Link
Embed
Share
Beginning
This slide
Copy link URL
Copy link URL
Copy iframe embed code
Copy iframe embed code
Copy javascript embed code
Copy javascript embed code
Share
Tweet
Share
Tweet
Slide 1
Slide 1 text
ソフトウェアアーキテクチャーの基礎 エンジニアリングに基づく体系的アプローチ 弥生株式会社開発本部 大森翔太朗
Slide 2
Slide 2 text
自己紹介 名前 大森翔太朗 入社年月 2024年5月中途入社 所属チーム スマート証憑管理チーム 働き方 ほぼリモートワーク(月数回イベントがあるときだけ出社) 習慣 出社タイミングで社内図書館(弥生図書館)で本を借りる 社内Slack(アイコン)
Slide 3
Slide 3 text
今回紹介する書籍 ソフトウェアアーキテクチャの基礎 ―エンジニアリングに基 づく体系的アプローチ | Mark Richards, Neal Ford, 島田 浩 二 |本 | 通販 | Amazon 弥生図書館にあります 発売日:2022年3月 発行:オライリージャパン 著者:Mark Richards,Neal Ford,島田 浩二(訳) 内容:ソフトウェアアーキテクチャの基礎スキル(マインド面・技術面など全般)
Slide 4
Slide 4 text
書籍を読むきっかけ 引用元:「ソフトウェアアーキテクチャ・ハードパーツ」著者来日!11/26東京・浜松町開催|アーキテク チャConference 2024
Slide 5
Slide 5 text
アーキテクチャConference講演テーブル 引用元「ソフトウェアアーキテクチャ・ハードパーツ」著者来日!11/26東京・浜松町開催|アーキ テクチャConference 2024
Slide 6
Slide 6 text
そもそもアーキテクチャーって何?
Slide 7
Slide 7 text
登壇者Nealさんの書籍を社内図書館で発見
Slide 8
Slide 8 text
書籍の冒頭でアーキテクチャーについて あえて定義していない 趣旨の記述を述べている。 時代によって変化していっているから明確に定義できないという理由も 述べています。 時代によって登場した代表的なもの ・アジャイル ・コンテナ etc
Slide 9
Slide 9 text
書籍の構成 ・1章 イントロダクション ソフトウェアアーキテクトのマインドについて ・Ⅰ部 基礎 アーキテクトで登場する基本的な用語等の説明 ・Ⅱ部 アーキテクチャースタイル 技術的な話。アーキテクチャーの代表的なパターン紹介 ・Ⅲ部テクニックとソフトスキル チーム間やステークホルダーとのコミュニケーション等の話。
Slide 10
Slide 10 text
1章 イントロダクションで紹介したいこと ・ソフトウェアアーキテクトには主に次の8つが期待される。 1.2 アーキテクチャへの期待から引用 ・ソフトウェアアーキテクトはトレードオフがすべてだ。 1.4 ソフトウェアアーキテクチャーの法則から引用
Slide 11
Slide 11 text
・ソフトウェアアーキテクトには主に次の8つが 期待される。 1.アーキテクチャー決定を下す 指定せず「ガイドする」ことを意識する必要ある。 Ⅲ部テクニックとソフトスキルで具体的に紹介 ・テクニック ディシジョンレコードについて紹介している。 ・コミュニケーション べきすべきを使わず開発チームとコミュニケーションするやり方を紹介している。
Slide 12
Slide 12 text
・ソフトウェアアーキテクトには主に次の8つが 期待される。 2.アーキテクチャーを継続的に分析 「アーキテクチャーの存続力」に目を向ける必要がある。 随時関わる話題は書籍で登場 パフォーマンスや可用性、スケーラビリティなど特性をビジネスと技術両面で継続 的に評価していく意識が必要ということを述べている。
Slide 13
Slide 13 text
・ソフトウェアアーキテクトには主に次の8つが 期待される。 3.最新のトレンドを把握し続ける 「アーキテクチャーには、最新の技術や業界の動向を常に把握し続け ることが求められる。」 24章キャリアパスで具体的に紹介 1日20分の時間を使って技術の幅を広げるなどのテクニックを紹介している。
Slide 14
Slide 14 text
・ソフトウェアアーキテクトには主に次の8つが 期待される。 4.決定の順守を徹底する 「アーキテクチャー決定や設計指針の順守を徹底することが期待される。」 6章アーキテクチャ特性の計測と統制で具体的に紹介 適応度関数についての説明。 コンポーネント循環度を適応度関数としてコードに組み込むことで客観的に構造 の複雑さを評価する例などを紹介。
Slide 15
Slide 15 text
・ソフトウェアアーキテクトには主に次の8つが 期待される。 5.多様なものに触れ、経験している 「さまざまな技術、フレームワーク、プラットフォーム、環境に触れてい ることが期待される。」 随時関わる話題は書籍で登場 1種類のキャッシュソフトの専門家より10種類のキャッシュソフトの長所と短所をよ く押さえる方がアーキテクトとしては価値が高いと述べている。
Slide 16
Slide 16 text
・ソフトウェアアーキテクトには主に次の8つが 期待される。 6.事業ドメインの知識を持っている 「事業ドメインに関する一定の専門知識が求められる。」 随時関わる話題は書籍で登場 ステークホルダーの説得や要件理解のためドメインの知識は技術と同様に重要と 述べている。
Slide 17
Slide 17 text
・ソフトウェアアーキテクトには主に次の8つが 期待される。 7.対人スキルを持っている 「チームワークやファシリテーション、リーダシップなど、卓越した対人 スキルを持ち合わせていることが期待されている。」 随時関わる話題は書籍で登場 Ⅲ部テクニックとソフトスキルで具体例が紹介されている。
Slide 18
Slide 18 text
・ソフトウェアアーキテクトには主に次の8つが 期待される。 8.政治を理解し、かじ取りする 「企業の政治的風土を理解し、政治をかじ取りする能力が求められる」 23章交渉とリーダシップのスキルで具体的に紹介 ステークホルダーや開発チームや他アーキテクトとどういったコミュニケーションを していくべきかを具体的に述べている。
Slide 19
Slide 19 text
・ソフトウェアアーキテクトはトレードオフがすべてだ。 書籍の中でもたびたび登場する重要ワードです。 講演や続編の書籍でも「トレードオフ」は、何度も登場します。 アーキテクチャーを決定する上で完璧なものはなく、 必ず「トレードオフ」があるということを毎回述べています。
Slide 20
Slide 20 text
Ⅱ部 アーキテクチャースタイルで 紹介したいこと ・アーキテクチャースタイルの評価表
Slide 21
Slide 21 text
・アーキテクチャースタイルの評価表 引用: https://speakerdeck.com/findyinc/modern-trade-off-analysis
Slide 22
Slide 22 text
続編も出てます Amazon.co.jp: ソフトウェアアーキテクチャ・ハードパーツ ―分 散アーキテクチャのためのトレードオフ分析 : Neal Ford, Mark Richards, Pramod Sadalage, Zhamak Dehghani, 島田 浩二: 本 弥生図書館にあります
Slide 23
Slide 23 text
・まとめ ・アーキテクトで重要なことは「トレードオフ」 ・アーキテクトは、ビジネス面、技術面含め幅広い領域の知識が 求められる。
Slide 24
Slide 24 text
参考資料リンク アーキテクチャConference2024の登壇資料一覧