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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SRE支援から見えてきたSREの核 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 2025/06/12 【日経×Ubie×スリーシェイク】 SREの実践とプラットフォームの整備〜信頼性向上の取り組み〜 1

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 自己紹介 kojake_300 株式会社スリーシェイク Sreake 事業部 2 ❏ 某 SIer で業務系アプリケーションの保守運用や Devops 推進、 金融機関向けのクラウドアプリケーションの保守運用を経験したの ちスリーシェイクにジョイン ❏ GKE、EKS周りの構築運用支援や、包括的なSRE支援を行う ❏ 趣味はサウナ、旅行、心霊系Youtuber ❏ Google Cloud資格全冠取得まであと一個 ❏ 注文住宅で家を建てるため専ら各所の土地散策で土日が潰れる

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 会社紹介 SRE/DevOps SecOps BizOps HR ・SRE総合支援からセキュリティ対策を 全方位支援 ・Geminiを用いた生成 AIの活用支援 ・ワンストップで脆弱性診断を行うセキュ リティ対策SaaS ・クラウド型 ETL/データパイプ ラインSaaSの決定版 ・あらゆるSaaSをノーコードで連携 ・ハイスキルフリーランスエンジニア紹介 エージェント IT内製化 / 高度化 クラウドネイティブ化 モダナイゼーション ITアジリティ向上 3

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. Sreake紹介 SRE/DevOps内製化支援 クラウドネイティブアプリケーション開発支援 GenAI基盤構築支援 ・AWS, Google Cloud クラウドネイティブ支援 (Kubernetesに強み) ・AWS, Google Cloud SRE/DevOps内製化支援 ・CCoE立ち上げ支援 ・Platform Engineering支援 データモダナイゼーション支援 ・パイロットアプリケーション開発支援 ・モダナイゼーション支援 ・バックエンド開発支援( Go, Python, TypeScript) ・フロントエンド開発支援( Vue, React) ・BigQuery/Dataplexメインのデータ基盤構築支援 ・BI(Looker)構築をフルスタックで支援 ・Snowflakeメインのデータ基盤構築支援 ・DBRE支援(Spanner/AlloyDB) ・NewSQL(TiDB, YugabyteDB)支援 ・VertexAIシリーズ構築運用内製化支援 ・外部SaaS連携支援 ・Gemini API導入支援 ・AICoE立ち上げ支援 ・SRELLMの提供 4

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 話すこと / 話さないこと 話すこと ● SRE支援とは ● SRE支援での考え方をSREにどう活かすか 話さないこと ● SREの概念や詳細なプラクティスについて 5

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. アジェンダ SRE支援とは? 1 SRE支援の鍵🔑 2 共通項から見るSREの核 3 6

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. その前に ● SRE NEXT2024で登壇した内容を複数回再掲するため、興味があ る方は元の資料や動画を見ていただけると嬉しいです! ○ Speaker Deck、Youtube

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SRE支援とは? 01 8

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 3-shakeが定義するSRE支援 9 『 SREの内製化を目標とした伴走型支援 』

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SRE支援のロードマップ 10 【SRE-NEXT 2024】内製化を見据えた効果的なSRE支援のアプローチ SRE NEXT再掲

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 案件のパターン 11 ◯◯構築支援 SRE包括支援 ● SREプラクティスの注入 ● システム課題の随時解決 ● データベース包括改善 ● k8s基盤構築 ● 分析基盤構築 ● CI/CD基盤構築 ● MLOps基盤構築 ● プラットフォーム基盤構築 ● アプリケーション構築

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 開発 SRE 体制図の例 12 3-shake メンバー プロダクト オーナー リード リード メンバー メンバー メンバー メンバー メンバー

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SRE支援は、クライアントからお金を頂き仕事をしている 13 契約 🤝 3-shake クライアント Bad Good 仕事が遅い! 何をやっているのか わからない! 成果が出てない! 仕事が早い! 自分たちの想いを 汲み取ってくれる! すぐにプロダクトが 改善された!

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SRE支援は、クライアントからお金を頂き仕事をしている 14 ● Badな状態が続くと、短期に契約が打ち切りに、、、 ● Goodな状態を維持出来るよう、常にクライアントに向き合い続け る必要がある。

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. SRE支援の鍵🔑 02 15

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その1:スタート時は短期で成果を上げる ● SREのプラクティスを注入する支援などの場合、抽象度が高いこと が多い。 ● 長期的な取り組みが必要な課題を最初に取り組んでしまうと、契 約期間内に成果が出ず、そのまま案件終了してしまう恐れがあ る。 16

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その1:スタート時は短期で成果を上げる ● SREのプラクティスを注入する支援などの場合、抽象度が高いこと が多い。 ● 長期的な取り組みが必要な課題を最初に取り組んでしまうと、契 約期間内に成果が出ず、そのまま案件終了してしまう恐れがあ る。 17 どのようにアプローチする?

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その1:スタート時は短期で成果を上げる ● まずは、短期に成果が出そうな課題を見極め、SRE支援の価値をいち 早く提供出来るように注力する。 ※成果とは、クライアントの悩み/課題が解決/改善されたことを言 う。 18 成果 アサイン期間 成果1 成果2 成果3 成果4 成果5

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その2:常に内製化をゴールに置く ● 内製化とは、3-shakeの手を借りずにクライアントが自走して業務 を遂行すること。 ● チームトポロジーで言うところの、以下表のイメージに近い。 ● クライアントが自走するには、SREへの理解力と実行力が求められ るため、知識を効率よく移転させ、実践してもらうことが不可欠 となる。 19 クライアント ストリームアラインドチーム プラットフォームチーム SRE包括支援 イネーブリングチーム ◯◯構築支援 コンプリケイテッド・ サブシステムチーム 3 shake チームトポロジー:価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計 内製化の ためには

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その2:常に内製化をゴールに置く ● 内製化とは、3-shakeの手を借りずにクライアントが自走して業務 を遂行すること。 ● チームトポロジーで言うところの、以下表のイメージに近い。 ● クライアントが自走するには、SREへの理解力と実行力が求められ るため、知識を効率よく移転させ、実践してもらうことが不可欠 となる。 20 クライアント ストリームアラインドチーム プラットフォームチーム SRE包括支援 イネーブリングチーム ◯◯構築支援 コンプリケイテッド・ サブシステムチーム 3 shake チームトポロジー:価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計 内製化の ためには どのようにアプローチする?

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その2:常に内製化をゴールに置く 21 SRE NEXT再掲 【SRE-NEXT 2024】内製化を見据えた効果的なSRE支援のアプローチ

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その2:常に内製化をゴールに置く 22 SRE NEXT再掲 【SRE-NEXT 2024】内製化を見据えた効果的なSRE支援のアプローチ

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その2:常に内製化をゴールに置く 23 SRE NEXT再掲 【SRE-NEXT 2024】内製化を見据えた効果的なSRE支援のアプローチ SRE NEXT再掲

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その2:常に内製化をゴールに置く 24 【SRE-NEXT 2024】内製化を見据えた効果的なSRE支援のアプローチ SRE NEXT再掲

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その2:常に内製化をゴールに置く 25 【SRE-NEXT 2024】内製化を見据えた効果的なSRE支援のアプローチ SRE NEXT再掲

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その2:常に内製化をゴールに置く 26 【SRE-NEXT 2024】内製化を見据えた効果的なSRE支援のアプローチ SRE NEXT再掲

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その2:常に内製化をゴールに置く 27 SRE NEXT再掲 【SRE-NEXT 2024】内製化を見据えた効果的なSRE支援のアプローチ

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その3:プロアクティブな課題創出 28 ● 成果とは、クライアントの悩み/課題が解決/改善されたこと。 ● 悩み/課題は、表層化しておらずクライアントが認知していない ケースも多い。 ● その課題創出こそ、3-shakeのSRE支援での付加価値として提供し たいポイント。

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その3:プロアクティブな課題創出 29 ● プロアクティブな課題創出はクライアントとの関係値が大事。 ● プロジェクトの初期段階に風呂敷を広げても、逆効果になる可能 性あり。 3-shake クライアント IAMの権限を整理し た方がいいですね Aサービスにオブ ザーバビリティを導 入すべきですね イメージのセキュリ ティ対策を強化した 方がいいですね Terraformのディレ クトリ構成を見直し た方がいいですね わかったから、 まずは言ったことやって よ。。。

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その3:プロアクティブな課題創出 30 ● プロアクティブな課題創出はクライアントとの関係値が大事。 ● プロジェクトの初期段階に風呂敷を広げても、逆効果になる可能 性あり。 3-shake クライアント IAMの権限を整理し た方がいいですね Aサービスにオブ ザーバビリティを導 入すべきですね イメージのセキュリ ティ対策を強化した 方がいいですね Terraformのディレ クトリ構成を見直し た方がいいですね わかったから、 まずは言ったことやって よ。。。 どのようにアプローチする?

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その3:プロアクティブな課題創出 ● まずはクライアントとの信頼関係を構築する。 ● 今求められていることをしっかりとこなす。 ● 定例の場やチャットで課題を共有してみる。 ● クライアントがSlackなどのチャットツールを利用している場合 は、割とフランクにコミュニケーションが取れる印象。 ● メールやチケットツールだけの非同期的なやり取りのみの場合 は、別の動き方が必要かもしれない。(未経験) 31 それが出来たら

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その3:プロアクティブな課題創出 ● 実際にその課題に対応するかは優先度やクライアントの興味関心 次第なので、反応が薄くても気にしない。 ● 興味関心は外部起因(※)である日突然生まれるもの。粘り強く 待つのも大事。共有することに意味がある。 ※ ○ クライアントから見たお客さんの追加要望 ○ インシデント ○ プロダクトオーナー、CIOからの通達 32

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 共通項から見るSREの核 03 33

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑のおさらい ● 🔑その1:スタート時は短期で成果を上げる ● 🔑その2:常に内製化をゴールに置く ● 🔑その3:プロアクティブな課題創出 34 ● SRE支援は ○ 「クライアントから評価されないと案件が続かない」 ○ 「いつかは案件が終了する」 つまり

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑のおさらい ● 🔑その1:スタート時は短期で成果を上げる ● 🔑その2:常に内製化をゴールに置く ● 🔑その3:プロアクティブな課題創出 35 ● SRE支援は ○ 「クライアントから評価されないと案件が続かない」 ○ 「いつかは案件が終了する」 これってSREでもマインド的には 同じことが言えるのでは?🧐

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その1:スタート時は短期で成果を上げる(SRE版) 36 ● SREの活動を評価するのは自分/自チームではなく他者/他チーム。 ● チーム発足から短い期間で何かしらの成果で出ていると印象も良い。 ● 他者に分かりやすい形で成果を発信することも大事。

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その2:常に内製化をゴールに置く(SRE版) 37 ● Embedded SREがまさにそのパターン。 ● 通常のSREチーム内に当てはめても同じことが言える。 ○ 障害対応などの属人性が高いタスクを形式知に落とし込み知識を共有 する。 ○ チームとしてSREは成長し、より複雑な課題にも腰を据えて取り組め る余地を生む。

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 🔑その3:プロアクティブな課題創出(SRE版) 38 ● SREチームにおける分かりやすい成果は他者の悩み/課題が、解決/改善さ れたこと。 ● 他チームの理解なくしてSREで成果を出すことは出来ない。 ● 他チームのヒアリングを行ったり、自ら課題を見つけにいく。 ● 自分事のようにオーナーシップを持って推進するという気持ちを持つ。 そのために

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. まとめ 04 39

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Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. まとめ 40 ● SRE支援もSREも、求められるものはそこまで変わらない。 ● プロダクト開発チームと異なり、SREは成果が見えづらいチーム。 評価は自分がするのではなく他者が行うため、他者が何に困っているのか から逆算してSRE活動をすると、存在意義を確立しやすい。 ● 組織を縦横無尽に駆け回り、汗をかきながらシステムの安定性を図ろうと する姿は、必ず誰かの目に止まりあなたを評価する。

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