SoRとSoE
● SoR: System of Record
○ その名の通り、「記録」のためのシステム。
○ 入力の事前チェックの堅牢性、データ整合性の担保などが求
められる。
● SoE: System of Engagement
○ 利用者との関係を構築するためのシステム。
○ 今どきの言葉を使うとよい UX を提供するためのシステム、と
言い換えてもよい。
グローバルな整合性とユーザローカルな整合性
● SoR 的世界観ではシステム全体、あるいは連携システムも含め
た全世界(大げさ)で不整合がないことが求められる。
● 一方、SoE 的世界観ではそれを利用する利用者一人ひとりが自
分自身の世界を持っており、それがその人にとっては世界のすべ
てである。
Slide 67
Slide 67 text
グローバルな整合性とユーザローカルな整合性
● SoR / SoE 間の疎結合性や耐障害性を高めるために、基本的に
非同期、結果整合性でのアーキテクチャを検討するといいかもし
れない。
https://speakerdeck.com/a_suenami/soe-akitekutiya-number-kichijojipm?slide=16
まとめ
● アプリケーションの要求元を事業者と利用者に分け、そのそれぞ
れについてモデルを構築し、実装を考えると、それは一般に SoR
/ SoE の特性と呼ばれているものと一致する。
● バリデーション、整合性、採番、状態管理、キャッシュなどの具体
的実装について、SoR / SoE のシステム間連携をどのように行う
かの事例を紹介した。