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【基調講演】 IoTとAIテクノロジーが織りなす データ中心の世界へ 株式会社ソラコム CTO of Japan 松井 基勝 (moto) 株式会社ソラコム 上級執行役員 CEnO 片山 暁雄 (yaman) 株式会社ソラコム CTO and Co-Founder 安川 健太, Ph. D. (kenta)

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本日のハッシュタグ #SORACOM 使用例 #SORACOM の検索で、最新情報が! @SORACOM_PR fb.com/soracom.jp youtube.com/c/SORACOM_Japan instagram.com/soracom.official

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Internet of Things どんな世界を想像しますか?

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《 私が想像した世界 》 ヒトやモノや、それに付随するイベントが 有機的につながり、連携することで より良い世界を実現する未来

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世界中のヒトとモノがつながり共鳴する社会へ

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私自身、Connected Car/Homeの研究をしながら デモは作れても社会実装をするには とても課題が多すぎると感じていました

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Internet Things デバイス Cloud 知性とロジック (AI, Big data) 典型的な IoT システムと共通課題 セキュリティ デバイスの 制約 通信回線 デバイス管理 クラウド 構築と連携

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世界中のヒトとモノが繋がり共鳴する社会への道 IoTにおける共通課題を解決するプラットフォームを創ろう

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イノベーションの芽を大きく育てる土壌 プラットフォームと その役割とは?

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全部自分の手の上で 出来ると思うかもしれない

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でもプラットフォームとそのツールを使えば より速くより大きくイノベーションを起こせる DJI-AgrasによるPixabayからの画像

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SORACOMプラットフォーム “THINGS” “THINGS” SORACOM Arc: over WiFi, Ethernet, Satellite WireGuard VPNに よる暗号化通信 SORACOM Air 5G : LTE : LTE-M : 2G/3G : SIGFOX プロトコル変換 クラウド連携 お客様の IoT 基盤 閉域網接続 セキュアリモートアクセス パケットキャプチャ 管理者 データの保存・可視化 SoraCam

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欧米の事例 コネクテッドカー ヘルスケア・介護 製造 1次産業 店舗・小売 建設 金融 エネルギー 日本の事例 あらゆる業界におけるSORACOM活用事例

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ソラコムが提供するグローバルIoTプラットフォーム

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Ray Ozzie 氏 CEO & Founder, Blues, Inc. • Lotus Notesの開発を主導 • Groove Networksを設立 (後にMicrosoftにより買収) • Microsoft CTOに就任 • Microsoft Azureの立ち上げに貢献 • Microsoft Chief Software Architect (CSA)に就任 • Bluesを創業

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3GPP NTN対応の衛星事業者 Skylo社と協業 R.17 対応3GPP LPWANモジュールなら 単一SIMでセルラーも衛星通信も両方に対応! *3GPPがR17 (Release-17)にて既存のセルラーテクノロジー(NB-IoT)を利用したIoT向け衛星通信を定義 LTE-M/NB−IoT 3GPP NTN 3GPP 衛星通信サービス planNT1 <提供エリア> 北米 ヨーロッパ オーストラリア ニュージーランド

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planNT1 の動作確認の様子

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Parthsarathi Trivedi 氏 CEO & Co-Founder Skylo, Inc.

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あらゆる場所、あらゆるモノをつなぐ

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プラットフォームを組み合わせれば より高いスタート地点から始められる

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プラットフォームが 高度化すれば より速く より少ない力で ゴールに近づける

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進化 深化 SORACOMプラットフォームの 2つの “シンカ”

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世界中のヒトとモノをつなぐ プラットフォームサービスの「進化」

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片山 暁雄 株式会社ソラコム 上級執行役員 CEnO / Chief Engineering Officer

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Evolution “進化”

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サービスローンチ以来、2週間に1回のペースでの 新機能、機能改善のリリースを継続 Pace of innovation

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エンジニアリングチームの取り組み ● プラットフォーム上の回線数の拡大を想定 ○ スケールするための拡張を継続 ● 大規模IoTシステムでも安心・便利に使い続けてもらうため の取り組み コンソールの高速化 アカウントダッシュボード 詳細な料金明細表示

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SOC2 Type I 報告書を受領 ● SOC 2(Service Organization Control 2) ● 内部統制を評価するための監査レポート ● セキュリティ・機密保持に関する取り組みを評価 ● 第三者機関による監査を実施 ○ 監査法人: Ernst & Young ● 報告書の内容は確認可能 ○ ソラコムプラットフォームを含む監査で活用可 NEW!!

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生成AIによる進化

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サポートチャットボット 生成AIによるQA機能を コンソールに統合 • LLM+RAGを使ったボット • 社内では第5世代 ソラコムのドキュメントを ベースに回答 • 回答のほか、関連する ドキュメントも提示 NEW!! 今日から 使えます!!

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【セッション】Cトラック 16:30- LLMと共に進む SORACOMサポートの挑戦と効果 【公開資料】LLM+RAGを使った SORACOM Support Bot の裏側の歴史 https://speakerdeck.com/soracom/history-of-soracom-support-bot-20240321 サポートチャットボットの詳細

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• 頻繁に通信が切り替わるSIMを検出したい • SIMの位置情報と、使っている通信キャリアをマップしたい • アクティブなSIM数の推移を知りたい • Operatorの総データ使用量とSubscriber数を比較したい etc… 運用を始めたお客様の声

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• ソラコムはコンソールやAPIを提供 • SIM数が増えると問題を見つけるのが難しい • 分析したい切り口はお客様により異なる • ビジネス部門の方の活用は難しい 運用を始めたお客様の声

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SORACOMプラットフォーム上のデータを 生成AIで分析するサービス • 自然言語で問い合わせが可能 • 生成AIがデータベースの検索を実行 • 集計やグラフ化した結果を提示 SORACOM Query Intelligence NEW!! Technology Preview

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提供データベース • 通信セッション履歴 Technology Previewとして提供 • 検証目的での利用を想定 • お問い合わせ頂いたお客様に機能を提供 SORACOM Query Intelligence Technology Preview

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Web Terminal - for SORACOM Napter -

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Webブラウザからデバイスに直接接続できるターミナル SORACOM Napter Web Terminal NEW!! 今日から 使えます!!

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• デバイスにアクセスできるエンドポイントを提供 SORACOM Napter エンド ポイント 1.コンソールでエンドポイント を設定 2.ターミナルにエンドポイント を設定 3.接続 SORACOM Napter

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Webブラウザだけで接続完了 Webコンソールで接続選択 接続設定確認 接続完了 Web Terminal

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• WebブラウザだけでデバイスにSSH接続可能 • 追加のソフトウェア/プラグインは不要 • Google Chrome推奨 • デバイスは SIM or 仮想SIM • WSS(WebSocket over SSL/TLS)で通信 • ランダムポート宛のSSHでないため、ファイヤウォール 超えが容易 Web Terminal

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• 料金 • 無料 (SORACOM Napter費用は別途必要) • 対応プロトコル • リリース時点ではSSHのみ • SCP/SFTP/RDP対応など検討中 Web Terminal

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Virtual Private Gateway –VPG- 大規模な閉域IoTネットワークを実現 双方向通信も クラウド オンプレミス 通信 キャリア 工場/建設現場 店舗/支店 等 専用線 VPN VPC VPG

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Virtual Private Gateway -VPG Type-F2 -

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VPG Type-F2 第1世代 第2世代 デバイスと クラウド/オンプレミスとの 相互接続を容易に NEW!!

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VPG Type-F VX-LAN用の 設備が必要 (Gate Peer) • 設置コスト • 設定コスト • 運用コスト

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VPG Type-F2 シンプルな ネットワーク 構成が可能に Gate Peer不要

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お客様の運用コストの一例 VPG Type-F VPG Type-F2 VPGランニング費用 40,920円 49,104円 SORACOM Junction Redirectionランニ ング費用 約12,078円 不要 TGW VPC Attachment費用 不要 約8,072.4円 Gate Peerランニング費用(*1) 約24,280円 不要 Gate Peer監視費用(*2) 約5,812.5円 不要 Gate Peerの運用管理 必要 不要 合計 約83,090円 約57,176円 ※744時間/月、為替レート155円/USDの想定 SORACOM Canalでお客様のAmazon VPCに1接続する想定 *2 DatadogのインフラストラクチャーProプランの場合 *1 EC2 c5.large * 2の場合 約25,000円の減少

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SORACOM Direct デリバリーパートナー サービス名称 株式会社アット東京 ATBeX エクイニクス・ジャパン株式会社 Platform Equinix® KDDI株式会社 KDDI WVS 2 Coltテクノロジーサービス株式会社 Colt Dedicated Cloud Access VPG Type-F2も検証済み VPGとの専用線接続提供パートナー

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SORACOMの”進化”で 実現できるIoTビジネスを拡大 実現可能な IoTビジネス 実現できない IoTビジネス SORACOMの 進化 IoTの 民主化

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Working backwards from the customer ― お客様の声から逆算して考える お客様の課題や実現したい ことを聞く プラットフォームとしてどう すれば役に立てるか考える プラットフォームとして 提供すべき最小限の機能を実装 お客様にPrivate β / Limited Previewの形で提供

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カメラ映像 × クラウドでIoTの 可能性は大きく広がる、しかし

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世の中にはIPネットワークにはつながるけど クラウドまではつながってないカメラが沢山 インターネット クラウド

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むしろインターネットにつながっている カメラは大きなリスクな可能性も USで458,000、UKで250,000のIPカメラがデフォルトの パスワードでインターネットに -- CyberNews https://cybernews.com/security/millions-ip-cameras-exposed/

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SORACOM Relay: 1. 動画リレーをリクエスト 2. RTSPで動画リクエスト 3. 動画ストリーミング 4. クラウドAPI 呼び出し SORACOM Relay RTSP カメラ SORACOM Air/Arc の安全な通信路を活用して 既存のIPカメラを追加ソフトウェアなしでセキュアにクラウド接続

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鶴巣 亨輔 氏 クラリオンライフサイクルソリューションズ株式会社 R&D Advanced Technology, Manager

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SORACOM Relay: リザーブドリソースプラン オンデマンド リザーブド オンデマンド(デフォルト) • セッション起動時に随時リソースを割り当て • 利用時間に基づく従量課金 リザーブド • 専用リソースを確保して起動時間を大幅短縮 • キャパシティに基づく定額課金

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RTSP カメラ SORACOM Relay モーション検知機能 SORACOM Relay SORACOM Harvest Files & Data ソラカメ モーション検知した フレームの静止画 モーション検知した フレームの静止画 動画 NEW!!

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世界中のヒトとモノをつなぐ プラットフォームサービスの「進化」

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繋がるヒトとモノを共鳴へ導く プラットフォームサービスの「深化」

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Intranet of Things Intranet of Things Intranet of Things Intranet of Things 目指すビジョン データとそこから生まれる知を 共有しあう世界 世界中のヒトとモノが共鳴する社会 Internet of Things

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真のIoTの実現に向けての「深化」 SORACOM Query SORACOM Harvest 各種機器やセンサー 店舗や住宅 各種乗り物 カメラや映像デバイス SORACOM Relay 実世界に接する機器 SORACOM Harvest Data Intelligence SORACOM Lagoon SORACOM Napter

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松井 基勝 株式会社ソラコム CTO of Japan

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SORACOM 生成 AI への取り組み 2023年7月 - Harvest Data Intelligence 発表 - 松尾研究所と共同で「IoT × GenAI Lab」設立 2023年12月 - SORACOM Support Bot 提供開始 ×

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デバイスの入出力 x ドメイン知識 x 生成AIで IoTのビジョンに近づける AI IoT × GenAI Labの取り組みで見えたこと: デバイスの入出力 × ドメイン知識やデータ × GenAI = IoTのビジョンへの近道

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一方、デバイスの入出力、各種データソース、AIとを 繋いでアプリケーションを作るのは容易ではない AI 点と点を繋ぎデータの流れを定義できたら 誰もが高度なIoTアプリケーションを構築できる?

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SORACOM Flux: デバイス・AI・クラウド間の データの流れを自在に制御してIoTアプリケーションを構築 データの 流れの定義 センサーやモニタリング機器 外から駆動可能なデバイス カメラや映像デバイス クラウドサービス 外部データ 通知サービス AI プロンプト 今日から 使えます!!

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例:リスクのある環境での 防護器具の着用状況を監視する

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データの 流れの定義 AI プロンプト センサーやモニタリング機器 外から駆動可能なデバイス カメラや映像デバイス クラウドサービス 外部データ 通知サービス GPT-4oでヘルメットを 被っているかどうかチェック 3a パトランプを 点灯 3b 警告を通知 通知サービス 危険エリアのカメラが 人を検知 SORACOM Flux: デバイス・AI・クラウド間の データの流れを自在に制御してIoTアプリケーションを構築

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SORACOM Flux デモ ― Flux アプリケーション

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例:新たな要件が追加 緊急性のある状況を検出・通知したい

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SORACOM Flux ― 既存の Flux アプリケーションを更新

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ローコード IoT アプリケーションビルダー • デバイスから送信されたセンサーデータ、カメラ から送信された画像に対して、ルールを適用 • 複数のデータソースや生成 AI を組み合わせて 分析/判断 • その結果を通知したり IoT デバイスの制御に反映 • これらを複雑なコーディングなしで実現 SORACOM Flux NEW!!

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SORACOM Flux アプリ、開発のTips 複数の AI の組み合わせ • 従来ML(物体検知)や軽いモデルを使っての条件分岐 →必要に応じて高度なモデルで深掘り • Relay によるモーション検知も有用 生成 AI からの出力は基本的に JSON で行う • システム間の連携がしやすいため 外部システム連携 • Webhook を経由してカスタムロジックを実行 →自社システムや外部 API サービスなどを活用

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SORACOM Flux、今後のロードマップ • SORACOMプラットフォームサービスと連携強化 • アクションやイベントソースの拡充 • Flux に送信されたデータを活用 • 外部サービスとの連携強化 • 各種クラウドサービスとの連携 • 各種 API サービスを Flux から利用可能に ぜひフィードバックをお待ちしています

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Try! SORACOM Flux キャンペーン • 7月中に SORACOM Flux を試した(※)方に、 もれなく200 クレジットをプレゼント (※ 7/31 23:59 UTC の時点で1つでも Flux app が存在すること) • さらに SORACOM Flux に関するブログ記事を執筆し ていただけた方に、追加で 400 クレジットをプレゼ ント (※応募フォームは後日ご案内)

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夜空に想い想いの星座を描くように 皆様がアイデアを形にしていけますように

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進化 深化 SORACOMプラットフォームの 2つの “シンカ”

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真のIoTの実現に向けた、さらなる深化 各種機器やセンサー 店舗や住宅 各種乗り物 カメラや映像デバイス 実世界に接する機器 SORACOM Query SORACOM Lagoon SORACOM Harvest SORACOM Napter クラウド サービス 外部 データ 通知 サービス 生成AI SORACOM Harvest Data Intelligence Unified Endpoint SORACOM Flux NEW!! SORACOM Query Intelligence NEW!! SORACOM Relay モーション ・物体検知 NEW!! Web Terminal NEW!!

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世界中のヒトとモノがつながり共鳴する社会へ