対して説明責任を果たせる 意思決定と行動をすること。 2.わたしたちエンジニアの「地力」はユーザー価値の保証要 素を実現する程度と所要時間で示される 13 Forkewell Library 103 『バックエンドエンジニアのためのインフラ・クラウド大全』を通じたエンジニアとしての地力獲得活動のススメ - Speaker Deck https://speakerdeck.com/netmarkjp/forkewell-library-103-batukuendoenzinianotamenoinhurakuraudoda-quan-wotong-zit aenziniatositenodi-li-huo-de-huo-dong-nosusume 今日はこっちの話

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書籍を通じての主張 1.わたしたちエンジニアの責務は、 プロフェッショナルとしての専門性を踏まえて、 説明責任を果たすこと。 ユーザー/関係者/社会に対して説明責任を果たせる 意思決定と行動をすること。 2.わたしたちエンジニアの「地力」はユーザー価値の保証要 素を実現する程度と所要時間で示される 14 Forkewell Library 103 『バックエンドエンジニアのためのインフラ・クラウド大全』を通じたエンジニアとしての地力獲得活動のススメ - Speaker Deck https://speakerdeck.com/netmarkjp/forkewell-library-103-batukuendoenzinianotamenoinhurakuraudoda-quan-wotong-zit aenziniatositenodi-li-huo-de-huo-dong-nosusume 今日はこっちの話 あなたに対する 期待値 更に、あなただけでなく、チーム / 職種 / ...

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書籍を通じての主張 1.わたしたちエンジニアの責務は、 プロフェッショナルとしての専門性を踏まえて、 説明責任を果たすこと。 ユーザー/関係者/社会に対して説明責任を果たせる 意思決定と行動をすること。 2.わたしたちエンジニアの「地力」はユーザー価値の保証要 素を実現する程度と所要時間で示される 15 Forkewell Library 103 『バックエンドエンジニアのためのインフラ・クラウド大全』を通じたエンジニアとしての地力獲得活動のススメ - Speaker Deck https://speakerdeck.com/netmarkjp/forkewell-library-103-batukuendoenzinianotamenoinhurakuraudoda-quan-wotong-zit aenziniatositenodi-li-huo-de-huo-dong-nosusume 今日はこっちの話 あなたに対する 期待値 更に、あなただけでなく、チーム / 職種 / ... あなたに対する 信頼の源泉 あなたに対する 信頼の拠り所 更に、あなただけでなく、チーム / 職種 / ...

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16 チーム 上司 社内 株主 顧客 業界 社会 国際社会 わたしたちが関わっているあれこれ プロフェッショナルだし、 大人だから、 すべて関係している

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二宮尊徳曰く 「道徳なき経済は犯罪であり、  経済なき道徳は寝言である」 17 ※と、言われています。実は御本人の言ではなく、後日解釈された訳という話らしい(?)

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信頼される仕事 信頼される生き方 18 実現を支えるのは 自分の技術力

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(プランB) ショートセッションだし、他の方の言葉を借 りつつ、あなたに伝えたいこと、 あなたから周りに人に伝えて欲しいことを 生存者バイアス全開で喋ります。 19

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わたしはSREが、 ソフトウェアエンジニアとしての 「個人の技術力」を高めることを 肯定し推奨し称賛します。 20

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それが実は組織の力になるし、 それがかっこいいと思うし、 それがプロフェッショナル としての信頼の土台だから。 21

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手を動かした人だけが世界を変える 22 はてな技術部紹介 2015(公開版) / Hatena Technical Division Orientation 2015 (Public Edition) - Speaker Deck https://speakerdeck.com/motemen/hatena-technical-division-orientation-2015-public-edition?slide=23 @yasuhiro_onishiさん曰く

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序章:完 23

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第一部:SRE 24

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SREとは、 ソフトウェアエンジニアに 運用チームの設計を依頼したと きにできあがるものです。 25 オライリー SRE サイトリライアビリティエンジニアリング p.5

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Why Software Is Eating the World https://a16z.com/why-software-is-eating-the-world/ 2011/08/20 にThe Wall Street Journalに掲載された、 Marc Andreessen※さんのエッセイ その後、主に次の特性により「ソフトウェアが世界を席巻」 してきた - ソフトウェアの再現性・複製容易性 - ネットワークとデバイスの進化・普及による ユビキタス化 ➔そして、この状況を実現してきたのは「動くソフトウェア」 26 ※ Marc Andreessen is a Cofounder and General Partner at the venture capital firm Andreessen Horowitz.

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理屈としてはわかるけど、 そうは言ってもね、、、 27

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Yokohama North AM ep 160 @o0h_ @t_wadaと開発生産性カンファレンス、大吉祥寺.pm、AIと信頼について https://listen.style/p/yokohamanortham/vxkwji9j ➔@t_wadaさんのキャリア観 28 どういうチャンスがやってくるかどうかはあんまりコントロールできないけど、 チャンスがやってきた時に掴めるかどうかは少しコントロールできる。 ... 自分が有識者になると有識者に依頼人がやってくる。 その有識者ってやつって、相対的な有識者でいいんだよ。 ... 自分のチームの中とか組織の中とか、何らかそういったところで他の人より ちょっとだけその技術について知ってるとか、ちょっとだけ経験がある、相対的な ものでちょっとだけ先行ってるとかちょっとだけ経験があるというだけで、その相対的 な知識の差とか経験の差によって何かこれについてちょっと教えてとか依頼が来たりす るんですよね、同じ組織内とかから。 ... 組織内から依頼が来ると情報が増えて事例が増えて自分の知識がさらに増える、説明 できる、手数が増える。 手数が増えるとまた依頼が来たときにもっとうまく答えられる。

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Yokohama North AM ep 160 @o0h_ @t_wadaと開発生産性カンファレンス、大吉祥寺.pm、AIと信頼について https://listen.style/p/yokohamanortham/vxkwji9j @t_wadaさんのキャリア観 29 どういうチャンスがやってくるかどうかはあんまりコントロールできないけど、 チャンスがやってきた時に掴めるかどうかは少しコントロールできる。 ... 自分が有識者になると有識者に依頼人がやってくる。 その有識者ってやつって、相対的な有識者でいいんだよ。 ... 自分のチームの中とか組織の中とか、何らかそういったところで他の人より ちょっとだけその技術について知ってるとか、ちょっとだけ経験がある、相対的な ものでちょっとだけ先行ってるとかちょっとだけ経験があるというだけで、その相対的 な知識の差とか経験の差によって何かこれについてちょっと教えてとか依頼が来たりす るんですよね、同じ組織内とかから。 ... 組織内から依頼が来ると情報が増えて事例が増えて自分の知識がさらに増える、説明 できる、手数が増える。 手数が増えるとまた依頼が来たときにもっとうまく答えられる。 世界と戦う必要なし AIと戦う必要なし ちょっとでも あなたの体験に基づいた リアリティが欲しい

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Yokohama North AM ep 160 @o0h_ @t_wadaと開発生産性カンファレンス、大吉祥寺.pm、AIと信頼について https://listen.style/p/yokohamanortham/vxkwji9j @t_wadaさんのキャリア観 30 どういうチャンスがやってくるかどうかはあんまりコントロールできないけど、 チャンスがやってきた時に掴めるかどうかは少しコントロールできる。 ... 自分が有識者になると有識者に依頼人がやってくる。 その有識者ってやつって、相対的な有識者でいいんだよ。 ... 自分のチームの中とか組織の中とか、何らかそういったところで他の人より ちょっとだけその技術について知ってるとか、ちょっとだけ経験がある、相対的な ものでちょっとだけ先行ってるとかちょっとだけ経験があるというだけで、その相対的 な知識の差とか経験の差によって何かこれについてちょっと教えてとか依頼が来たりす るんですよね、同じ組織内とかから。 ... 組織内から依頼が来ると情報が増えて事例が増えて自分の知識がさらに増える、説明 できる、手数が増える。 手数が増えるとまた依頼が来たときにもっとうまく答えられる。 世界と戦う必要なし AIと戦う必要なし ちょっとでも あなたの体験に基づいた リアリティが欲しい チーム/組織には、その中で ちょっとだけ突出した個が必要

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31 https://x.com/t_wada/status/1859756507115684348

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手を動かした人だけが世界を変える 32 はてな技術部紹介 2015(公開版) / Hatena Technical Division Orientation 2015 (Public Edition) - Speaker Deck https://speakerdeck.com/motemen/hatena-technical-division-orientation-2015-public-edition?slide=23 @yasuhiro_onishiさん曰く

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エンジニアなのだから どうかAIや組織の話に逃げないで。 アンコントロールな要素のせいにして 手を止めないで。 33

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「ちょっとだけ突出した個」になる ための行動を、今日しよう。 34

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第一部:完 35

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第二部:第一歩のご提案 36

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今日が第一歩を踏み出すチャンス! 「XXさんとYYYの話をしてZZZとなった」も あなたの体験に基づいたリアリティ - コミュニティは仲間!! カンファレンスは知識の吸収もいいけれど、 雑談で「実情」(通称:裏話)を交換しましょう!!! - まぁ、とはいえね......が飛び出すことがままある - それに、あの本の著者、あの有名人が、近くにいる(はず) - みんな、割と所在なさげにしているタイミングがある(はず) - わたしも声を掛ける努力はするけれど、ぜひ声をかけてほしい!!!! - 「聞いてるPodcastの話」なども歓迎 - ※わたしの場合、怖い顔・渋い顔をしている時は、魂が抜けているか老眼です - そして今日(か明日)に手を動かそう - コード/ドキュメント/レポート/ブログ…1行書くところから 37

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馬場俊彰(ばばとしあき) netmarkjp.bsky.social モニタリング・オブザーバビリティ大好き トラブルシューティング・パフォーマンスチューニング大好き お仕事 ● SRE代行/伴走支援/コーチ、チーム立ち上げ伴走 ● オブザーバビリティ導入、オブザーバビリティ読解コーチ ● メンタリング・トレーニング 38 Amazon著者ページ https://www.amazon.co.jp/~/e/B004Y4SUBY ご依頼募集中 https://x-tech5.co.jp/

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つづく 39 つづけていきましょう