Slide 1

Slide 1 text

AI導入スタート への G検定活用 2019/3/1 @SkillUpAI AI事業開発室 伊藤明裕 Akihiro ITO [email protected]

Slide 2

Slide 2 text

Introduction.

Slide 3

Slide 3 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected] 西川コミュニケーションズ(株) 1906年 名古屋市にて創業 1995年 「らくだ書店」をオープン 2007年 西川印刷(株)から社名変更 2016年 マスキングテープ「bande」の製造・販売を開始 2017年 JDLAに賛助会員として参画 2018年 AI事業開発室を新設 ※ jdla.org より


Slide 4

Slide 4 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected]

Slide 5

Slide 5 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected] AI CRM 基盤事業 ICT ロジス ティク ス マーケティング 印刷、DM、 コールセンター BPO ラベル 印刷 3D 社内起業 支援 ここ数年の事業モデル 2018年度からの事業モデル

Slide 6

Slide 6 text

軽く自己紹介 【昔】 IBM3090 / MVS-ESA, Assembler, PL/I, HP-UX / C, C++, NeXT / NeXTSTEP, Objective-C, PC / Linux, PHP, PostgreSQL, MySQL… 【ここ数年】 kintone, Backlog, Box, DropBox, G Suite 【ここ1,2年】 GAS, GCP, Ubuntu, Python, Jetson TX2, TensorFlow, Keras, NumPy, RTX2080... 情報処理
 安全確保
 支援士
 第007287号


Slide 7

Slide 7 text

How Started...

Slide 8

Slide 8 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected] 中小印刷会社の“ITリテラシー”? ネットが ダウンしてます! パソコン壊れたので、 Outlookを移してください。 データですか? 50GBくらいあります。 ● 自分だけですか? 隣の人は?ケー タイからアクセスできますか ? ● UTP、じゃなくてRJ45、じゃなくて、 Ethernet、じゃなくて、インターネットの 青い線、繋がってますか ? 緩んで ませんか? ● 共有ストレージがあるの知ってま すか? ● 本体裏側の掃除してますか ? い らないデータちゃんと捨ててます か? ● バックアップ取ってますか ? 社内メールで添付ファイ ルが送れません。中身 ? 動画のデータです。

Slide 9

Slide 9 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected] とにかく底上げ ● 「ITパスポートくらい、全員取らせるべきでは?」 ○ 一人5000円もかかるし、勉強コストもかかるし意味あるのか ? ○ 仕事に直結する知識なのか ? ● 「個人情報扱う部署は、総務、経理含め全員、情報セキュリティマネジメントも必須 にすべき」 ○ いきなりそこまでは難しいのでは …… 2017年度にやっと管理部から☞

Slide 10

Slide 10 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected] G検定を受けるに至った経緯 ● 2015年頃、社内マーケティングチームでベイズ推定の適用例などが出るようになっ た。(が、統計理論についてはほとんど理解できず……) ● 2016年には、社長以下会議体でもAIへの取り組みが話題になってきた。 ● ABEJA社との取り組みも始まり、これはちょっと勉強せねばと情報収集を進めるう ち、JDLA参画、部署新設の話が持ち上がる。 ”G検定取得者”が必要となり、ICTチームで先行して勉強していた伊藤が必然的に 挑戦者第一号に指名される。 ● 会議体として、AIプロジェクト発足

Slide 11

Slide 11 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected] 全社的なAI人材育成の取り組み ● 2017年12月「人工知能は人間を超えるか/松尾豊【著】」を全社員向け課題図書 として350冊ほど配布。 ● 2018年2月「AI事業開発室」新設。 ● 全拠点全社員対象に、半年がかりで伊藤自作資料にて社内AI勉強会実施。 ● 続いて、営業/業務/総務それぞれが、 「自分たちの業務のどこにAIが適用できるか?」 をテーマにワークショップ。

Slide 12

Slide 12 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected] G検定を活用した Skill Up of AI ● 全社員に対してG検定取得を推奨(ベンチマークとして最適!)、ITパスポート同様 に知識の底上げを狙う ● 2018年春よりSkillUp AI講座の名古屋会場に。社内希望者には受講補助 「AIジェネラリスト基礎講座」 「現場で使えるディープラーニング基礎講座」 「機械学習・ディープラーニングのための数学講座」 ● G2017   2名合格(3名受験) G2018#1  1名合格(2名受験)/E2018 1名合格(1名受験) G2018#2 22名合格(29名受験)

Slide 13

Slide 13 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected] G検定レベルの人が増えると…… なるほど、それがシンボ ルグラウンディングってや つですね データをどうやって 集めるか、ですね 教師データの作り方を 考えないといかんですね それってCNN使って できるんですか? それ、AI使う前に フローの問題だよね ルールベースでできそう。 RPAでいいんじゃないの ? こういうワードが割と普通に 出てくるようになりました。 アノテーションは現場で やるしかないですよね AIも一つのツールとして 提案に組み込んでみます

Slide 14

Slide 14 text

Conclusion.

Slide 15

Slide 15 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected] 労働環境における競争の本質 「AI vs 人間」ではなく、 「データやAIの力を使い倒す人と、そうでない人」の戦いになる。 「人に言われたこと」「前例があること」をきっちりこなす力ではな く、”あったらいいな”を想像し、それを形にする力が求められる。 ※「AI白書 2017」より

Slide 16

Slide 16 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected] G検定の本来の目的 松尾JDLA理事長が、講演でよく云われること。 「ユーザが学んで知識レベルを上げれば、自ずとベンダーのレベ ルも上がる。 ユーザ企業の方々(※)こそがG検定を取っていただくことで、日本 のAI開発全体のレベルアップに繋げて欲しい。」 ※経営層、管理職、総務、経理、業務、営業等、つまり全員。

Slide 17

Slide 17 text

2019/3/1 @SkillUp AI / nico : [email protected] インプレスブックス 「徹底攻略ディープラーニング G検定ジェネラリスト問題集」 著者 スキルアップAI株式会社 明松 真司、田原 眞一 著/杉山 将 監修 ISBN 9784295005667 https://book.impress.co.jp/books/1118101076 JDLAが掲げている目標: 2020年までに10万人の ジェネラリスト輩出。