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Nagiosについて語ってみる話 2024年6月19日 Shuma

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自己紹介 名前:Shuma
 現職:大阪の自社開発企業でインフラエンジニア (インフラエンジニアですけどなんでもやってます。) 技術:AWS、GCP、(他インフラにかかわるもの)とPHP
 経歴:外食企業で正社員→アルバイト→インフラエンジニア HackBarに生息してます。
 現在IT業界では2社目です。

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あなたはどっちで呼ぶ? そもそも Nagios はどのように読む・発音するのでしょうか?
 
 巷ではどうも「ナギオス」派と「ナジオス」派で呼び方で揉めてるみたいです。
 
 公式サイトでは「ナギオス」が正しいらしいです。

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Nagiosとは? ● 概要: オープンソースのネットワークおよびシステム監視ツール ● 監視可能なサービス : ○ SMTP、POP3、HTTP、NNTP、ICMP、SNMP、FTP、SSH ○ サービスの可用性、ホストのパフォーマンス、エラーログの監視 ○ CPU負荷、ディスク使用量、システムログの監視 監視の詳細 ● ホスト監視: ネットワークデバイスやサーバの稼働状態を監視 ● サービス監視: ウェブサーバ、メールサーバなどのサービスが正しく動作しているかをチェック

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Nagiosの歴史 1996年: Ethan Galstadによって「ping」を送信する単純な MS-DOSアプリケーションとして開発 1999年: 「NetSaint」としてオープンソースプロジェクトとして公開 2002年: 商標問題により「 Nagios」に改名 2024年: 現在までバージョンアップと機能拡張が続いている

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Nagiosの特徴 ● メリット ○ 安定性: 長年の使用実績があり、信頼性が高い ○ 柔軟性: プラグインを使って多様な監視が可能 ○ コミュニティサポート : 質問やトラブルシューティングのためのリソースが豊富 ○ Linux環境で運用が可能 ● デメリット ○ 初期設定が複雑 : 設定ファイルが多く、初心者には難しい ○ UIが古い: 最新のWebインターフェースと比べると見劣りする ○ スケーラビリティの課題 : 大規模な環境でのパフォーマンスが劣ることがある

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使用事例 私の一社目での中小企業の ITインフラ監視 社内拠点間事務所ネットワークルータ( YamahaRTX830) →ping(パケットロス、往復平均値、SNMPトラップ値、SNMPトラップ値) トラブルシューティング : Nagiosで検知した異常を基に、 tcpdumpで詳細なパケットキャプチャを 行い、問題箇所を特定 案件先の社内共有ファイルサーバ     →ディスク使用量監視、プロセス監視、ポート監視 (137/138/139番ポートなどのリッスン確認)    主に、障害検知後のアラート通知がメールか SMSで上長のみに連絡がきて深夜対応等をした経験あり   まし た。

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まとめ Nagiosの評価 ● 信頼性: 長い歴史があり、幅広い環境で導入実績がある ● 柔軟な設定: カスタムプラグインやエクステンションにより、複雑な監視要件にも対応可能 ● コミュニティ: オープンソースのため、ユーザーコミュニティが活発で情報共有が盛ん 今後の展望 ● 改善と発展: 新機能追加や既存機能の改善により、さらなるユーザビリティ向上が期待 ● 他ツールとの連携 : 最新の監視ツールやクラウドサービスとの統合を視野に入れるべき

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参考文献 Nagios公式サイト Nagios Open Source | Nagios Open Source Nagios日本語ドキュメントサイト Nagiosプラグイン (fm4dd.com) Wiki Nagios - Wikipedia Stackexchange What is the correct pronunciation of Nagios? - Server Fault

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