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Microsoft のブラウザーの歴史的変遷
•IE11 は以前のバージョンの IE のレンダリング エンジンをほぼすべて持つ
➢IE6 (IE5 Quirks), IE7, IE8, IE9, IE10 など古い IE 向けアプリのすべてに対応することができた
➢反面、コードが巨大化複雑化し、開発や保守のスピードが低下
•機能強化・仕様追加が頻繁に起こる Web 標準に追随できない
•『過去を断ち切る』形で新しいレンダリング エンジンとブラウザーを開発した
① IE → Microsoft Edge Legacy について
•「最新の Web 標準に準拠する」ことによりブラウザー間の差異は、従来より非常に小さくなった
•一方、Chrome と Edge Legacy 間でも解釈の差異やサポートする API セットに差異が生まれ、完全
な相互運用性は確保できなかった
•モダン ブラウザーとしてデファクト化している Chrome との完全な相互運用性を取るため、レンダ
リング エンジンを Chrome と同一のものに変更した
② Microsoft Edge Legacy → Microsoft Edge (Chromium) について
Internet Explorer
Edge Legacy
Microsoft Edge
Trident
EdgeHTML
Chromium
Trident
2015 年 (Windows 10 リリース時)
2020 年
①
②
内部に旧バージョン IE の
レンダリング ロジックも
すべて持っている
HTML5 の最新仕様に
追随するための変更
モダン ブラウザーとしてデファクトに
なっている Chrome との相互運用性を
完全なものにするための変更
IE7
IE8
IE9
IE10
IE11
IE7
IE8
IE9
IE10
IE11