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図 3.5 五感まるごと能登づくしといちご園の入込客数
(出所:能登町役場ふるさと振興課)
それに対し、イベントは土曜日と日曜日の 2 日間の開催であった。よって、農家の方は
農園の来場者の対応があることから、イベントでは、町と農家の方の協同作業や一体感と
いったものは感じることがなかった。また、イベント開催による効果が確認できるような
取り組みができなかったことが反省点として挙げられた。例えば、イベント来場者にいち
ご園の入園料、関連商品の割引券を配布し検証、入園料の割引券については平日限定にす
ることで、
安定した入園者を図ることができればよかったとの声が上がった。
そのほかに、
2012 年 11 月 27 日(火)~12 月 10 日(日)の 2 週間、サークル K サンクスとのコラボ
で「能登町産」という文字を入れたパッケージで、赤崎いちごシャルロットの販売も行っ
ていた。
次に、ふるさと振興課からみた赤崎いちご農家の課題について述べていく。課題は、農
家の高齢化、後継者不足による農家数、農園面積の減少であった。それに加え、図 3.5 よ
り、赤崎いちご園の入込客数も五感まるごと能登づくしのイベント終了後の 2014 年を境
に年々減少した。2020 年には 1,000 人にまで落ち込んでいる。また、赤崎いちご園は複数
の農園から形成されているが、いちごの摘み取り予約や受け入れは個別で実施しているた
め、いちご園全体の状況を把握することができないことが問題点である。ネット予約など
もなく、来園者が直接各農家へ確認をとる必要があるのが現状だ。就農については、能登
町では、就農を希望する人と農家のマッチングへの取り組みはなかった。しかし、石川県
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五感まるごと能登づくし いちご園