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品質よもやま話 #13:SIとは異文化コミュニケーション LOVE会スピーチ 2020年5月21日 中野康雄

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全社PMOで 参考書籍を紹介

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最上段で お勧めしている この本 PMを志す方に 是非お勧め

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先の本の著者 広兼修氏と Zoom面談する 機会を得た 株式会社フュージョン 代表取締役社長 広兼 修氏

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SBU荒(ぶる)井さんが 同窓のご縁で繋いで頂いた 荒井さん ありがとうございます!

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全社PMOの取組事例の共有 非常に勇気をもらえた

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様々な議論の中で 非常に印象的だったこと

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SIのプロマネがなぜ難しいのか?

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ユーザー側の支援をされていて 改めて思われたことは

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ユーザーもベンダーも お互いの立場や文化の違いに 理解が極めて薄いことだったそうだ

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なるほど

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ベンダー側 「納期は絶対です!( ー`дー´)キリッ」 ユーザー側 「本当に無理なら調整するで。 それよりも無理やり期日押し込んで システム品質の悪いものをリリースして 現場を混乱させることのほうが 1,000倍辛いわ・・・早く言ってよ」

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ベンダー側 「ご要求のシステムイメージは大体OKですね! ではこれで発注決裁お願いします!」 ユーザー側 「おいおい、こんなシステム仕様丸出しな資料 で稟議通せるわけないやろ。 ITよくわからない上司や役員に どうやって説明させるつもりやねん・・・」

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逆のパターン

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ユーザー側 「要件定義終わったんで もう僕ら仕事ほとんどないですよね?」 ベンダー側 「おいおい、要件定義終わったぐらいで システム作れるわけないやろ・・・」

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ユーザー側 「請負契約だから、多少途中の期間延びても コストは一緒ですよね?」 ベンダー側 「おいおい、それはそっちの都合やろ。 人を自由に出し入れできるわけないやんけ。 期間延びた分だけ費用かかるの 当たり前やがな・・・」

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ときに狡猾な確信犯も いるのは確か

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ただ多くの場合 単純に相手の文化や作法 価値基準を知らないことが多い

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立場が変われば 文化や価値基準が変わる 優先順位が変わる 判断基準が変わる

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相手が自分と違うことが わかっていれば 話し方、段取りの仕方は 変わってくるかもしれない

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どう違うかがわかっていれば もっと仕事がしやすくなるかもしれない

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「カルチャーマップ」 というものをご存知だろうか?

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https://plus.alc.co.jp/2018/01/meyer/ ビジネスコミュニケーションに 文化の違いがどう影響するかを分析して 可視化したもの カルチャーマップ

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https://plus.alc.co.jp/2018/01/meyer/ カルチャーマップ:日本の場合→対局的なのが特徴

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https://plus.alc.co.jp/2018/01/meyer/ カルチャーマップ:誤解が多い例:アメリカの「評価」 直接的な表現が好まれると勝手に勘違いし ネガティブな事を言い過ぎると気分が害される

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“カルチャーマップは自国の位置を確認し、 自分の文化の特徴を理解するためだけのものではない。 一緒に仕事をする相手が、どんなビジネス文化を持ち、 自分とどのように異なるスタイルを持つかを予測することで、 自分の力を効果的に発揮したり、 トラブルを回避したりする手助けとするためにもある。” https://plus.alc.co.jp/2018/01/meyer/

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外国人と働くなら 文化が違うことは誰でもわかる

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会社や立場が違うことも 同じ様なものだと考えたほうが良い

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現場部門 vs 情シス 弊社 vs パートナーさん 技術 vs 営業 現場 vs コーポレート PM vs メンバー エンジニアvs デザイナー コンサル vs エンジニア BPさん vs 弊社 PM vs 上司、会社 PJ vs PMO SIビジネスは異文化コミュニケーションの「るつぼ」

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多忙になり余裕がなくなると 文化が違う ということを忘れがち

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熟練者のレビューが有効な理由は より多面的な視点を持っていることを 期待されているから

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異文化に興味を持ち 相手の文化や価値基準を 理解する努力をしてみよう

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ただ自分と異なるものも 無理に共感する必要もない

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私はお肉が大好きなので ヴィーガンになりたいとは思わない ヴィーガン:完全菜食主義者

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でも別に ヴィーガンを否定しようとも思わない

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ただ一緒に食事をするなら レストランは配慮してあげるだろう

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そうした小さなひと手間を 惜しまないことが 信頼に繋がっていくのではないか?

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あくまで安易な迎合ではなく 相互理解による相互尊重

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B2Bビジネスにおける本質は この異文化の越境にある

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より積極的に 異文化を理解しよう 自分と異なる世界にこそ 興味を持とう

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緊急告知

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【勉強会】私の当たり前があなたの摩訶不思議!? SIにおける異文化入門 ~越境するためのプロジェクトの歩き方~ ユーザー企業 vs ベンダー プライムSI VS 二次請けベンダー 現場部門 vs 情シス 弊社 vs パートナーさん 技術 vs 営業 現場 vs コーポレート PM vs メンバー エンジニア vs デザイナー インフラEng vs アプリEng コンサル vs エンジニア BPさん vs 弊社 PM vs 上司、会社 PJ vs PMO これらの文化や価値基準の 具体的な違いは何なのか? 言語化に挑戦 6月中旬開催 別途アナウンスします

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より積極的に 異文化を理解しよう 自分と異なる世界にこそ 興味を持とう

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早く行きたいなら、一人で行け 遠くまでいきたいなら、みんなで行け by アフリカのことわざ

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